いちごチョコクロ!
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諸般の事情でなかなか行けなくて、ようやく今期開幕5戦目(ホーム3戦目)にして初めての平塚競技場での観戦。反町ベルマーレを初めて目にしました。ベルマーレはベガルタ仙台を1-0で降し、なんと開幕5連勝です! 前半26分、京都サンガから開幕直前に移籍してきた田原豊がCKを頭で決め、その1点を守り通しました。まあこちらも仙台を圧倒できなかったけど、あちらも湘南を脅かす攻めはできませんでした。 まだチームが形成されていく途上って感じで、むしろ去年の方がいいサッカーしてたとは思うけど、まあ「産みの苦しみ」ってやつなのでしょう。とは言え、そこで苦しみながらも5連勝してるのは大きいです。セレッソも5連勝ですけど、確かに今期のJ2にはセレッソ以外の手ごわいライバルはいない感じ。 いやー、それにしても寒かったです(4時キックオフ)。ダウン入りのコート着て、マフラーと手袋とカイロ2個で装備しているのに、寒いの何の。4月も近いってえのに。だから小生はJの秋春制なんて大反対です。
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W杯アジア最終予選の日本vs.バーレーン戦をTVで観戦。1-0の勝利、まずはめでたいです。しかしながら相変わらずシュートが打てない! まあ、とにかくバーレーンの守りは堅かったし、リーチが長い上にチェックが素早かったので、日本のようにパスをつなぐチームが一番嫌な形を作られましたから。さすがは憎たらしい策士、マチャラ監督。 でもセットプレイだけは、そんな作戦を無化できてしまうので、やはり俊輔の左脚は偉大でした。 中沢、闘莉王の安定感に較べて、両サイドバックはけっこうミスも多く、パッとしませんでした。 あとは楢崎がいるとやっぱり安心できます。 今日の日本は、後半40分過ぎから露骨にボールキープで時計を進め、きっちり逃げ切りました。ここら辺にチームの成熟が見て取れます。
何はともあれ、予選あと3試合を残して日本が勝ち点11、4試合を残すオーストラリアが勝ち点10、他の3チームは3試合を残してみんな勝ち点4。ということはこの組で2位までが行けるW杯出場に、ほぼ当確の赤いバラがついた感じです。よし!
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ワールド・ベースボール・クラシックが、日本の2連覇という最高の結末で終了しました。大江戸はサッカー一筋派なので、野球に関してはほとんど「どうでもいい」というスタンスなのですが、さすがにこの最後の部分(9-10回)を見ていたら、熱くなりました。 イチロー、やっぱり凄いです!千両役者です!好きだなあ、イチローのあの修行僧のようなストイックさと、その一方でのおちゃめぶり。試合後のあの珍しいほどの“躁状態”!よっぽど嬉しかったんでしょうねえ、今大会でも随分と揶揄されていましたから。 ちなみに京都サンガの佐藤勇人とイチローの顔って、かなり似てると思うんですけど(昔、若い頃のイチローとジュリア・ロバーツが似てると指摘した人がいて、なるほどと思いました)。
有楽町駅前を通りかかったら、パチンコ屋の前のテレビの前に100人ほどの人垣が・・・。力道山か!?って感じでした。 それにしても東京ラウンドから通算で韓国と5試合戦ったんでしょう?こんな短期間のうちに。印象としては全試合の半分ぐらい韓国と試合してた気がしちゃいます。へんなシステムだなあ。
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東京マラソン完走の翌日ではありますが、心配したほどひどい筋肉痛は出ませんでした。まあ経験則に基き、入念なストレッチングとマッサージを行い、消炎薬を塗り、BCAAアミノ酸を摂取した成果ですね。 それでもモモに軽い痛みが出て、階段の(上りはいいんだけど)下りがちょっときつかったです。 でも、走った後は「もうこりごり」な状態でも、一晩寝ると「またそのうちやってもいいかな」に変わるあたりが、哀しい性(さが)であります。 それからこの時期の、とりわけレース後の腹筋ってのは我ながら結構いい状態になっていて、12月頃の不摂生と運動不足の腹と較べると、胃の両脇のくぼみ方なんかがかなり違います。体脂肪もレース前日とレース後では1.7%も減ってたしね(体重はレース後の飲み食いで、ほぼ同じでした)。
夜、駅から家への帰り道で、ランニングしてる人に3人出会いました。珍しいことです。たぶん東京マラソンをTVで見て、「よし来年は」と一念発起した方が多かったのではないでしょうか? でも無理は禁物ですよ。心肺停止になりかねませんから・・・。
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東京マラソン、1回目に次ぎ完走しました。タイムは4時間30分19秒。まあスタート地点まで10分以上かかったので、ネットタイムは4時間20分ほど。第1回目とだいたい同じぐらいです。小生の基本はキロ6分=1時間で10kmなので、5kmごとのラップタイムはほぼ29-30分のペースを30kmまではかなり正確に守り、あとは30分につき1分づつ落ちていった感じです。
さすがにレースにケータイやカメラを持っていかなかったので、開始前の画像ですが、二宮金次郎さんがいらっしゃいました。他にも仮装はわんさかいて、スパイダーマン、ガチャピン、白鳥の湖、チェロ、警官と泥棒、和服の芸者、水戸黄門などなど・・・。 また、いつものことながら、スタート地点の何百かある仮設トイレは長蛇の列。コース内各所のトイレも長蛇の列でした。
2回目なのでコースの感覚はつかめているのですが、やはり半分過ぎると苦しく、特に30km過ぎるとしんどくてしんどくて・・・。疲労、脚の痛み、腰の痛みなどが効いてきてるのに、35km以降の橋の登りのきつさ、あと今日は風の強さ、そして途中からの雨と、泣きたいような辛さがどんどん募るのです。 ゆっくりめの市民ランナーでも、それはそれで自分の体にかなり無理させて、精神力でなんとかそれぞれのタイムを作っているのです。とにかく疲弊しました。うぅ。
その先に待っているのが、この完走メダル。 でもいくらストレッチしてマッサージしてエアーサロンパスかけても、明日は(いや、帰り道からだけど)筋肉痛なんだよなあ。歩くのと階段下りるのが大変なんです。 うぅ。
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映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」は期待以上に素晴らしい出来で、本年のベストワンに置いてもいい傑作なのでした。2時間47分に凝縮された“特別な”人生を、篇中の老女の娘と共に追体験する旅路。人間の生と死、エイジング、運命といったものを「時間」(ラストカットの時計が示すように)と絡めて考察する哲学的エンタテインメント。そこで描かれたテーマは深く、人間の本質に迫っています。
映像に「格」があります。もちろん時代を再現した美術や衣装も含めての見事さですが、まさにハリウッドの底力って気がします。 原作はF・スコット・フィッツジェラルドの短編だそうですが(ケイト・ブランシェットの役名が、あの「ギャツビー」の“デイジー”!) 昔から短編小説は映画化の相性が良いんですよね。長編小説を映画化してもダイジェストにしかならないけど(「ハンニバル」とか・・・)、短編をクリエイターが自在にふくらませると、そこに“映画”が立ち現れるのです(「2001年宇宙の旅」とか・・・)。 完璧な映像の中に、比類なき物語の中に、見る者の胸を打つ感銘が宿り、小生は終始感動を覚えながら観ておりました。「絵」に、胸かきむしられるのです。 脚本が「フォレスト・ガンプ」のエリック・ロスですが、大江戸的には「ベンジャミン・バトン」に軍配を上げることにためらいはありません。
関係ないけど「オーストラリア」と同様に、ここでも第2次大戦時の日本軍の攻撃が非難され、「Jap」呼ばわりされておりました。うーむ。
VFXがやはり革命的です。「フォレスト・ガンプ」も、SFやアクション以外でCGを使うことの意味を革命的に進化させてましたが、ここでのブラッド・ピットの年齢の変化を体型の比率から変えて表現するところまで行くと、どこまでが「演技賞」の領分で、どこからが「特殊効果賞」なんだか、わからなくなりますよね。シワのない20代の場面のブラピなんぞは、おおまさに「テルマ&ルイーズ」の頃のブラピです。
それにしても、これでオスカー作品賞を取れなかったなんて!「スラムドッグ$ミリオネア」はこれ以上に超絶的に素晴らしい出来なのでしょうか?「ディパーテッド」が作品賞取った年あたりだったら、もう楽勝だったのにね。
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都庁あたりをちょっと西へ行くと、神田川が流れてます。井の頭公園の池から出て、こっちの方に来て、高田馬場とかを経て飯田橋、御茶ノ水、そして柳橋から隅田川に合流するわけですね。ここらは両側が遊歩道として整備されていて、気持ちいい感じです。水鳥もいるし。 日なたでは、ほら桜が咲き始めたりしてましたよ。 川の向うに都庁が見える風景なんかも、いいもんです。
そのまま西へ進むと、うわー京都ですか?ってな「中野新橋」がありました。これが駅名の起源ですか。 ほれ、擬宝珠(ぎぼし)も見事。でもここらへんまでで、遊歩道は終了して川べりを走れなくなってしまい、うーん残念。
そのまま西進して、おっ、川が復活と思ったら、いつの間にか善福寺川になっておりました。中野富士見町から方南町の間あたりの手すりには、鉄製の鳥が色々。 さらには土手の壁面にはカニだのカメだの水棲生物のレリーフが・・・。 うーん、不思議でキュートで、あなどれません。
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「ムーラン・ルージュ」以来8年ぶりのバズ・ラーマン監督×ニコール・キッドマン主演の映画、その名も直球の「オーストラリア」は、2時間45分の堂々たる大河エンタテインメントに仕上がっていました。いつもの狂ったカメラワークや細かいカット割りといったバズ・ラーマン的な疾走感やギミックは、かなり抑制されており(ま、カンガルーの場面が楽しかったけど)、オーストラリア映画なのに、オールド・ハリウッド大作(「大いなる西部」とか「風と共に去りぬ」とか)の趣き。その通俗的なわかりやすさと、王道のドラマで(たとえば、いいやつと悪者がハッキリしてるとか・・・)とにかく引っ張る娯楽性は、今日び珍しいほどです。何しろ前半は大西部劇!後半は戦争メロドラマ!の2本立てみたいな作品ですから。
