2019年8月24日 (土)

グランドシネマサンシャインでIMAX「ダンケルク」!   #グランドシネマサンシャイン #IMAX #ダンケルク #クリストファーノーラン

_20190823_205644406x594 7月19日に開業した池袋の「グランドシネマサンシャイン」、初めて行ってまいりました。現在国内最上級の設備と内装を誇るシネコンとの評判ですが、小生はまだ足を運んでおりませんでした。ところが、岩手在住の友人(というか先輩)が、ここのIMAX(アイマックス)スクリーンで特別上映される『ダンケルク』を観るためだけに上京するとのことで、「なかなかない機会だから」と合流することになったのです。

Dsc_3722800x450 以前のシネマサンシャインよりも奥まった所にあるビルの上層階(たしか4~12階)にある劇場。エントランスまでにゲーセンを突っ切らないといけないあたりがブクロなんですけど、劇場内は他のシネコンと比べても落ち着いてゴージャスな雰囲気の内装。でも外観は、映画館だということがほとんどわからないようなビルです。もう少しちゃんと看板とかサインとか出した方がいいのでは?

_20190823_205728800x555 館内はブラウンを基調とした、大人っぽいデザイン。クラシカルな部分も多く、そしてエスカレーターの壁面には、映画史を彩った名作映画のポスターがずらり。いやー、いいですね。ただ、最上階のIMAXスクリーンに到着するまでは(エスカレーター移動だと)結構時間がかかるので、時間に余裕を持って劇場に着くようにしてくださいね。

Dsc_37261024x576 IMAXのロビーはガラス窓と天井に囲まれていて、そのガラス天井に映像が映っていて、色や形がどんどん変化していきます。かっけー! でも今回の上映は夜9時からだったのですが、これ昼間はどうなってるんでしょうねえ?

 

_20190823_205841800x563 で、『ダンケルク』。公開時に2回観ております(2回目はTOHOシネマズ新宿のIMAXで)。その時の記事はこちらの二つ↓

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2017/09/post-d4f0.html

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-1b4f.html

大江戸の2017年洋画ベストワンでした。

そして3度目の『ダンケルク』。いやー、ぶっとびました。凄かったです。スクリーン、でかっ!! 以前新宿高島屋の上にあったIMAXシアターと同じぐらいの巨大さです。 音響すごっ!! 爆撃音や音楽の重低音が座席から体からビンビン迫って来ました。

_20190824_005544 そして、床レベルから高い天井まで目いっぱいに高さを使った映像! これぞIMAXの魅力ですね。中ほどの席で観ましたが、目を見開くほどの映像の大きさでしたし、ややや縦長?と感じるほどの(インスタみたいな)ほぼ正方形の画面。この比率の巨大映像ってのは、なかなか拝めません。新鮮です。大スクリーンだろうが、小スクリーンだろうが比率は同じなんですけど・・・でも、この巨大スクリーン上映を体験してみると、違うんですよねー。物理的な大きさが生む効果ってのも、確かに存在すると実感できます。もし、『ダンケルク』をスマホで見てどうのこうのいう奴がいたら、ぶっ飛ばしてやりたいですね。

とにかくこの上映形態と上質な設備が、『ダンケルク』の魅力を倍増させていました。クリストファー・ノーランは、これこそを狙っていたのですね。細かい細部まで鮮明な映像に驚きましたし、海の大きさ、空の大きさをここまで感じさせてくれる映画って、歴史上初めてのことでしょう。ますますもって、「戦場に放り込まれたような」リアルな体験ができる映画になっていましたし、実際(3回目なのに)ドキドキ緊張したり不安になったり怖くなったりしました。

そしてすべてのショットが豊かで上質で見事です。普通の映画とはレベルが違います。やっぱり21世紀で一番優れた映画なのではないかなあ。映画を超えた体験でもありました。エンドロールが終わった時に拍手が起きましたし、大江戸も力いっぱい拍手しました。いやー、来て良かったです(誘っていただいて感謝)。

