「週刊真木よう子」エライ
テレビ東京・水曜深夜(日付は木曜)の「週刊真木よう子」、最初に新聞のテレビ欄でタイトルを見かけた時はそれ以外のインフォメーションが無かったので、なんかトークショーのようなものを想像していたのですが、まさか単発ドラマ×12話(+総集編)という企画だとは・・・。「ぴあ」の真木よう子特集で見たら、三木聡、山下敦弘、タナダユキ、長塚圭史などなど映画、演劇界の才人たちがホンを書き、メガフォンを取り、たった一つの条件=『主演:真木よう子』を料理していくって企画で、なーんだ、だったらもっと早くから見れば良かった・・・なのです。
で、第7話「立川ドライブ」(演出:大根仁)を見ましたが、うん、きっちり面白い30分枠のドラマでした。正名僕蔵演じるストーカー警官のキモいヤバさも実にぬめっとしてて見事だし、彼を惹きつけてしまう真木の小悪魔性が存分に発揮されていて、その上に生活の匂いもリアルに出して、いやあ真木よう子さすがです。今の彼女の芝居を見られることは、かなり幸せなことだと思います。
と言っても、これを読んで「真木よう子って誰?」と思ってらっしゃる方もかなりいるのでは? ま、誰かについては各自で調べていただくとして、今伸び盛りにして今後が嘱望されるアクトレスです(一般的にはドラマ「SP」の、って言うと、通りがいいのかなあ)。華奢な体やもの静かな表情の一方で、凶暴さや肝の据わったところもあり、どこか「芝居命」的な感じのするカメレオン女優でもあります。作品によって、顔やムードが全然違いますもん。 そんな真木さんで今この企画を、って考えた人(しかもこのタイトルで!!)はエライなあ。勇気あるなあ。
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