「めがね」でゆったり
やっと観ました、「めがね」。まさに「かもめ食堂」の姉妹編とでも申せましょうか。スタッフ・キャストに共通する人が多いのみならず、このゆったりした空気とおいしそうな食べ物の数々。こちらはさらに謎を謎として残す(世の中にはわからないことやわからなくてもいいことだらけなので、あえて説明しない)って手を使ってます。そもそもが、なぜ「めがね」ってタイトルなのか、何のために主要人物5人にめがねをかけさせたのか・・・何の説明も言及もありません。謎です。 とにかくなんも起きない映画で、ここまでなんも起こさないのも難しいことでしょうに、信念を持って頑張りました(たぶん)。それは映像やディテールが気持ちいいから。みんなのメガネや、服の色や、海の景色や、水の色や、波の音や、もちろん食べ物やビールが気持ちいいから成り立つのですね。 市川実日子さんもいつも以上にしゃらっとスッキリしてて気持ちいい。彼女はTV「すいか」といい、映画「めがね」といい、ひらがな3文字が代表作ですね(あとプラス2文字の「とらばいゆ」も傑作!)
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