うまい玉もあるよ
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (1)
まだ意識の戻らないオシム監督の後任として、岡田<オカちゃん>武史氏の就任が固まったようです。まあ順当な線であり、何やかんや言う人はいるでしょうが、オシムの続行が不可能とした場合、2月からのW杯アジア3次予選が迫っている現状では、最善の選択でしょう。 少なくとも他に名前の挙がっていた西野やオジェックよりはずっといいし、このタイミングで優秀な外国人指導者が余ってるとは思えないですから。岡田氏は頭のいい人だし、オシムサッカーの継承ということにかけては、ある程度できるとは思います。ただ2010年南アフリカをこのまま岡田さんで戦うのか?となると、これはまた別の問題でしょう。
一方でオシムとも深い縁のあるドラガン<ピクシー>ストイコビッチ氏が名古屋グランパスの監督になることも決まりました。ライセンス問題でちょっとゴタゴタしてたけど、まずはめでたい。ピクシーの引退試合at味の素スタジアムを見に行った小生としては、また彼の雄姿をスタジアムで拝みたいと思うのです(激怒した姿もね)。あのドリブル、あのヒールパス、大好きだったなあ。 それこそ経験をいっぱい積んだ後には日本代表監督をやってもらいたいもんだ、という気の早い思いさえあったりするのです。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
| 固定リンク
| コメント (1)
| トラックバック (0)
次週最終節を迎えるJ1ですが、優勝争いが意外な展開になってきました。あれだけぶっちぎってた浦和が、3戦連続引き分けの後の敗戦で、7連勝鹿島との差が一気に詰まりました。レッズはACLを戦い抜いた過密日程のために疲れが蓄積していったことは確かでしょう(ケガ人もね)。だから、むしろガンバががんばらなきゃいけなかったのに、足踏みに次ぐ足踏み、おまけにマグノアウベスは解雇になっちゃうし、そのせいか今日は神戸に勝ちきれずロスタイムの失点で優勝の可能性が消えちゃうし。こちらはナビスコ杯で優勝して、満足しちゃったのかなあ。 でも、最終節のレッズは、20試合勝ち星の無い横浜FCが相手なんだよなあ。清水が相手の鹿島と比べたら楽勝?ところが浦和はACLの関係で日程がずれて、水曜に天皇杯の試合があるんです!おまけに最終節は闘莉王が出場停止。 やっぱり最後までわかりません。
一方の降格争いは最終節を待たずに横浜FCに続き甲府の自動降格が決定。そして入替え戦出場は事実上広島ですね。何しろ1つ上の大宮と勝ち点差3で、得失点差11ですから。天地がひっくり返っても、逆転はありえません。最終節がガンバvs.広島だってのも、なんかむなしい戦いですよねえ。 それにしてもサンフレッチェって、メンバーを見れば、下田、駒野、ストヤノフ、青山敏、森崎兄弟、戸田、柏木、佐藤寿、ウェズレイ・・・と、これは十分上位のメンツですよ。どうしちゃったんでしょう。 ちなみに入替え戦導入以来、J1チームが勝ったことはありません。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
11月9日にグランドオープンしたアリオ西新井に行って来ました。イトーヨーカドーがやってる郊外型ショッピングセンターで、イトーヨーカドーを核テナントに、ショッピングモールとシネコンが併設されています。
まあよくあるタイプですが、ヨーカドーのでかいこと!特に食品ゾーンでは広々としたフロアの商品量が壮観です。また大画面テレビが一列にずらりと並ぶ電気製品売場も「どんだけー」な眺めでした。 それはそうとエスカレーターの速度が異常に遅かったです。お年寄りが多いってこと?土曜の夕方は、むしろお母さんと小さな子ってパターンが多かったけど。