このIMAXスクリーンで、屋外ライブの映画とか観たいですねー。音がいいし。(今度アップリンクでリバイバルされる)『TOMMY トミー』なんかも、本当はここで観たいです! あと4K映像で、スポーツのパブリック・ビューイングとかも良さそうですよね。

 

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2019年8月22日 (木)

「イソップの思うツボ」:『カメ止め』と比べちゃダメだけど   #イソップの思うツボ #上田慎一郎 #井桁弘恵

367960_002_20190822223701 映画『イソップの思うツボ』は、『カメラを止めるな!』で一世を風靡した上田慎一郎監督が、『カメ止め』の助監督とスチール・カメラマンを共同監督に起用して3人で撮った87分の作品。脚本は上田監督のオリジナルなので、彼の新作と言ってよいと思います。3人で撮ったと言っても、オムニバス形式ではなくて、一つの物語の共同監督。『カメ止め』の撮影開始よりも前から、3人の共同監督作としてプロット作りが始まっていたそうです。

やはり低予算で、無名キャスト中心ですが、本作には佐伯日菜子とか河瀬陽太とか渡辺真紀子とかが出演しております。そこがややメジャー。でも、佐伯さん久々に見たけれど、顔の形やらスタイルやらは昔のまんまに、シワだけ増えたような感じでした。彼女も42歳で、大学生の娘の母親役をやる年齢なんですねえ。

 

367960_007 この作品も映画の構成に(語りに)多くのトリックが仕組まれております。上田さん、ずーっとこの路線で通すのかしらん?(それは難しいのではないかしらん?) 伏線を巡らせて、途中で別の角度から描いて、ひっくり返して、更にもう一段ひっくり返して…。

まあ、そうは言っても『カメラを止めるな!』の時ほど、驚きも感動もしませんでした・・・って、それは当たり前っていうか、『カメ止め』を比較の対象としちゃあダメでしょうね。勝てっこないですもん。途中までは、なかなか健闘していたと思いますよ。

 

367960_009 (以降少々ネタバレあり) で、この映画、2/3近くが終わったところでようやくメインタイトルが出るので、ぶっとんでしまうのですが、それ以降が今一つだったんですよねー。トーンが妙に暗くなってしまうし、それを娯楽映画としての絶妙な着地点に持っていけなかった感じ。結構疑問に感じる事、そりゃないんじゃない?と思うことも多々ありまして…。

で、収穫はサオリン役の井桁弘恵(「いげた」かあ。珍しい苗字ですね)。えらくかわいかったですよ。ゼクシィガールだったそうです。今後、更なるブレイクの可能性ありと見ました。

 

 

 

 

 

 

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2019年8月21日 (水)

「ライオン・キング」:いのちの継承   #ライオンキング #サークルオブライフ #ジョンファヴロー

Main_20190821222901 映画『ライオン・キング』は、’94年のアニメ版から四半世紀を経過して作られた実写版というか実写風CG版。技術の進歩ってスゴイですねー。本作と同じジョン・ファブロー監督の『ジャングルブック』('16)を経て、ここまで完璧なものが作れるようになったのです。小さい子たちは、動物たちが普通に人間の言葉をしゃべるんだろうなって刷り込まれちゃいますよね。いやー、お見事な技術力です。

でも実写版で吹き替えによって会話することの違和感ってのも、大人だと感じちゃいますよね。大江戸も最初のうちは、ちょっと気になりました。やっぱりこの領域はアニメに任せておいた方が良いのではないかと。でも観てるうちに、ぜんぜん気にならなくなりました。慣れるんですよね。

Sub04

いくつかのミュージカル的場面もまったく問題なし。でも『ハクナ・マタタ』の場面なんかはアニメ版の方が面白かったかな。実写にしちゃうとよりリアルになっちゃうので、物語の性質上あまり笑いの要素を持たせにくくなったのでありましょう。

それと実写になって妙にリアルで困っちゃったのが、木の中にいる虫たちをおいしそうに食べる場面。虫たちがなまなましくウニョウニョしていて、ちょっと正視できませんでした。

 