今年42歳になるニコールは、さすがに圧倒的美しさの絶頂は過ぎたようですが、いやあ堂々たる“女優”っぷりです。そして彼女と共にオーストラリア人代表として主役を張るヒュー・ジャックマンの堂々とした男っぷりと、マッチョな肉体。美男美女の古典的ハリウッド映画を、やはり連想させてくれます。
CGも多用されてますが、1500頭の牛のスタンピード(群れの暴走)の絵作りなんぞは、かなりのスペクタクルでした。 終盤、第二次大戦における日本軍のオーストラリア侵攻や空爆などが描かれていて、“Jap”呼ばわりされちゃうので、我々としてはちょっと居心地の悪い思いもしてしまうのですが、あくまでもエンタテインメントの枠の中。 ラストをはじめ、何箇所かで涙腺を刺激されたりもしました。 アボリジニのことが重要な要素になっているのですが、ニコラス・ローグ監督の最高傑作「美しき冒険旅行」(原題:WALKABOUT)なんかも思い出したりしちゃいました。
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ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督の映画「罪とか罰とか」は、題名のセンスもいいけど、いやあ実に面白かったです。ケラさんの映画1作目「1980」、2作目「グミ・チョコレート・パイン」はさほど面白くなかったのですが、3度目の正直ってやつですね。 不条理なまでのすっとびギャグのつるべ打ちで、ぐいぐい突き進みます。また、その構成がかなり凝っていて、時制を自由にモンタージュしつつ、「えっ!」という意外な展開や意外な種明かしを連打していくという、おそらく内田けんじ監督に触発されたのでは?的な、脚本の力量を見せつけています。 演出の方も、こちらは「時効警察」あたりのオフビートかつ素っ頓狂な感覚に触発されていて、いやあ笑えました。連続殺人にまつわるブラックな笑いもなかなかです。結構好きですね、この感覚。
主演の成海璃子ちゃんが今の時期(クラレのCMでもわかるように)とっても丸くなっていて、顔なんかパンパンです。あごのあたりも丸いです。足なんかかなり太いです。でもキチンと役にフィットしてます。コメディエンヌとしても、いけるじゃないですか。 まあ、それにしても段田安則、犬山イヌコ、奥菜恵、大倉孝二、緋田康人などなど役者たちもぶっとびながら、楽しいじゃないですか。麻生久美子なんかエンドタイトルでようやく誰だかわかった程ですもん。 それにしても、それで良かったのか?オキメグにサトエリ?
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ま、サラリーマンだからいつかこういうこともあろうかとは思ってましたが、うーん・・・残念! 三軒茶屋の世田谷パブリックシアターでの「春琴」の去年に次ぐ再演。深津絵里をはじめとするカンパニーのロンドン凱旋公演。昨年の発売初日に買ったのだけど、土日とかは売り切れてて、この日にしたのですが・・・、ハズレました。結構ギリギリまで行くつもりだったのですが、そこから仕事の状況が急転直下。「こりゃダメだ」となった時には、既に人に譲ることもできないタイミングで、7500円のチケットがムダになってしまいました(泣)。 1年ぶりのナマふかっちゃんだったのにー。 ま、去年観てはいるので、死ぬほど悲嘆はしないけど、ちょっとブルーですね。あーあ。
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NHKスペシャルのドラマ「白洲次郎」、3話中2話が終わってさあ完結と思いきや、第3話は8月の放映なのでした。なんでやねん? ハイビジョンなのでしょうが、とにかく映像が見事で、光と影、逆光、闇の表現などなど、本当に美しくも力のある絵作りです。もちろん衣装や美術にも隙がありません。ドラマとしても緊密度が高く、テンポの緩急が適切で、実に質の高い仕上がりとなっています。
さらに、賞賛すべきは役者たちの頑張りでしょう。伊勢谷友介は、今までのべちゃっとしたしゃべり方から脱却して、堂々たる二枚目ぶりです。英語も発音がよく、堂々としていて、随分勉強したんだろうなあという成果が出ています。それは中谷美紀に関しても言えることで、従来のTVドラマクラスの「あちゃ~」ってな英語ではありません。ちゃんと先生がついて、長いこと準備したんだろうなあ。それぞれに、次郎・正子らしい感じが出てて、英語でケンカするあたりも、かくもあったのだろうと思わせるだけの力があります。 原田芳雄の吉田茂ってのは、ちょっと評価の分かれるところでしょうねえ。その一方で岸部一徳の近衛文麿首相は、彼のキャリアの中でも最上級ではないでしょうか。 それにしても市川亀治郎の青山二郎にはぶっとびました。あんなエキセントリックな人だったんですかい?