いやー凄いですね、西新井。巨大なマンションがどんどん建っていって。さすがにディアプリオが「ニシアラーイ」って言ってるだけのことはあります。駅の反対側のサティが、しんどそうでした。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
所蔵者のご厚意により、ベン・シャーンの版画を見ながらおいしいワインをいただく会に呼ばれました。大江戸的にはベン・シャーンはやはり「第5福竜丸」の人だから、力強いメッセージ性の人なのですが、今回見た5点の作品はその地点から離れたものでした。その分、絵画の楽しさと意外な洒脱さ、一方でのプリミティヴなパワーを放っていました。
さて、まずは「ヴーヴクリコ」のロゼのマグナムでスタート。華やかでいいですね。 白はニュージーランドの「クラウディーベイ」の上級品“TEKOKO”、2004年。ソーヴィニヨンブランとは思えない強さ、深さ、コク。良いです。 続いての白は「ムルソー 04」、生産者はメモし忘れましたが、とにかく流石です。まろやかかつ厚み豊かです。
赤に移って、「シャトー・カルボニュー 03」。バランスの良い渋みと深みと枯葉香で、30分程たった時の味はお見事。 続いてカリフォルニアの「ベリンジャー」の“Clear Lake”、大江戸が好きなジンファンデルです。初期のセメダイン香、時がたつと黒すぐり、ブラックチェリー、チョコレート、クリーム、スモーキーな樽香などが濃厚に出てきます。 次は「シャトー・ブラネール 03」、メドックはサンジュリアン村の名品だそうで、確かにこれぞワインって感じの見事さです。うっとり。 一つおきに異なる方向のワインを出してくれてますが、今度の新世界チームはNZの「クラウディーベイ 03」のピノノワール。微々発泡かな。好きだけど、この段階で飲むとちょっと軽いかも。贅沢です。 キター、「シャトー・ピション・ロングヴィル コンテス・ド・ラランド 98」。5大シャトーに迫る実力で有名ですが、いやー、お見事!これぞボルドーはポイヤック村。グラスに注いで40分ぐらいたつと、凄いことになっておりました。恍惚ですね。
ここで趣向が変わって、「ザ・マッカラン カスクストレングス」の登場。これには驚きました。マッカランといえば白洲次郎氏も愛したシングルモルトですが、こちらはその樽出し原酒で、アルコール度数も58%もあります。でもでもこれが、ブランデーのようにとろーりまろやか。アンズとかフルーティーな香りがふくよかで、これはウマイです。凄いです。ヤバイです。 調べてみたら、スペインのシェリー樽を使って、シェリーの香りが存分に浸み込んでいるのだそうです。なるほど。輸入元のサントリーさんの希望小売価格は1万円の品です。
最後に「シャトー・コルバン 98」。この期に及んで飲むと、ちょっと押しが足りないかなあと思ったけど、でもこの複雑さとうっとり感があるのだから、ちゃんとボルドーです。 おかげさまでおいしく勉強になりました。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
ほっとしましたね。日本U-22代表がサウジに0-0で、北京オリンピック出場を決めました!国立に行きたかったけど、寒さのあまり断念した(仕事もあったしね)お茶の間派は小生です。 なかなかにタフな試合ではありましたが、ほんとこのチームはディフェンスが強いので、死ぬほどハラハラって感じではありませんでした。後半は完全に日本優位だったし、前の試合に引き続き水野が悪くて本田が良いという両サイドで、2トップに柏木を加えた前線は本当に高い位置でチェイスを続けて、その努力がどんなに試合を左右したことでしょう。柏木はチャラチャラしてそうに見えて、テクニックもサッカーセンスも、それ以上に走り続けるマジメな努力が立派です。