伊勢丹ウインドウの一期一会美。
伊勢丹の年頭広告に「一期一会美。」とあり、本店のウインドウもそれに連動しているわけですが、本館側は(けっこう恒例の)日本画の入った金屏風に和服という華やかなパターンです。「一期一会美。」なんてテーマで行けちゃうあたりも、さすがに現在の伊勢丹の位置をよく示しています。 しかし凄かったのはメンズ館のウインドウです。
こちらも「一期一会美。」ながら、一つ一つのウインドウにそれぞれ別の故事成句を入れ込んでいて、少し離れた所にその意味の解説を正方形のレイアウトで添えてあります(明朝体の文字の美しさ、その字間やレイアウトの美しさ)。
その卓越した和のセンスが、いつもながらミニマリズム的なソリッド・デザインとのマリアージュで、豊穣なメッセージを送ってくれます。見事です。
いい意味で“高踏的”な挑戦が成功しているのです。
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