2026年6月 6日 (土)

学士会館建て替え中    #学士会館 #学士会館建て替え 

Dsc_38522_copy_1422x1136 神保町の「学士会館」が建て替え中ですよね。裏手のビルと共に再開発する予定のようで、旧館を残しながら裏に高層ビルを建てるという、近年ときどきあるスタイルでのリビルド・プロジェクトのようです。

Dsc_38532_copy_1256x815 まあ、伝統ある古典的なスタイルの保存が成されることに関して、まずはめでたいですね。

Dsc_38542_copy_1136x856 これ、曳家(ひきや)の技術を使って動かすんだそうです。前を通る白山通りを拡幅しなくてはいけないので、後ろに約7m移動させるのだとか、びっくりですね。

Dsc_38552_copy_912x1188 1928年に竣工したそうなので、もうすぐ築100年だったのですね。いやー、素敵な佇まいであります。しかも学士会館ってだけあって、「お堅い」感じが漂っております。

Dsc_38592_copy_889x941 工事の表示板を見ると、今年の11月1日の着工で、2030年10月31日の完成予定です。

Dsc_38582_copy_738x1191 おお、こういう感じに、レトロな建物の後ろに高層ビルが建つという「歌舞伎座方式」なのですね。

Dsc_38632_copy_1177x822 裏側から見ると、後ろのビルも取り壊され、すっかり更地になっておりました。

Dsc_38642_copy_751x581 学士会館の裏側が見られるのも、今だけの珍しい光景ってことですね。しっかり見ておきましょうぞ。

Dsc_38572_copy_824x1141 このように「保存して残しながら建てる」方が何倍も面倒だと思いますが、多くの人の思いが結実したのでしょうね。ありがとうと言いたいです。ブラボー!です。

Dsc_38562_copy_755x1061 ここは2003年に国の登録有形文化財に、2025年に東京都指定登録有形文化財になっているそうです。工事完了後にまた訪れてみたいものです。

 

 

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2026年6月 5日 (金)

「ONE CREATURE 無数の個性、ひとつの生きもの。」:森保ジャパンの映画です    #ONECREATURE #無数の個性ひとつの生きもの #サッカー日本代表 #サムライブルー #森保一 #FIFAワールドカップ

Onecreature いよいよFIFAワールドカップ2026北中米大会まで1週間ってことで、本日公開されたサッカー日本代表のドキュメンタリーが、『ONE CREATURE  無数の個性、ひとつの生きもの。』です。なんかタイトルもポスターも、サッカー日本代表の映画だと気づいてもらえなそうで、スルーされちゃうのが心配です(マイナーなSFかと思っちゃいそうですよね)。

作品は良くできたドキュメンタリーになっていました。日本代表の活躍を願う一人として、面白く観られました。2022年カタール大会から3年半ちょっとの森保ジャパンの軌跡を、過不足なく描いています。選手および関係者へのインタビューや、初めてお目にかかる映像が多く、そこはやはり(テレビではなく)映画ならではってところ。

映画ならではってことでいうと、やはりスクリーンの大きさが生む試合映像の臨場感とか、ボールを蹴る音の迫力とかが、テレビとは全然違っておりました。TOHOシネマズ新宿の中では小ぶりな(100人未満の)スクリーンで観たのですが、それでもクリアな映像の大きさは新鮮な驚きでした。

主役=森保一って感じがありますが、もちろん選手たちもそれぞれの顔と思いを披露しています。三苫薫へのインタビューがけっこう多めに使われているのが、当然ではあるものの、ちょっと辛いですね。 守田英正もかなり出ていたし、改めて必要な選手だと思いましたが、返す返す残念なメンバー外です。

一方で、伊藤純也とか伊藤洋輝とか田中碧とか谷口彰悟とか、ほとんど出て来ないメンバーもかなりいました。まあ、1時間58分の映画の中ではしょうがありませんが、ちょっとメリハリつき過ぎかなあ。 なので今大会終了後に、この大会を総括する『ONE CREATURE Part2』が観たいなあと思いましたよ。 