それはそうと岡崎の顔は昭和20年代の日本人顔ですねえ。 あと結果オーライではあるけれど、ソリさんって選手交代遅いよねえ。本番、大丈夫なんだろか? 明日のスポーツ紙とかは「オシムに捧げる勝利」みたいな見出しが躍るんだろうけど、なんかそういうのってインチキっぽいですよね。オシムさんのことと切り離して、もともと重要な試合での重要な成果なわけですもん。たまたまタイミングがピタリだっただけで・・・。 いずれにしてもこのチームは夏までにもっと攻撃(フィニッシュ)の精度を高めていかないと、出場しただけになりかねないので、磨いていって欲しいものです。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」はやはり第1作にはかなわなかったです。ちょっと長すぎるし、吉岡君がらみのじめじめした場面が多すぎるし、第1作のような前向きなエネルギーと明るさの世界から、妙に物哀しさをはらんだ世界になってしまいました。 でも、相変わらずというか、1作目以上に昭和30年代再現の作業は、執念深いものになっています。つまり、さまざまな大道具・小道具とか(手回し脱水洗濯機!)、衣装やヘアメイクとか(映画館や東京タワーでの群集の一人ひとりの洋服や小物、髪型、化粧など全てがきっちりした考証で時代を再現している!)、セリフまでもが(「メートルが上がってる」とか「トランジスターグラマー」とか)如実に時代を物語ってくれています。とにかくその“手抜きのなさ”には恐れ入ります。羽田空港とか電車の窓外の風景とかも、意外と大変だったと思いますよ。
オープニングのゴジラ登場の場面の見事な切れ味、今まで観たことの無い描写センスには感激!現代のCG技術を使って、こんな「ゴジラ」が観てみたいんです! 山崎貴監督としては、東宝だしVFX畑だし、「ジュブナイル」や「リターナー」の延長線上に「ゴジラ」が存在するわけで、我々観客としては次に復活する際には絶対山崎監督の「ゴジラ」が観たい!!と思わずにはいられません。本人もその目配せとして入れたシーンだったのでは? たのんます。作らせてやってください、東宝さん!!
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (1)
うーん、イビチャが心配だ。なんてこった。太りすぎだし、酒飲みだし、持病持ちだし、気にはなっていたものの、いざ意識不明状態が続くとか病院収容まで1時間かかったとか聞くと、結構ショックは大きいです。とても近しい人が倒れちゃったみたいな気分です。直ってください。早く良くなってください。 さっそくパソコンの壁紙をオシムの写真に替えてしまいました。
U-22代表のベトナム戦(アウェイ)は4-0で勝ちましたが、今日は水野の動きが良くなかったなあ。とはいえ、1点目、4点目は水野の右足からのアシストなので、そこらへんの仕事はきっちりしてくれたんだけど。 逆に今までダメだった左の本田が働いてくれました。しか~し!最後にPKを止められちゃいましたね。なんかいやな予感がしたんですよねー。この1点が気になります。 最終戦もガンガン点取りましょう。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
今年もこの日がやってきました。というわけでボージョレー・ヌーヴォー解禁の集い(atいつもの饗)に行きました。Beaujolais-Villagesのプリムール(新酒)、飲みました。“Villages”がつく方ですから、ただのヌーヴォーよりはしっかりとワインっぽい飲み物になっていますが、大江戸的にはもうヌーヴォーは「今年もちゃんとワインが出来ましておめでとう」の酒だから、ぶどうジュースっぽい方が気分だよなあ、とか思っちゃったりもしてるわけです。 で、次に出たのがボジョレー産のヌーヴォーじゃないワイン・・・「Julienas 2004」と「Fleurie 2004」。まあ、新酒を祝った後はどうせ飲むならこっちですよねえ、そりゃあ。 その後には南フランスのドメーヌ・ポール・マスの「Vignes de Nicole 2006」、カベルネ/シラーで、しっかりしてるんです。果実感とタンニンのバランスが良く、大変お買い得なワインのようです。 そして、カリフォルニアの「Iron Stone 2003」。
