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2006年4月 1日 (土)

本年第一四半期の洋画

さてさて今年も3ヶ月が過ぎ去ってしまいましたね。印象的だった映画について少しだけ。まずは洋画編(順不同)。

プルーフ・オブ・マイ・ライフ : もとが舞台劇だけに脚本が素晴らしく、ダイアローグが良く、役者たちも見事で、全てのパートでレベルの高い仕事が成されている。

スタンドアップ : アメリカの自浄作用映画として、正義の魂に満ち、告発に力がこもっている。「モンスター」に続いてシャーリーズ・セロンが演技者として素晴らしい。

プライドと偏見 : ジェーン・オースティン(原作)はやはり面白いなあ。キーラ・ナイトレイが今までと違って)適役で瑞々しい。「ローマの休日」のヘップバーンを思わせると言ったら言い過ぎか? 父親役ドナルド・サザーランドの味!

僕のニューヨークライフ : 全盛期のアレンの面白さが久々に復活(「誘惑のアフロディーテ」以来ではないか)。クリスティーナ・リッチが小悪魔ちゃんを好演して、見事にフィット。ラストのサゲの決まりっぷりと哀感もさすが。

ヒストリー・オブ・バイオレンス : とてつもない緊張感、緊迫感。ハードに重厚に描き切るクローネンバーグの演出力の成熟。そしてなんとホームドラマとしても成立している凄さ。

うつせみ : ますます孤高の道を歩むキム・ギドク。ほとんどサイレント・ムービーにして聖なるファンタジーを描く。でも本作は、少しエッジが弱まったし、成功と失敗の危ういラインにある。

ジャーヘッド : アメリカの影を描き続けるサム・メンデスらしいウォー・ムービー。退屈を描きながら退屈させない力量がある。「地獄の映像美」とでも言うべきショットの数々!

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 : ほとんどブラックな変なユーモアにあふれていて、ロードムービーの味わいもあって、時間の交錯もうまく生かしてて、上出来。

その他、「ブロークバック・マウンテン」「クラッシュ」「ミュンヘン」「ホテル・ルワンダ」「シリアナ」「ウォーク・ザ・ライン」などは世評ほどには高く評価しておりません。 マシュー・バーニーの「拘束のドローイング9」は、よくぞ公開しましたシネマライズさん!なんだけど、うーん、捕鯨と茶道と身体切り刻みねえ・・・なんと言ったものやら悩むところです。

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