 

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2026年6月 4日 (木)

「ザ・フー アメイジング・ジャーニー」(2007年):正統的The who伝    #ザフー #アメイジングジャーニー #TheWho 

Amazingjourney 『ザ・フー アメイジング・ジャーニー』(2007年)は、The Whoの歴史を追った正統的ドキュメンタリー。メンバーの生い立ちから、製作当時の2007年までを時系列に描いていきます。

2007年当時のピート、ロジャーをはじめ多くの関係者やアーティストたちへのインタビューを多用しながら、伝記的に構成しています。なので、尺の関係も含めて、曲の演奏シーンはブツ切れになっています。まあ、それを楽しむ映画は、ほかにありますからね。これは、ザ・フーってバンドがどういうバンドで、どういう歴史をもっているのかを解き明かし、多くのインタビューで裏を取ったような作品ですから。

知っていることが多かったけれど、中には初めて知ることもあり、まあ、そこが本作の値打ちです。ステージ上でのギター破壊は、現代美術の文脈とつながっていたのですね。

「トミー」から、ロジャーはザ・フーのボーカルとして覚醒したと聞いて、ああなるほどと思いましたし、『マイ・ジェネレーション』の間奏のベースのカッコ良さを多くのアーティストが絶賛しているのには、激しく同感いたしました(多くのアーティストが映画『トミー』をけなしているのは、ちょっと意外でしたが)。

ピート・タウンゼントが、「他の3人はそれぞれ天才だが、ロジャーはただの歌手だ」と言う場面があり、「うわー、それを言っちゃあおしめえよ」と思いました。「他の3人はキチ○イだけど、ロジャーは割とまとも」って気もいたしますけどね。でも、天才というものは、そういうものでしょう。

この作品、2008年に日本で公開されている(東京では渋谷のシアターN )ようなのですが、大江戸は観た記憶がありませんし、当ブログにも残っていません。たぶん地味過ぎる短期間公開で、逃がしちゃったんでしょうねえ。今回の再公開で、観られて良かったです。

 

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2026年6月 3日 (水)

「くらべて、けみして 校閲部の九重さん」    #くらべてけみして #校閲部の九重さん #校閲 #こいしゆうか 

Dsc_38963_copy_674x913新聞広告を見て、「おお!」と思い、すぐ買って読みました。新潮文庫から出た『くらべて、けみして 校閲部の九重さん』は、あっさりしたタッチのマンガです。「こいしゆうか」著。

いやー、面白かった。この手の世界は好物なのです。石原さとみが出ていたドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』も見ていたし、ちょっと違うけど、辞書作りを描いた『舟を編む』は、小説、映画、ドラマそれぞれに素晴らしかった。で、本作は新潮社校閲部の皆さんに取材して描かれた作品なので、リアルかつディープに校閲の世界を覗き見ることができるのです。ただただ感心して、頭が下がります。

名セリフの宝庫でしたーー

「読んじゃいけないのよ」、「百年後に残す一冊を作っていくという意志よ」、「僕ら校閲と作者はゲラで戦うんだから」、「文は人そのもの」、「今日一言も声を発してないわ わたし」、「言葉の海を見渡さなきゃ」などなど。

そもそもこのタイトルは「校(くら)べて」「閲(けみ)して」ってことで、つまりは校閲なんです。 街で誤字に出会ったら、その写真を撮って集めているという校閲さんがいたりして、うーむ、病膏肓(やまいこうこう)というか、そういう性(さが)なんでしょうね。大江戸としては、好感しかありません。既に2巻目も単行本で出ているようなので、入手しなくっちゃです。

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2026年6月 2日 (火)

和田堀給水所2026年5-6月の様子    #和田堀給水所 #代田橋 #歴史的建造物

Dsc_38882_copy_1057x1062 4月にご報告したばかりの和田堀給水所ですが、その際「完了予定=令和8年5月19日」となっていたので、その二日後の5月21日に見に行ったら、表示板はそのままでした。でも工事は完了してなかったので、本日改めて見てみました。