Sub01 今回足された場面の白眉は、シンバの毛が紆余曲折を経て呪術師の元に届くまでの場面。食物連鎖の考えも入れ込みながら、見事に映画的な感銘にまで持って行きました。

そう、やはりこの作品のテーマは、「継承」であり「いのちのバトン」であり、つまり『サークル・オブ・ライフ』なのですね。アタマのシーンとラストシーンの感動的な対照で、それを示す力強さ(あの音楽の高鳴りによる盛り上げ!)もさすがなのでした。

 

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2019年8月20日 (火)

「アンダー・ユア・ベッド」:高良健吾のヘタレぶりが!   #アンダーユアベッド #高良健吾 

367453_002 映画『アンダー・ユア・ベッド』は、特殊な設定が興味深い作品。「覗いてみたい。このままずっと-」という広告コピーとこのタイトルからわかるような物語です。つまり、『人間椅子』とか『屋根裏の散歩者』とかの江戸川乱歩的世界を想像して行ったら、かなりの部分で当たってはおりました。

ただもちろんそれだけじゃなくて、人生ずっと透明人間のように無視されてきた男の物語であり、加えてストーカーの要素やDV夫の話を持ちだしてきたりもしています。で、乱歩作品の線だったら、主役は当然醜男でなきゃいけないんですが、本作の主演は高良健吾。いい男過ぎます。そこにまずひっかかるのですが・・・

 

367453_003 でも、高良くんもできるだけイケメン・オーラを消して、静かにオドオドと情けない奴を演じています。もう中盤以降のヘタレぶりには、「おまえもうちょっと頑張れよ!」と言いたくなるほどです。

とは言え、考えてみたらこれを醜男が演じていたら、誰も観たくない映画になっちゃいますよね。それに監督は女性(安里麻里)だから、そんな見苦しいものを作りたくはなかったかもしれません。

 

367453_001 でも、この監督、性描写にしても暴力描写にしても、妙にナマで男性的なのです。女性監督だということを忘れてて、エンドタイトルで思い出して、ちょっと驚きました。やっぱり男とか女とかで決めつけるべきではなく、あくまでも一人一人の持ち味ってことですよね。

残念なことに、脚本(原作のせいもあるのかも)はかなり雑で、ツッコミ所が次々と。色々と納得しかねることが多過ぎます。まあ成功作とは言い難いと思います。なので、どうせならもっと振り切ってもらいたかったなあ、と勝手に思ったりいたしました。その難しいコントロールに成功したら、このキワモノの中から「純愛」が立ち上がったのになあ、と。

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2019年8月19日 (月)

「PACIFIC」クレイジーケンバンド   #PACIFIC #クレイジーケンバンド #CKB

_20190819_223036800x723 先日発売されたクレイジーケンバンドのニューアルバム『PACIFIC』、DVD付きの初回限定盤を予約購入しましたが、いやー、聴き込むほどに良いですねー。

とにかく、いつも以上に無国籍/多国籍な感じ。「港町」がテーマだってことらしいけど、それほどベタに港町港町してるわけではなく(少なくとも演歌の港町感のあるのは、あの曲ぐらいだし)、あくまでもインターナショナル。世界の国と国を結ぶという意味での港町。だからジャケット写真は、横浜の港湾でコンテナなどをバックに撮影しております(こちらの青いのは、外側の紙ジャケット)。

前作『GOING TO A GO-GO』は、キャッチーなタイアップ曲(いわゆるシングル・ナンバーみたいなもの。シングルって、もう出してないんですけどね)が4曲も入っていたのですが、本作では・・・あれ?一応3曲(『Tampopo』『場末の天使』『さざえ』)あるんですね。でも、なんか地味ですよ。