カベルネ・フランで、色のイメージはけっこう青インクに寄ってます。ベリー&チェリー系の甘さと濃厚さ、枯葉、タンニン、バニラ香とともに青草のニュアンスも。この手は好きな領域ですね。 最後に「Chateau de Ribebon 2002」。いわゆるバリュー・ボルドーですね。湿った枯葉、梨、イチジク。ドライでありながら、ふくよかな後口が長ーい。 ということで、今回も酔っ払いました。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
アジア・チャンピオンズリーグ決勝のセカンドレッグで、浦和レッドダイアモンズがセパハンを破り、日本のクラブチーム初のアジア・チャンピオンになりました。TVで後半だけ見られたのですが、日曜にJリーグの試合があって中二日のレッズは(その前も中三日)相当疲れてました。動けなくなってました。それでも最近のレッズは試合の勝ち方を心得てるので、カッコ悪いけど守り倒して2-0の勝利を手にしました。ハラハラしながら応援してたけど、小生がレッズを応援するなんて、こんなことでもない限りなかなかありえません。判官びいきっていうか、強くて金があってサポもいっぱいいて全ての面で恵まれてるチームなんか、昔の巨人みたいに絶対応援したくないな、と思うもんですから(千葉から阿部ちゃんも引き抜いて行ったしね)。 思えばレッズがJ2に降格した1999年の秋、もう1チーム落ちたのはベルマーレ平塚でした。2000年のJ2リーグでは、平塚競技場が赤いサポーターで埋まり、世界の小野伸二がJ2でプレイしていたものでした。それから7年、彼我の差を見るとやるせないものがありますね。それでも今年の湘南はほんとにいいサッカーしてるんだから。やっとサボらずに人とボールが動くサッカーができるよになったんだから。 レッズができたんだから、ベルマーレだってできるはずですよね!
で、レッズの前祝いのように、銀座2丁目のカルティエがまっ赤な布で覆われてました。これが外れると、金色の建物になっているそうですよ。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
平塚競技場で湘南ベルマーレvs.ザスパ草津。2-1で勝利、3連勝ですが、妙な試合でした。いい展開で優位に試合を運んでいるのですが点が取れず、前半の最後の方でようやく取れた点はヘディングで競ってポーンと浮かんだボールが(キーパーが前に出てたため)ゴールインしたもの。後半は結構ザスパが攻めてきたのですが、湘南の追加点はなんと草津キーパーがバックパス処理をミスしたオウンゴール。 一方、その後の草津の1点は目のさめるようなシュート。 それでも勝ちました。まあ、今日は日本人だけで勝てたことを良しとしましょう。 なにしろエドワルドマルケスが累積警告で欠場だったことに加えて、来日中のアジエルの父親が急逝して、アジエルは悲しみの母親とともにブラジルへ帰国。おまけに脚を痛めていたジャーンがメンバー発表後やっぱりダメで欠場だったのですから。
今年の小生のスタジアム観戦はこれが最後かと思いますが、チームにはまだ3位の可能性は残っています。本当に今年のベルマーレは良いチーム、走れる強いチームになりました。今までと違ってホームで強くなったのも頼もしい限りです。9月以降はホームで7試合負けなしだもん。 さああと3試合、全勝だ!
