怪作「パフューム」にぶっとぶ
「香る女」「嗅ぐ男」、笑うべきか笑わぬべきかギリギリでやっぱり笑っちゃうみたいな、映画「パフューム ある人殺しの物語」のポスターのコピー。 でも映画自体もギリギリで笑えちゃうような怪作でした。 重めのミステリー風に展開しながらも、ところどころ「おいおい」と突っ込みたくなるような表現がありまして、でもけっこう普通で長いよね・・・などと思ってたら、ラスト30分でやってくれました。 アッと驚く大ボラ話になっていくその大胆さ。 クライマックスの“映画史上見たことの無い光景”には唖然としながらやはり笑っちまいます。ラストもますます大ボラの寓話で、これは人によって評価が分かれるところでしょう。大江戸はこのラスト30分のやんちゃなまでの奔放なすっ飛び方に快哉を叫んだクチですけど。
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コメント
私も「パフューム ある人殺しの物語」を観ました。
確かに評価と言うか、好みが分かれる映画ですよね。
わたしはかなり引いてしまいました。自分がわりかし
嗅覚に敏感な方なので、もしスクリーンから匂いが
出てくるものなら、冒頭のシーンだけで、くらくらして、
ぶっ倒れたかも…(^_^;)
以前、香水の展覧会を体感したことがありますが、
あれもつらいものでした。 それこそさまざまな香りが
入り混ざって、頭痛がしてきた~~(>_<)
と、くだらない回想をしてしまいましたが、ま、それほど
匂いを感じさせたことは事実。
あの場にもし主人公グルヌイユがいたら、
どう反応したのだろう?と考えたら、面白いけど…
以前読んだミステリに、連続殺人事件のプロファイリングがあって
それによると、最初に起こした殺人に全ての鍵があるそうな。
「パフューム」もしかり。 果実売りの赤毛の少女が
この映画のキーワードですよね。
ラスト近く、主人公が唯一涙する存在なのですから。
投稿: ルー・アルメイダ | 2007年3月13日 (火) 21時47分