(今頃)まりやさんの「デニム」
竹内まりやのアルバム「デニム」をようやく中古で買いました。まりやさんだと最初から評価のバーが高いのでかわいそうなんですけど、ちょっと物足りないかなあ。ややまとまりに欠けるし、楽曲の粒揃いかげんも、ここんとこのシングル集みたいなアルバムに比べると今ひとつ。タイトルが「デニム」で、楽曲はあくまでもアメリカンなのに、ジャケ写が日本家屋だってのもキビシイ。「返信」は「駅」とかに連なる、小生が嫌いな暗いラインですし。 でも「スロー・ラヴ」や「みんなひとり」や「シンクロニシティ」の王道的まりや節は大好きですし、「Never Cry Butterfly」のパワフルな大きさは捨て難いですね。「人生の扉」はシニア・ポップスへのチャレンジングな試みとは言えるけれど、ちょっと演歌の匂いがすると言うか、ポップじゃないですよねえ、「昴」みたいな雰囲気で(普通アルバムではこういうバラード大作をラストにしないで、その後に軽めの1曲を加えるものですけど、それもないし)。 と不満も多いのですが、それでも楽しめる1枚ではあります。
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