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
日比谷の芸術座&日比谷映画跡に昨日シアタークリエがオープンしましたね。宝塚劇場の対面が入口になってます。三谷幸喜作の「恐れを知らぬ川上音二郎一座」が杮落としなのですが、前売り初日で2か月分完売しちゃってるそうで残念ですね。すっごく面白そうなのに。
それにしても「シアタークリエ」がCreationの略だってのは随分な感じがしますね。 同じ建物にはホテルが入ってて、やはり昨日オープン。
名前は「ホテル・レム」。レム睡眠(Rapid Eye Moving)みたいな名前だなあと思ったら、なんと『よい眠りのために』を追究したコンセプトのホテルなのでした。びっくりだ。
こちらも昨日オープンした銀座5丁目、晴海通り沿いのアルマーニ・タワー。外装に白ゴマのようなものが・・・。ビッグマックのゴマつきバンズみたいです。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
ライオン菓子の「デコポングミ」。九州産で子ポン果汁使用とあり、原材料名を見るとなるほど、確かに『デコポン果汁(熊本県、佐賀県、鹿児島県)』とありました。競争原理を導入したのか、それとも何かのリスク分散なのでしょうか?表面にはザラメ状の甘ずっぱいパウダーがかかっていて、中にはジューシーなペーストってやつが入ってます。ついでにビタミンC入りです。悪くないお味です。及第です。
続いてサクマ製菓の「クエン酸グミ」です。クエン酸1000mg配合だそうです。サイダー瓶の形をしているのですが、上部がソーダ味、下部がレモン味という凝りようで、すっぱいパウダーもかかってます。袋には“すっぱおいしい!”とありますが、確かにすっぱいです(小生には、すっぱすぎ)。疲れがふっとびそうですね。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
東京駅の大丸が、6日お引越しオープンしました。写真手前が旧大丸、奥のタワーの13階までが新大丸です。
“MY NAME IS TOKYO”、“TOKYO BRAND DAIMARU”ってことで、関西圏では強いけど首都圏で弱かった大丸のイメージ一新を図っているようです。とはいえ、ちょっと強引なような・・・。
1階のウインドウは祝祭感たっぷりに大きなシャンパーニュのボトルです。エティケット(ラベル)がドン・ペリニヨンそっくりに作ってあるのですが、書かれている文字はまた“Tokyo Brand Daimaru”なのでした。
中は1Fが菓子売場ってのが珍しいけど、基本的には駅ビル型百貨店って感じで、以前の大丸とそんなにガラッと変わったイメージはないですし、心斎橋店みたいなスタイリッシュなカッコよさにはならなかったんだなあ、という印象です。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
映画「自虐の詩」は思ったとおりなかなか面白うございました。パンチパーマでちゃぶ台をひっくり返す阿部寛と、冴えない薄幸女に扮する中谷美紀。監督の堤幸彦は、阿部とは「トリック」や「大帝の剣」で、中谷とは「ケイゾク」でご縁があるわけだし、こういうギミックたっぷりの変化球をやらせると生きる人だから。 でも期待値にはちょっと足りなかったかなあ。中盤以降の回想シーンなんかがちょっとスピードダウンしてしまって、やけに叙情的でねえ。 まあ4コマ漫画を長編映画にする難しさは、どうしようもなく存在したのでしょう。 中谷の少女時代を演じる岡珠希が、地味で自信と存在感なさげで、でも可愛くて、適役かつなかなかいい感じでした。 ちなみにこの映画の公式サイトには「ちゃぶ1グランプリ」っていうちゃぶ台ひっくり返しゲームがあります。やってみてください。小生は「112回転」が出ました。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
映画「犯人に告ぐ」はよく出来たエンタテインメントでした。派手ではないけれど、密度が濃く、2時間弱をダレ場なしで駆け抜けます。ある意味直線的なストーリーを、単純なものとしなかった要因は、登場人物の絡まり方と描き方、そして(地道な張り込みをきっちり描写するような)リアルさ。これらがサスペンスを生み、物語を豊穣にしていました。ある種のTVっぽさが勝ってて、映画のスケール感が乏しいのはやや残念な気もしますが、これだけ面白ければいいでしょう。「海猿」「HERO」「ガリレオ」などTV、映画をまたいで活躍中の福田靖脚本の出来の良さも勝因です。 組織内の悪役たちが(石橋凌も片岡礼子も)効いてましたが、何と言っても小澤征悦のワルっぷりが、腹が立つほど巧くって、リップクリームの塗り方の気持ち悪さなんか、ホントいやになります。 ところで、ラストの豊川の目を見開いた驚きの表情(と驚きの効果音)が何のことだったのかよくわかりませんでした。その直後に(開巻以来出ていなかった)「犯人に告ぐ」というメインタイトルが出て、エンドタイトルロールとなるので、もしかして「しまった!今までタイトル出ていなかった!!」の驚きだったのかしらん?