(4月の記事はこちら ↓ )

和田堀給水所2026年4月の様子    #和田堀給水所 #代田橋 #歴史的建造物 : 大江戸時夫の東京温度

Dsc_38432_copy_1185x880 すると、その部分が修正されていましたねえ。今度は「9月2日」の完了予定です。まあ、過去から何度となく延期になっているので、あと三ヶ月で完了するのかどうかは定かでありませんが…。

Dsc_38442_copy_1531x1065 完成予想図も貼られていました(これは以前からあったようですが)。左に第二配水ポンプ所、右に2号配水池ということで、東側から見た絵になりますね。ポンプ所の後ろに、あの「世田谷のコロッセオ」があるわけです。

Dsc_38412_copy_1305x979 ポンプ所の建物はまだできていません。ここの白フェンスの後ろ側にできるはずなのですが、そうなると手前のレトロな2棟は当然取り壊しなんでしょうね。移築などはないのかなあ?

Dsc_3837_copy_1600x1200 南側の石垣の上から等の上部がちょこっと見えます。そして北側(京王線の線路側)からも。

Dsc_38902_copy_1127x792 4月と較べて、少し見やすくなっております。ああ、やっぱり偉観ですね。階段部分の緑も、いい味出してます。

Dsc_38942_copy_1600x1200 手前のショベルカーの位置や土の山の位置も、4月とは異なっておりますね。

Dsc_38462_copy_1600x1200 代田橋駅の踏切側から見た第二配水池の建物。

といった具合です。最後の写真の右手奥では、数年かけて大原稲荷神社の移設&新築工事が行われているのですが(この下に、昨年の記事 ↓ )、その続報はまた別の機会に。

大原稲荷神社移設工事中    #大原稲荷神社 #代田橋 #京王線高架化 #神社の移設工事: 大江戸時夫の東京温度

 

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2026年6月 1日 (月)

「廃用身」:重くて深い問題作    #廃用身 #久坂部羊 #染谷将太 #吉田光希 

Haiyoushin 映画『廃用身』は、医師兼小説家である久坂部羊のデビュー小説(2003年)の映画化。変異センセーショナルなのではなく、何とも重い問題作です。問いかけの重さからすると、十年二十年に一本級かも知れません。

身体に関する問題があって、それを医療、看護、介護の面から見ても有益な解決法があって、それが患者本人にも周囲の人にも社会にも良い影響を及ぼす…というこの「Aケア」に、作品前半で小生も「賛同」の思いを抱きました。染谷将太の医師が言うことには、それだけ説得力がありますし、別に彼はマッドドクターではなく、「判断基準」5か条を設けるなど、極めて真っ当な気がします。ただ、「なんとなく」の倫理的胸騒ぎが起こることも確かですし、これが自分だったら、家族だったらというときに、まだ世の中に広がる前の段階だったら、多少腰が引けることもありそうですよね。映画を観て、これだけ深く考えてしまう命題を与えられるのも、なかなかないことです。

ただ、後半~終盤になっていくと、いろいろ物語を終わらせるための仕掛けが発動して、リアルさが薄れたり、特殊な例過ぎたり、いかにもお話だよねって感じになっていきます。まあ、小説とか映画としてはしょうがないところですが、ここがもっとうまくいけば更に傑作になったのに、とも思います。でも、大いに評価すべき力作です。もし実際にAケアが行われた場合には、家族や周囲の人たちからの「見えない圧力」が問題になるでしょうね。つまり、安楽死の場合と同じことです。 

監督は吉田光希(こうき)。大江戸は知らなかったのですが、非商業映画的な所で映画作りを続けていて、各国の映画祭にも出品したり受賞したりしている方です。本作でも、正統派のそつがない演出力を見せております。これからは、「『廃用身』の吉田光希監督」と呼ばれるようになるのでしょうね。

 

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2026年5月31日 (日)

