「ashes and snow」展
お台場のノマディック美術館に行き、グレゴール・コルベールの写真展「ashes and snow」を見ました。コンテナを積み上げた広大な空間の内部に紙管の柱が立ち並ぶ3ヶ月限定の建築です。ニューヨークに始まり、テンポラリーな設置で世界を廻っているそうです(日本人建築家・坂茂<ばん しげる>によるもの)。
板張りの通路の外には砕石が敷き詰められ、大型の和紙に特殊プリントされた写真作品が吊り下げられて並び、3つの大型スクリーンには動画作品が
映し出されているという、ちょっと異色の展覧会。 センス・オブ・ワンダーに溢れる見事な写真なのですが・・・でも、これらの写真作品の凄さが、現物からあまり伝わってこないのは何故でしょうか。はっきり言って新聞広告などの印刷物と同程度の強さでしかないのです。逆に言えば、印刷物でもこれらの作品の意図と凄さは十分に再現されます。良くも悪くも、それがこの作家なんでしょうね。
| 固定リンク
コメント