「のだめ」と「マンハッタン」
月9「のだめカンタービレ」とウディ・アレンの「マンハッタン」との共通点といえば、そうジョージ・ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」をテーマ曲(のようなもの)に使っていること。「のだめ」における編曲や演奏はちょっとムムム・・・なものがありますが、「マンハッタン」におけるこの曲の使い方はまさに映像と音楽の幸福なマリアージュとでも呼ぶべきもので、感動します。モノクロ画面に短いカットで描き出されるニューヨークの風景、そこに出だしのクラリネットがかぶさって行き・・・、曲調は次々と変化し(それがこの曲の魅力)、ヤンキー・スタジアムの遠景に電車が走り、そこに花火が打ちあがる絵に音楽がシンクロする凄さときたら!! いやあ、好きですねえ、「マンハッタン」。エンディングにもまた「ラプソディ・イン・ブルー」が使われていて、アレンの表情ともども何ともいえぬ哀感と複雑な感慨を残してくれます。
ディズニーの「ファンタジア」のニュー・ヴァージョンとして「ファンタジア2000」てのが作られて、あんまり話題にもならず忘れ去られちゃっているけど、その中に「ラプソディ・イン・ブルー」も使われておりまして、映像と音楽の共演がまた違った形で試みられています。ま、こちらは「それなりに」ってとこでしょうか。
ところで、ふと思い至ってしまいましたが、「我修院達也(旧・若人あきら)」ってネーミングはガーシュインのもじりだったんですね! きっとそうに違いない。
| 固定リンク
コメント