W杯壮行試合、日本1-0勝利    #サッカー日本代表 #サムライブルー #吉田麻也 #日本対アイスランド #FIFAワールドカップ 

サッカー日本代表のFIFAワールドカップ前、国内最後の壮行試合=日本対アイスランド@MUFGスタジアムをTV観戦。

・吉田麻也、思ったより現役感強かったし、まだまだ優秀。12分ぐらいでピッチを去るときの、両チームメンバーによる「ゲート」(花道)で一時中断も、代表戦で初めて見たと思います(最近の流行りですね)。

・やはり三苫がいないと、左サイドの「あと1枚足りない」感がありますねえ。なので、鈴木淳之介を見たかったなあ(26人中22人しか試せないレギュレーションだから、しょうがなかったですけど)。

・ケガあがりの遠藤、冨安、板倉らが問題なく使えそうなので、ほっとしました(まあ、遠藤はこれから調子を上げないといけませんけど)。特に冨安は700数十日ぶりの代表だというのに、さすがって感じ。

・遠藤航の次に代表キャプテンを務めるのは、誰になるのかなあ?

・過去の例を見ても、W杯直前があまり調子良過ぎると本番でうまくいかないことが多かったので、これぐらいの辛勝でちょうどいいのかも知れませんね。

・小川航基はやっぱり決定力あるなあ(おかげで町野が落ちちゃったわけですが)。本番でもお願いします。

・塩貝の強さ(体も気持ちも)、良いねえ。

・テストマッチとはいえ、攻めの手詰まりを見てると、やっぱり守田英正は欲しかったなあ。

・アイスランド選手の手に当たっていても、体より大きくなっていても、VARからハンドと認められない場面がありましたが、ほんとにハンドの基準って難しいですね。

・「飲水タイムが3分になって、監督による作戦支持が可能」とか「交代の10秒ルール」とか「VAR適用事象の拡大」とか、今回のワールドカップからの新ルールがいろいろあるようで、そこらへんにも注目ですね。

・試合後のセレモニーに、澤穂希さんと共に、なでしこジャパンの清水梨沙、長野風花、谷川萌々子らが駆けつけておりました。サポ席前の記念撮影にも加わっておりました。

いずれにしても、開幕戦まであと12日、日本の初戦まで15日。 いよいよですねえ。

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「箱の中の羊」:意図が曖昧が失敗作    #箱の中の羊 #是枝裕和 #綾瀬はるか #大悟 

Sheepinabox 映画『箱の中の羊』は、近未来設定のSF。是枝裕和監督のフィルモグラフィーの中でも異色なのですが、大江戸としては失敗作だと感じました。

投げかけるテーマは、今日性に富んでいるし、あくまでも「家族」に目を向けているのも是枝監督らしいのですが、結末をはじめ映画としての料理の仕方がこれまでのようには成功していないと感じました。

そして小生の場合、最後まで綾瀬はるかと大悟のキャスティングがしっくり来ませんでした。まず綾瀬に関しては、「いつも通り」の綾瀬はるかであって、建築家には見えませんでした。建築家という「知力のかたまり」みたいな職業の人物の気配や話し方ができていないのですよね、というか無理なキャスティングです。同年配でも満島ひかりとか戸田恵梨香とか安藤サクラなら、演技力でねじ伏せたと思うのですが…。 一方、大悟に関しても「褒めすぎるほどのことはない」と思いました。それよりも、世界の人々は「どういう意図で、こんな犯罪者みたいな怖い顔の男をこの役に選んだんだろう?」と思うんだろうなあと気になりながら観ておりました(まあ確かに、警察官が捕まえたくなる顔なんでしょうけど)。

(以降少々ネタバレあり) 後半の、ヒューマノイドの子どもたちがつるんでどうのこうのとか、終盤の彼らが森でどうのこうのとかが消化不良で、意図するところが曖昧に思えました。 

ああ、そして、田中泯の無駄遣いですよねえ。

 

 

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2026年5月30日 (土)