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
ナビスコカップの決勝、川崎フロンターレvs.ガンバ大阪を見に国立競技場へ。
ワケあって川崎を応援しに行ったのですが(明石四楼さんに頼まれたんじゃないですよ)、ナビスコの決勝は3年連続行ってますね(前2年は千葉の勝利を見に行ったのだけど)。いつもインディアンサマー(小春日和)のいい天気なんです。
試合の方は0-1で川崎が敗れましたが、前半15分以降はほとんどガンバが試合をコントロールしていたので、むしろ0-2や0-3でもおかしくなかった試合ではありました(フロンターレは相変わらずシュートをはずしまくっていたし)。 なにしろシジクレイが統率するガンバのディフェンスラインが異常に高くて、川崎はそれを崩す術を見出せませんでした。トラップなどの技術も、球際のガッツも、今日はガンバの方が上でした。 川崎はマギヌンがいたら、違ってたと思います(「たられば」だけど)。 ガンバは大人の試合運びで、見事でした。PK戦で千葉に敗れた一昨年の落とし前をつけたってところでしょうか(特に遠藤)。
それにしても上の写真のような『国立競技場越しに見える新宿マンハッタン』の図はいつ見ても最高です。「私の好きな東京の風景」みたいな企画があったら、真っ先に推薦したい風景です(もちろん実際に見ると、こんなもんじゃないですから)。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
来週のNHK-BSの夜9時か10時からの「衛星映画劇場」が凄いです。月曜が岩井俊二監督の「花とアリス」(鈴木杏、蒼井優主演)=今年の「天然コケッコー」と並んで、ここ10年の少女映画のベスト。 火曜が大谷健太郎監督の「とらばいゆ」(瀬戸朝香、市川実日子主演)=緻密なダイアローグとリアルな演出が見事。 水曜が緒方明監督の「いつか読書する日」(田中裕子、岸部一徳主演)=大人の、秘められた恋の、静かな情念。 木曜が篠原徹雄監督の「深呼吸の必要」(香里奈、谷原章介主演)=真面目さがとても気持ちのいい掘り出し物。 と、近年の日本映画の中の、コンテンポラリーな日本映画ならではの、派手じゃないけど絶対オススメできる秀作が連打されています。特に月、火は小生がその年のベストワンに選んだ作品ですし、木も2位にした作品で、水だって9位に入ってます。 とにかく素晴らしいです。面白いです。感銘を受けます。見てください。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
あまりにも売れていて、書店によってはランキング1位になったりもしているので、買ってみました「佐藤可士和の超整理術」。 原研哉さんの名著「デザインのデザイン」を髣髴とさせる真っ白な光沢紙に黒い文字のみのシンプルな装丁。嵩高紙221ページで、当たり前のことが読みやすく書いてあるので、本代がもったいないほど速く読めちゃいました。そういった意味では、物足りない内容です。ある意味、こんなにヒットしちゃったのが不思議。 まあ「超整理術」というよりは、添えられた英文タイトルの“Ultimate Method for Reaching the Essentials”の方が本質を捉えてますね。 とにかく整理して、捨てて、シンプルにするってことなので、読んでみて、「なんだ、こんなことなら知ってるぜ」的な本ではあるのですが、でもわかっちゃいるけどできないんですよねえ。
ところで、本文中で何度か「難度が高い」とか“難度”って言葉が出てきましたが(しゃれではない)、可士和さんの使い方は正解。近頃、「難易度が高い」とか間違って使う例があまりにも多いもので、すがすがしいです。“難易度”ってのは、『難易度別』とか『難易度によって』とかの用法は正しいけれど、“難度”と同じ使い方で誤用している人の多いことよ・・・。困ったもんです。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント