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2006年4月 9日 (日)

「ルート225」の意外な凄さ

映画「ルート225」が意外な掘り出し物で、感心した。 パラレルワールドもののSFと言えばまあそうなのだが、切羽詰った状況をのんびり描いて、映画的にしっかり豊かだ(ダイアローグも巧いし、笑いのセンスもなかなか)。 それを支えているのが主演の多部未華子なのだが、「HINOKIO ヒノキオ」でもしっかりと存在感を見せつけた彼女が、ここではとにかく凄い。奈良美智の絵の少女のような目(目つきの悪い目とでも申しましょうか)をした彼女が、全身で映画を駆け抜け、映画を転がし、大器の片鱗さえ漂わせる。 あれっ?とさせるラストもある意味凄いし、そのメタファーに思い至ると、我々はそこで映画の全編を反芻し、深みを感じ直すことになるのだ。

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