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2008年9月10日 (水)

「アクロス・ザ・ユニバース」;極彩色ミュージカル

大のビートルズ・ファンの大江戸にとって、映画「アクロス・ザ・ユニバース」はかなり楽しめる作品でした。ブロードウェイ・ミュージカルの演出家であり、映画「タイタス」や「フリーダ」の監督でもあるジュリー・テイモアが、サイケデリックな極彩色のミュージカルを作りました。ロック・ミュージカル全盛期の’70年代から遠く離れて、CGI全盛の今だから作れた世界です。ボウリング場でのカラフルな光と影、スーツ姿のビジネスマンの群舞、徴兵検査場での群舞と演出の妙味と、魅力的なミュージカル・シーンが数々。そして「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」の場面では、苺からの流血という現代美術的な映像の鮮烈さが印象的でした。 登場人物が、ジュード、ルーシー、プルーデンス、マックス(ウェル)、セディ、ジョージョー、ドクター・ロバートetc.と、ビートルズの歌詞に登場する名前ばかり。そして“She came in through the bathroom window.”とか、歌詞のフレーズが台詞に使われているところもあり、思わずニヤリ。ディープなビートルマニアほど楽しめるように出来ています。とにかく凝った映像と楽曲の力で、面白く出来ていました。 でも、曲をつなげて無理やり作ってることもあって、物語はどうってことありませんし、後半の学生運動のあたりが結構かったるいのも事実です。ラストは物足りなく、残念。でもその後に続く最高に美しいサイケデリック・エンドタイトルが、かのカイル・クーパー(「セブン」「DNA」「スパイダーマン」などのアートなタイトルバックで有名)によるものなのでありました。これは必見!

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