「Water」展が素晴らしい
東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで、あの「チョコレート」に次ぐ第2回企画展、佐藤卓ディレクションによる「Water」を見てきました。まあ、台風の中というシチュエーションも、このタイトルには合ってるでしょ。ポスターなどは「水」色だし、シルエットの卓さんは傘逆さ(逆から読むと残念なことに「さかささか」)だし→これにも意味があることが会場に行くとわかります。
いやー、面白かったです。大江戸的には「チョコレート」よりこちらの方が上ですね。そもそもが水ってやつはいいですよね。清くて、すがすがしくって、透明で、変幻自在で・・・。参加型遊具(皿回し)みたいな展示とか、水をたたえた映像装置とか、試験管と水と言葉の組み合わせとか、原研哉さんのステキに繊細な「ししおどし」とか、巨大な傘模型とか(今日は特に本物の雨を浴びて、ぽたぽたと滴って、味がありました)。 中でもびっくりだったのは、食堂風に料理のサンプルが出てて、その横の食券販売機のボタンを押すと、ご覧のような食券(?)が出てくるもの。よく見ると「牛丼 2000L」とか「ハンバーガー 1000L」とか書いてあります。これは、1杯の牛丼を作るには、原材料の米を作ったり、牛を育てたり、牛の餌の穀類を育てるのに使う水の量を計算すると、こんなにもなるという問題提起なのでありました。 水の豊富な日本ですが、というか水が豊富だからこそ意識的に水を大切にしたいものです。
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