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2007年9月 9日 (日)

今、「天国と地獄」はムリ

テレ朝の黒澤明作品をTVドラマでリメイクする試みの第1弾「天国と地獄」を見ましたが、こりゃダメだ。やはり、いかに骨太な脚本であろうとも、時代が成立させていた部分はあまりにも大きく、中途半端に現代にアレンジさせた部分は見事に撃沈。今この時代と切り結ぶ作品を成立させるためには、やはり別の方法論を取らないと・・・。

スターへの配慮からか犯人役の妻夫木聡を最初っから見せちゃってるけど、黒澤版の山崎努は声だけで最後にようやく登場したからこそ、サスペンスもインパクトもあったのに。 そもそも妻夫木にこれは無理ってものです。彼自身は十分に頑張っているのだけど、あの山崎努のギラギラした怨念と絶望が煮えたぎるようなハングリーな芝居には今の俳優では太刀打ちができません。それもこれも時代だから、しょうがないのです。 犯人の動機となった「貧しさ」がまるでピンと来ませんし、妻夫木くんは不幸せな人生を潜り抜けてきた人には到底見えません。企画がムリなのです。

第2弾は「生きる」なのですが、予告編では松本幸四郎がブランコで「ゴンドラの唄」を歌っていました。現代が舞台なのに・・・ムリです(と思います)。

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