13.ぼくらの東京タワー
(Written on 06年2月1日)
東京人の中にも「東京タワーに行ったことがない」とか「子供の頃一回昇ったきり」って人が結構多いのですが、小生としては「そんなことではいかーん!」と言いたい。だって東京タワー、いいんだもん。ちなみに去年リニューアルしたんですよ。
日本電波塔株式会社による東京タワーは昭和33年開業。333mはパリのエッフェル塔よりも9m高く、当時の世界一。昨年も映画「東京タワー」や「ALWAYS 三丁目の夕日」、リリー・フランキーの小説「東京タワー」で物語のシンボルとして活躍し、静かなブームの様相を呈しております。
現在の東京タワーには「ノッポン」(はい、その通り。ノッポのノッポンてわけですね。とほ。)ってキャラクターがいて、着ぐるみが歩いてたり、ノッポン人形をおみやげで売ってたりします。おみやげといえば、SMAPの「がんばりましょう」でも歌われていた「努力」とか「根性」とかが貼りついたレトロなみやげものが、ちゃんとあったりするんだなあ。ついでに言うと、蝋人形館は今だにいかがわしくも全然似てなくて、最後のプログレッシヴ・ロックのコーナーだけ個人的趣味バリバリで、よくもまあ・・・って感じです。なぜここに・・・? 秘宝館にも通じる場末感に溢れた「都会の秘境」であります。
地上150mの大展望台まで820円、250mの特別展望台まではさらに600円と値段の方もお高い東京タワーでありますが、なんと展望台まで歩いて行く手があるんですね(日・祝のみ)。鉄塔の間を縫う階段約600段ほどで大展望台に着きます。普通に歩いて8分ぐらいでした。でもね、大展望台意外と低いんだ。六本木ヒルズの展望台に慣れた目で見ると、「あれっ、こんなもん?」って感じで、地面の近さにかえって驚いちゃいます。
近年はライトアップのおかげで夜も幻想的なまでに美しい東京タワーですが、昼の威容もまた良いです。近くに行ってふとビルの狭間から姿が見えた時などは「おお」と感動し、もっと近づいて見上げる時にはもう声もありません。拝みたくなってしまいます。あっ、だからそばに増上寺やキリスト教会や霊友会本部があるのか!?
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