「インランド・エンパイア」と奈江さん
昨日初日の「インランド・エンパイア」に行ってきました。恵比寿ガーデンシネマの1館のみの上映(8月からは川崎でもやるようですが)なので、絶対混むだろうなーと、3時からの回を2時間前に劇場受付に行ったのですが、もう232人の劇場で180番台でした。3時間と長いもので1日3回しか回せないし、しばらくは大変でしょう。
事前情報ではいつも以上に「わからない」「わからないものを作っている」「わからなくて当たり前」って感じだったので、随分と気が楽でした。とにかく筋なんか追わずにリンチ・ワールドを楽しもうって気構えができてたもんで、リラックスして過ごせました。ウサギ人間、楽しいじゃないですかー。まあ、いつもどおり娯楽映画ファンにはおすすめできませんけど。 ただ、終盤の裕木奈江の登場場面だけは緊張しました。親が身内の学芸会を見てハラハラする感じというか。ジャパニーズ・イングリッシュで、えんえんとしゃべるホームレス役の奈江さん(クレジットは「硫黄島からの手紙」同様 NAE)。不思議感を醸して、きっちりお仕事しました。それにしても撮影当時36歳とは思えぬ若さ。20代にしか見えません。クリントとリンチの映画にあれだけ出たってことは、映画の歴史に残ったと言えちゃうことだから、やっぱり凄いことです。 なのに・・・1000円のプログラムを買ったのですが、奈江さんの写真はおろか名前だって英語表記のキャスト一覧に「STREET PERSON #2 NAE」と載っているのとSTORYに1箇所(名前のみ)の記述があるっきり(よく見たらINTRODUCTIONに1行の記述がありましたが)。それ以上の紹介や言及もなしとは随分じゃありませんか(これもバッシング?)。
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