「ジャンゴ」に満足できず
三池崇史の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」を観ました。予告編のカッコ良さに興奮しましたが、うーん・・・。 出演者たちのカッコ良さは、頑張った英語ともども評価できる部分ですし、栗田豊通撮影監督による見事な映像も、インターナショナル・スタンダード以上の素晴らしさです。でも、映画がもたついて弾まないのです。あと20分ぐらいつまんで丁度いい程かったるいカットが多いし、キャラクターや描写に重きを置いたため、話が極めてつまらない。そしてメジャーな娯楽作を意識したためか、三池のヤバさや過激さが薄れてて、平凡に流れてしまっていました。 いつも以上に頑張っていたのは、桃井かおり(意外にもアクションのキレが素晴らしい)と伊勢谷友介と木村佳乃。期待した堺雅人は、面白い立ち位置を生かせず(穏やかな人間の“狂気”の部分が足りなかった)残念。死ぬとこ大げさすぎたし。 いずれにしても、エンディングに流れる主題歌「ジャンゴ」を朗々と歌い上げるのが北島三郎だってのは、さすがのチョイスです。
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