_20190819_223129800x800 そう、このアルバムって決して派手ではなく、この一曲!ってナンバーが入ってるわけでもないんですけど、総合的に優れているのです。普通のアルバムだと(CKBに限らず)「うわー!大好き」って曲がある一方で、「これはちょっとねー」っていう、好きじゃないナンバー、何回か聴いたらその後は常に飛ばしちゃうようなナンバーが2-3曲はあるものなんですが、『PACIFIC』に関しては、そんなことがないのです。100点はないけど、70点未満もないようなアルバムと申しましょうか。いつもは割と苦手な「クルマ・バイク系ナンバー」や「アジア土着系ナンバー」や「嫌な暗さを持ったナンバー」が、みんな「嫌ゾーン」の前でバランス良く踏み止まっているのです。ラテンもチャイナもアメリカも日本の場末も南国も、みんな気持ちの良いサウンドです。ますます進化中の「東洋一のサウンドマシーン」ですね。

今回はことごとくベースが凄いんです! 信也さん、いったいどうしちゃったんだろうってぐらい、メロディアスでカッコ良くて目立ってます。ベースを聴くアルバムだと言っても(ほぼ)過言ではないぐらいです。 そしてアイシャちゃんが初めてヴォーカルに参加したアルバムでもあるのですよね。愛子ちゃんとはまた違った個性が出ております。

アルバムの最後に位置するのが『南国列車』の2連打。「正調」と、VIDEOTAPEMUSICさんのリミックス・ヴァージョン。どちらもいいんですよー、これが。その後に1曲目に戻るような仕掛けがあるおかげで、エンドレスでいつまでも聴けてしまうアルバムなのです。夏っぽいしね。

 

 

 

 

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2019年8月18日 (日)

湘南、なんとも悔しい惜敗   #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南対鳥栖

_20190817_1820171024x637 曺貴裁監督のパワハラ?調査のゴタゴタに関しては、「あの愛情深き上司の鑑のような曺さんが?!」という思いや、悪意のある報道の多さや事実を知らずに(あるいは誤認して)書いているライターの多さに辟易したり憤慨したりしております。そんな昨日、BMWスタジアムで湘南vs.鳥栖を観戦しました。

_20190817_1956451024x701 二日ほど前にアウェイ席以外は全席種完売となり、大入りのスタジアムは開始前からサポーターたちの熱い思いがヒートアップしていました。サポ席の前には「今このエンブレムのもと、選手・コーチングスタッフ・フロントスタッフと共に1つとなって戦える湘南ベルマーレという愛するクラブを、俺たちはこれからもいつまでも信じている。ベルマーレは俺たちの人生。」という横断幕が掲げらていました。

_20190817_2001081024x446 メインスタンド、バックスタンドの声量や手拍子もいつもより何割か増しで、サポーターたちの団結したパワーがひしひしと感じられました。

_20190817_2150081393x992 しかし指揮を執った高橋コーチに率いられた選手たちは、魂のこもった大きな声援を受けて気合が入り過ぎたのか、前半25分と41分に失点。簡単に両サイドの裏を取られ過ぎちゃってましたし、横の揺さぶりに対処できていませんでした。スタンドの空気が重くなります。しかし今シーズンのベルマーレの劇的展開とここ数試合の複数得点に慣れている大江戸としては、まだぜんぜん行ける!と思っておりました。

_20190817_2033021024x598 で、案の定前半のうちに1点取ると、一気にスタジアムが「行ける!」の雰囲気に変わりました。その勢いのまま湘南が攻勢に出ると、後半12分に2-2の同点に!

_20190817_2201461024x721 その後も何度も決定機を作ってイケイケのベルマーレですが、例によってフィニッシュを外しまくります。バックスタンドに赤い月が見える中、一進一退の攻防が続き、途中出場のクリスランの故障退場もあり(バイシクルシュート着地時に骨折か?心配です)、結局いい所まで行って決めきれないまま6分のアディショナルタイムに突入します。

Dsc_3717800x450 そして90+5分に鳥栖に決められて万事休す。ほどなく笛が吹かれ、異常な蒸し暑さの中の熱戦が終わりました。

うーん、悔しい。チームを取り巻く嫌な空気を振り払うためにも、いつも以上に勝利が欲しい試合だったのに。あれだけあったチャンスの一つを生かして入れば…という試合だったのに。先日の鹿島戦の逆パターンになってしまいました。

