「デトロイト・メタル・シティ」上出来
映画「デトロイト・メタル・シティ」、笑えます、楽しめます、ウェルメイドです。原作マンガをかなり忠実に再現しているようですが、やはり実写の強みが出ています。 ギャグとしての誇張が、デタラメにはならずに、通俗の枠内での強みとして効いていますし、展開も予想した通りに進んでいくことが逆に、期待を裏切らずに娯楽映画としての王道を押さえていると言えるでしょう。テンポの良さとダレ場の無さも、最近の映画の中では出色でしょう。 その上、エキストラの演技コントロールとか、撮影、美術、衣装などの技術パートがしっかりしているので、映画に安定感があります。 こんな作品なのに、故郷の母親との件りやクライマックスのあたりでは心情にほろりと訴えてくるような所もあったりします。 もちろん楽曲も本格的に大したもんですし。
マツケンの2面性演技には笑っちゃいますが、松雪泰子は奮闘しているもののイマイチかも・・・。年はちょっと若いのですが、真木よう子がやったら凄かったかもと思いました。 で、この映画では加藤ローサちゃんがとってもカワイイ!他の映画やTVの彼女よりもぐっとキレイで魅力的に撮れています(ま、演技力は置いといて・・・)。
赤と黒のホラー調のシャドー画像を用いたタイトルバックがカッコよかったっす。
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