夏帆 in 「砂時計」
ダメもとで、渋谷の「靖国」上映館に行ったのですが、午後の3時過ぎとあってはやはり「本日の座席は完売」とのこと。劇場前には装甲車が停まり、警察官が警備をしていました。 そこで切り替えて、「砂時計」に行くあたりが大江戸さんの素晴らしいところ。
人気少女マンガが原作とあって、祝日の場内は女子中高生でいっぱい。そんな雰囲気に気押されず、自然に溶け込むところが大江戸さんのステキなところ。 映画の出来は今ひとつで、2時間1分なのに3時間近くに長ーく感じられました。はっきり言って3時間10分の「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」よりも長く思えました。 あの仲間由紀恵の「LOVE SONG」という佳品でデビューした佐藤信介監督だったので、ところどころにリリカルな良さはあるものの、特に松下奈緒のパート(10年後)になってからラストまでが、もうもたついてもたついて・・・。 それにしても松下奈緒はまだ23歳なのに26歳ぐらいの役で、しっかりハマッています。顔や雰囲気がやけにオトナなのですね。 夏帆が大人になると松下?? もちろん根本的に似ていないんですけど、なんか似たところを感じさせるあたりが、衣装やメイク等の工夫であり、演技の力であり・・・ですね。 ただ肝腎のトラウマ的テーマを、説得力を持って描けなかったところが残念ではありました。 「東京少女」「うた魂♪」「砂時計」と主演作(本作では松下に次ぐビリング2番ですが、実質的には夏帆の出番の方が多い)が続いた夏帆ちゃんですが、ここで一休み。次の新作はいつかなー(と心待ちにしてるあたりが大江戸さんの可愛いところ)。
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