2006邦画トップテン
さあて、いよいよ発表しましょう。06年のマイ日本映画トップテンです。 ( )内は監督名。
1.好きだ、(石川寛) 2.嫌われ松子の一生(中島哲也) 3.博士の愛した数式(小泉尭史) 4.太陽の傷(三池崇史) 5.間宮兄弟(森田芳光) 6.ストロベリーショートケイクス(矢崎仁司) 7.紀子の食卓(園子音) 8.かもめ食堂(荻上直子) 9.ルート225(中村義洋) 10.紙屋悦子の青春(黒木和雄) 次点.ヨコハマメリー(中村高寛)
<その他の記憶すべき作品> 市川崑物語 あおげば尊し やわらかい生活 県庁の星 シムソンズ 虹の女神 Rainbow Song 海猿 LIMIT OF LOVE 海でのはなし。 明日の記憶 ただ、君を愛してる
監督賞:石川寛(好きだ、) 脚本賞:なし 主演女優賞:中谷美紀(嫌われ松子の一生) 主演男優賞:寺尾聰(博士の愛した数式) 助演女優賞:つぐみ(紀子の食卓)、中村優子(ストロベリーショートケイクス)、池脇千鶴(ナイスの森) 助演男優賞:田中泯(地下鉄<メトロ>に乗って) (準)新人賞:多部未華子(ルート225) 怪演賞:オダギリジョー(THE 有頂天ホテル)、松山ケンイチ(デスノート)
邦画は当たり年でした。このテンの充実ぶりはスゴイです。新鋭と中堅のそれぞれの作家性のバリエーションの豊かさが、明日の邦画への期待を高めてくれます。 軽妙洒脱な森田の復活、三池のハードな剛速球、小泉の性格の良さ、中島のカラフルな映像玉手箱の離れ技を押さえての1位は瑞々しい石川ワールドでした。空が、雲が、風が、心情を語って、見事なニュアンスの世界。ある意味、映像というものの力、映画の力を最大限生かした愛すべき傑作です。
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