「あじさいの歌」:名コンビの王道的作品    #あじさいの歌 #芦川いづみ #恋する女優芦川いづみ #石原裕次郎 #神保町シアター 

Ajisai 神保町シアターの特集「恋する女優 芦川いづみ」で、『あじさいの歌』(1960年)を初めて観ました。原作は石坂洋次郎で石原裕次郎と芦川いづみの共演作なので、『乳母車』『陽のあたる坂道』『若い川の流れ』『あいつと私』『若い人』と合計6本。まあ、テッパンなわけですね。

で、いかにも裕次郎らしい快活男子、いかにも芦川さんらしい無垢な令嬢の二人に、東野英治郎の頑固親父だとか轟夕起子の堂々たるおばちゃんとかが絡んできて、あれやこれやあるっていう、当時の日活の王道的作品。芦川さんも、イノセントだけど芯はしっかりしているお得意の役で、かわいらしいったらありゃしません。

轟夕起子がらみだとか、中原早苗と小高雄二がらみだとかで、ちょっとめんどくさい展開もあったりしますが、最後にはまあまあ丸く収まるという他愛のなさも愛すべきものでしょう。北林谷栄と殿山泰司の使用人夫妻が、コメディリリーフとして効いてますし、轟と大坂志郎の掛け合いもかなり笑えます。大坂志郎って、こういう情けない役をやらせたらピカイチですね。

それにしても、偶然出会っちゃうことが多過ぎだろっ! 原作もそうなんですかねえ?

1960年当時の清洲橋が見られるのも貴重ですね。清洲橋やあのあたりの眺めは、今とあんまり変わらない感じですねえ(もちろん高いビル、大きなビルは少ないのですが)。

Dsc_38292_copy_715x888 最終週の4作品は、みんな過去に神保町シアターで観たものばかりなので、今回の特集はこれで打ち止めです(未見作を8本観ました)。これで小生が鑑賞済みの芦川いづみ作品は、39本となりました。それでもまだ70本ぐらい残っているはずなので、道のりは長いのです。神保町シアターさん、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

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2026年5月29日 (金)

「ミステリー・アリーナ」:荒唐無稽にも程がある    #ミステリーアリーナ #堤幸彦 #唐沢寿明 #MGM映画

Mysteryarena 映画『ミステリー・アリーナ』は、かなりアクの強い娯楽作。小説が原作で、クイズ番組が舞台ってことで、1週前に公開された『君のクイズ』との共通点もあります。

でも、出来に関しては明らかにこちらの負け。奇想天外すぎる設定というか、ちょっとバカバカしい思いがして、乗れなくなってしまうあたり、堤幸彦監督の失敗作によくあるパターンです。荒唐無稽にも程がある。昔の堤さんはかなり好きだったんですけどねえ。

(以降ネタバレあり)  だって、不正解だった回答者が拉致連行されて・・・なんて、「そんなバカな」(『カイジ』かよっ!!)ですし、私設軍隊みたいな銃を持った連中が普通に出て来ちゃうし、そもそもクイズの司会者(アフロ!)である唐沢寿明が、スポンサーである大企業グループの社長でもあるなんて、ムチャクチャです。あまりにリアリティがなくて、「中学生が書いたような脚本」と言ってしまうと、中学生に申し訳ないでしょうか…。

それにしても「賞金100億円」(繰り越し分含む)って、どんだけー! 2006年の規制撤廃により、それまでの「1回につき最大100万円」「最高1000万円」といった景品表示法の上限がなくなったとはいうものの、そして絶対渡すつもりはなかったのでしょうけれど、それにしてもねえ(小学生が「100兆円賭けるか?」とか言うようなもんですね)。

唐沢さん、好感度ゼロというか、むしろマイナス100ぐらいのアフロ司会者を、よく引き受けましたね。彼の好感度まで落ちてしまうのでは?と心配になりましたよ。まあ、悪役演技としては成功なのかも知れませんが。

この作品、製作が「Amazon MGM Studios」なんで、冒頭の松竹マークの後にあのライオンマークが出るんですよね。びっくり!

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