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2006年5月17日 (水)

「間宮兄弟」の洒脱な味

森田芳光の新作「間宮兄弟」が公開になりましたが、予告編で期待したとおり面白いですよ。ほんと久々に『初期の森田芳光』の感覚にあふれていて、どうしても「の・ようなもの」を連想してしまいます(あとは「シブがき隊 BOYS&GIRLS」とか「そろばんずく」とか、少し後年だと「愛と平成の色男」だとか「おいしい結婚」だとかを)。中でもやはり「の・ようなもの」とは、チェックやストライプのシャツとコットンパンツだとか、男同士がじゃれあうコミュニティーだとか、夜の東京を歩き続ける(自転車で走り続ける)だとかの共通点が多い。もう四半世紀前になってしまったこのデビュー作と同じ感覚で新作を作るモリタはやっぱりいい。好きだなあ、このポップでライトな洒脱味と一抹の哀感。 常盤貴子のアレは、最高に笑えました(観てみてください)。

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