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2008年1月29日 (火)

拾い物「子猫の涙」

映画「子猫の涙」はちょっとした拾い物でした(拾い猫?)。メキシコ・オリンピックで銅メダルを獲った実在のプロボクサーの破天荒な生涯を描いたドラマですが、主人公役の武田真治の筋肉や動きが見事にボクサーで、年取ってもほとんど老けないことを除けば、いい仕事です。ちゃんと、だらしなく老けてくれたら、「レイジング・ブル」になったのに・・・。 でも、一番の見所は娘役の藤本七海ちゃん!大阪弁で演じる勝ち気やらけなげさやらが、キュートです。彼女のボクシング・フォームの美しさが見事だったりもします。それにしても彼女が大人になると宝生舞になるってのはあまりにも似てなくて、キャスティングの意味がよくわかりません。

低予算なだけに、昭和の再現ってのはほとんど出来てませんし、やろうともしておりませんが、それが気にならないほどドラマがしっかりしてます(オーセンティックに)。そして、撮影がいいです。しっかりしたいい絵が撮れてます。森岡利行監督(&脚本)の手腕は確かなものがあり、佳作に仕上がってます。世が世ならこの作品だって松竹系の2本立ての片方って感じの匂いがしますもん。

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