引き分けには出来た試合だったと思いますが、流れ的には絶対勝てると皆が思っていたし、そもそも湘南には引き分けのメンタリティーはないですから。

_20190817_1955571024x751 これで勝っていれば、マスコミも美談的に扱ってくれたと思うと、かなり残念です。ベルマーレクイーンの「勝利の女神」パワーも届きませんでした。

ただベルマーレの「らしさ」はきっちり出ていたし、心配する要素は見当たらない試合でもありました。とにかくこのままブレずに続けていくことしかないと思います。終了後の客席からは、大きなベルマーレ・コールが延々と続きました。

 

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2019年8月16日 (金)

「凪のお暇」が面白い!   #凪のお暇 #なぎのおいとま #黒木華

TBS金曜のドラマ『凪のお暇(なぎのおいとま)』、今日で第5話まで終了しましたが、いやー、面白いですねー。原作マンガは全然見てませんが、ここ1~2年のドラマで一番面白いのでは?(自分が見てる狭い範囲内ですけど) 脚本も演出も、細やかに大胆に、行き届いてます。

とにかくキャスティングが絶妙。うまい人が揃ってますし、役者が男も女も大江戸の好み。黒木華、高橋一生、中村倫也、市川実日子、吉田羊、唐田えりか--これだけごひいきさんが揃ってるドラマってのもありません。そして、それぞれに持ち味を出したり、持ち味じゃないものを出したりして、とってもいいんです。小学生の白鳥玉季ちゃんも、おばあちゃん役の三田佳子さんもいいですもんね。

黒木さんは最高にうまいし、この変わった主人公をリアルに&魅力的に生きてます。それはそうと黒木さんの口が「v」型になる表情がしばしば出て来るんですけど、これ原作マンガにもある表情のようですね。よくあそこまで「v」字型になるものです。 高橋一生の髪型とかも、再現度高いです。

(以降少々ネタバレあり) 初回に「あの好男子=高橋一生が、すっごく悪いヤツ!」と思ってたら、その後の情状酌量すべき展開があったり(それでもムカつくひでーヤツなんですが)、「最高にやさしい中村倫也」が実は…だったりとってことに代表される様に、いろいろとキャラクターをぶっ返してきます。市川実日子や三田佳子のキャラクターも、ひっくり返しましたもんねー。そして注目は、今後の唐田えりかの展開。映画『寝ても覚めても』で、衝撃的なぶっ返しを見せてくれた彼女なんで、今からドキドキしてしまいます。

宣伝してるわけじゃありませんが、未見の方はParaviでどうぞ。

 

 

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末廣亭で昇太師匠   #末廣亭 #末広亭 #昇太 #春風亭昇太

_20190816_003614800x429 夏休み時期に寄席に行くことが結構ある大江戸ですが、今年も新宿末廣亭の昼席に行ってまいりました。

今回の主任(トリ)は、春風亭昇太師匠。この6月に落語芸術協会の会長に就任したばかりですし、先ごろ結婚を発表したばかりでもあります。つまり、旬の人。だからかどうか、劇場内は大入り。12時の開演に30分ほど遅れて入りましたが、既に1階席は無く、2階に通されました。2階も中入り後にはほぼ満席。夏休みという事もあってか、小学生のお客さんも結構いましたよ。

2階はほとんどの席が畳敷きに小さな座布団なので、一人当たりのスペースが狭い中であぐらかいたり体育座りしたり立て膝立てたりしておりましたが、終盤は足腰痛くなって、まいりました。

_20190815_182220800x694 落語を中心に、漫談、曲芸、切り絵まで。若手から大ベテランまで(漫才はいつもべテランばっかり)出て来るのが末廣亭らしさ。やたらと面白いのから、そろそろ引退してもいいんじゃないの?って人まで揃ってるのも末廣亭らしさ。

いつも思うんですが、末広亭の音響ってなぜあんなに聞こえないの? 1階の前の方は地声でも聞こえるんですが、2階ともなると声の小さな噺家の時などは、本当に聞こえにくいのです。お年寄りなんか耳の遠い人が多いんだから、全然聞こえないと思いますよ。ステージにはマイクが立ってるし、そこを離れるとさらに小さな声になるので、どこかにスピーカーもあるんでしょうけれど、なんであんなに小さい音なのか不思議です。

さて、トリの昇太師匠、さすがに面白かったです。長い枕と現代ものの新作落語で、客席をドッとわかせてくれました。がっちり笑わせてくれました。いいなあ、東京の笑い。反吉本の大江戸としては、やはり東京の寄席がほっとするし、しっくり来るのです。

 

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2019年8月15日 (木)

深川-木場エリアを逍遥<後編>:懐かしさのカケラ   #深川 #木場 #門前仲町 #深川大和田

てなわけで、昨日に続いて「後編」です。(前編はこちら↓)

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-ed2d92.html

 

_20190814_230016800x688600x516 洲崎神社を出て、川を埋め立てたと思しき細長い公園を歩いて行くと、こんな石碑がありました。「洲崎橋跡地」と書いてあり、橋げたの銘板を石碑に仕立てたものみたいです。映画『洲崎パラダイス 赤信号』に何度も出て来た「洲崎パラダイス」というアーチのある橋がこのあたりだったんでしょうね。

 

_20190814_2302211024x624 その近くにはいかにも昭和な一隅も。狭い間口の古い建物がひしめきあっております。洲崎パラダイスの頃からあったんでしょうかねえ。

 

_20190814_230349768x1147576x860 その近くにはこんな立派なレトロ建築も。洋風の石造りでうけど、二階の雨戸は木製です。関口商店さん、何の会社なんでしょうね?

 

_20190814_230645768x1173 されど、全体的にはすっかり新しい住宅地になっていて、歴史を偲ばせる風景や建物って、もうほとんど存在しておりませんでした。むしろ唐突にこんな超個性的な建築に遭遇して、ぶっとびました。

これじっくり見ていくと、一つ一つのディテールが実に凝ってるんです。門の周りのひび風装飾。それとは別の壁のひび風デザイン。窓の周りのレンガ。オレンジ色の階段柵。窓下のカラフルなガラスブロックetc.

_20190814_2311471024x761 オレンジ柵なんかこんなにキュートでポップでカラフルなんですよ! いやー、キャンディーみたいでカワイイですね。10年ぐらい前に建った建物のようでした。

 

_20190814_1522291024x616 さて、また門前仲町方面へ戻ります。 メインストリートからちょっと脇を見ると、重厚な鉄製の「東富橋(とうとみばし)」が。なかなかいい感じです。 それにしても蒸し暑い午後をえんえん歩いて来たので、もうシャツもパンツも汗だくって感じです。

_20190814_152205600x872 そういうわけで、もう一度深川不動堂の参道(ご利益通り)に入って、小さなうなぎ屋「大和田」へ。最初に通った時、店の前のボードに「うな丼 1,600円」(安い!)と書いてあったのを見て、後で時間を外してから来ようと思っていたのでありました(ちなみにうな重各種もお安い価格設定です)。

テーブル二つと小上がりと奥のカウンターというこじんまりとした店。うな丼とキリンラガーの瓶ビール(つきだしはひじき煮)を注文。汗拭きシートでさっぱりしてから、冷えたビール! いやー、うまいっす。生き返ります。

うな丼は、当然ながらそんな大きな鰻が入っているわけではありませんが、肝吸いではなく麩と春雨の汁ですが、十分おいしかったです。ごはんやタレとの相性もいい具合で、うなぎも好みの味でしたし、十分やわらかくて結構でした。何しろ先日、築地の某所でこの倍以上の値段なのに、えらく筋肉質の、箸では切れない鰻を食べてがっかりしたことがあったもんですから。

帰りがけに女将さん(?)に、「今日び、よくこのお値段でやってらっしゃいますね。」と言ったら、「儲からなくてギリギリなんですけど、何とか頑張ってます。」とのことでした。 エライ! がんばれ!

_20190814_225212800x462 そのそばにある「華」というお菓子屋さんで、きんつば(5個・税込600円)と塩豆(税込220円)をおみやげに買いました。こちらも良心的な価格ですね。大江戸はけっこう「きんつば」が好きなのですが、なかなかおいしゅうございました(好みとしてはもう少し甘い方が好きなのですが、まあこれはこれで良いです。ずっしりしたあずき感)。

_20190814_1521211024x696 で、最後に深川東京モダン館へ。ここは昭和7年に建設された旧東京市深川食堂の建物をリノベーションした施設。モダン建築ですねえ。江東区の地形や歴史などの資料があり、ボランティアの方が親切に色々と教えてくれました。

_20190814_231304768x1170 2階へ続く階段はこんな感じ。カフェにもなっているようです。

 

とまあこんな感じでした。ところどころに懐かしさのカケラを残した、素敵な街でした。

後からしまった!と思ったのは、東富橋を渡ってちょっと行けば、「古石場文化センター」って所に小津安二郎コーナーがあったってこと。見たかったですね。まあ、いいです。次の機会に訪れるとしましょう。

 

 

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2019年8月14日 (水)

深川-木場エリアを逍遥<前編>:鮮烈な赤   #深川 #木場 #門前仲町 #玉の輿たまちゃん 

_20190814_123122800x545 夏休み期間中につき、東京のおさんぽ。門前仲町駅で降りて、深川ー木場エリアを散策してみました。富岡八幡宮とか旧弾正橋とかには行ったことがありましたけど、実はここらを集中して歩いたことはなかったのです。

まずは深川不動堂の参道に入ります。ここは成田山新勝寺の別院ということで、不動明王がご本尊のお寺なのです。40ほどのレトロなお店が左右に並んでます。お祭り期間なので、出店も出ておりました。

Dsc_3702800x450 このお寺の建物(社務所等の部分)、凄いです。壁面にびっしり梵字だらけ。なんか『耳なし芳一』を連想してしまいますね。

Dsc_3703800x450 広目天とか増長天とかそれぞれを示す梵字があるので、そういった類なのでしょうか。それにしても凄い眺めです。そこに大型モニターなんかもついてるのが、なかなかです。

_20190814_225528800x539 本堂は木造で、獅子やら象やら(?)の木彫が目を引きます。お祭りの提灯なども設置されておりました。

 

_20190814_152752800x533 さて、お隣の富岡八幡宮に向かうと、遠い台風の影響で激しい雨が降ってまいりました。境内の焼きそばとかチョコバナナとかの出店は商売あがったりな感じ。

_20190814_1530071280x727 あまりの激しい雨(ゲリラ豪雨ですね)に、傘はあってもしばし八幡様の軒先で雨宿りをしたぐらいです。軒からは、滝のような水流が落ちておりました。

 

_20190814_153104768x926 そこから木場駅の方に歩き、民家の先に突然現れる新田橋という赤い橋で大横川を渡ります。

Dsc_3712800x450 この赤が鮮烈です。いいですね。こういうの、自分ちのそばにあるといいだろうなあ。

 

 

 

_20190814_152652800x526 そのすぐ先にあったのが洲崎神社。ここの鳥居も当然赤。

一連の写真を見ても、ずっと赤が印象的ですね。

_20190814_225839800x748 この境内にあったのが、これ。何、このアニメ的な神様??

のぼりを読めば、「洲崎神社 縁結びの神 玉の輿たまちゃん」ですって! うーむ。それは良いとして、なぜこのデザイン? 関係者にアニメ方面の方がいらしたのかしらん?? ちょっと衝撃的ですよね。

ま、もともとこのあたり(東陽町の一角)は、洲崎遊郭というのがあった所で、映画『洲崎パラダイス 赤信号』(川島雄三監督)なんかでも有名です。その面影を確認してきたって意味もあったのですけれど、もうまるっきりそういうのは残っていないのですね。でも「玉の輿」なんてところに、その名残を感じてしまう大江戸なのでした。

 

というわけで、後編に続く(↓)。

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-456aef.html

 

 

 

 

 

 

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