ナム・ジュン・パイク展
ワタリウム美術館で「さよならナム・ジュン・パイク展」を見ましたが、ワタリウムに行ったのも久々でした(久々って、実は10年ぶりぐらいだったりします)。 今年の1月に73歳で亡くなったビデオ・アートのパイオニアであるパイク師はワタリウムとも長い付き合いだったわけですが、その足跡をたどっている本展もさすがワタリウムらしい企画です。天井高7mの空間を利用したインスタレーション「森の啓示」(森の樹木にTVモニターをランダムに配置したもの)やヨゼフ・ボイスとのコラボレーションなど、フルクサスの代表選手としての奔放な観念性は、非常にエネルギッシュかつインテレクチャルです。
ワタリウムの外壁の窓にTVモニターによる「心」の文字がありました。展示の中にはパイク氏による日本語のメモがあったり、「心」って字を使った作品もあったりして、何しろ英語、フランス語、ドイツ語、もちろん韓国語など語学に堪能だった才人ですから・・・さすがです。
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