3話が待ち遠しくてなりません。
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いよいよJリーグ開幕しました。なんかやっぱり楽しいですね。J2からの昇格2チーム山形と広島が6点、4点と攻撃大爆発しているあたり、波乱の予感もありありですね。
さてJ2、ここんとこ毎年、湘南ベルマーレのホーム開幕戦には馳せ参じていた大江戸でありますが、今年は諸般の事情で行きませんでした。でも横浜FCとの神奈川ダービーを2-1で制して、幸先の良いスタートです。ついおととい、昨年まで京都サンガに所属していた田原豊が入団したんですよ!早速先発でしたが、石原直樹(大宮に移籍)が抜けた穴を心配していた小生としては、結構嬉しいニュースでした。今日45歳の誕生日だった反町新監督も、勝利をプレゼントされて良かった良かった。 それにしてもカズなんかソリさんと3つ違いの42歳だからなー。バカボンのパパよりも年上なんだもんなー!
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映画「ホノカアボーイ」の公開が迫ってきておりますが(3月14日)、予告編を見ても、雑誌等のスティル写真を見ても、キャストのクレジットにある深津絵里さまのお顔が出てきません。不思議だなー、よっぽど特殊な姿で出演してるのかなー?と思ってたら、公式サイトを見て謎が解けました。アラレちゃんのような大きなウェリントン型メガネ!ははは、ちょっとお笑いっぽいですけど、大江戸は好きですよ、こういうの。ふかっちゃんは「阿修羅のごとく」でもメガネでしたし、TVドラマ「天気予報の恋人」の時のメガネ姿なんか最高にキュートでしたもん。いかにも舞台のハワイに似合わなそうな感じが、楽しみです。 それにしても、岡田将生くんは「ハルフウェイ」に次ぎ、本作と「重力ピエロ」でも主演と、飛ばしてますねー。
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三軒茶屋の下馬寄りの所に昔からずーっとある、この建物とこの看板。 曰く「やっぱ自分の踊り方でおどればいいんだよ。 江戸アケミ」。エドはるみではありません。江戸アケミって誰?調べてみますると、'80年代にアンダーグラウンドな活動を繰り広げていたばんどJAGATARA(「暗黒大陸じゃがたら」と名乗っていた時もありました)の中心人物であり、ヴォーカルであり、男性であり、’90年に自宅の風呂場で死んでしまった人(享年36歳)なのでした。 それにしてもなぜここにずっと? 下にある物置きには、耳なし芳一のように、文字がびっしり書き込まれておりました。
そのお隣にはツタ?のひっからまるピンク系の古い建物がありますし、裏手には青空に煙突がそびえ立つ銭湯も。なんか航空宇宙研究所の趣きも・・・。 まあ、全体的に昭和の香りがするゾーンです。
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先日大いなる期待を書き記した北川悦吏子初監督作品「ハルフウェイ」を観ました。思った通り「大江戸好み」ど真ん中でした。やはり「花とアリス」や「好きだ、」のようなセミ・ドキュメンタリー・タッチが、リアルな情感をわくわくと、ひりひりと活写して、ハートに迫ります。保健室が、川べりのとびとびの柵が、シャボン玉が、書道部の部屋が、いちいち良いではありませんか。 書道部顧問の大沢たかおときいちゃん(「ラブファイト」コンビだ!)の「私の友達が・・・」の会話なんて、かなり笑えます。
北乃きいちゃんは可愛いけども、この役は相当厄介な性格の女の子ですねえ。なんか、このままお年を召していくと、たまらん性格のオバちゃんになりそうなキャラクターではありました。そこが前記の2作品と違うところ。きっと女性の監督だから、こういうキャラクターになったんだろうなあ。男の監督は、そうしないよなあ。 それにしても台詞を封じ込んで、アドリブにまかせたという北川監督、感覚的に岩井俊二に似てるけど、ステキです。キャメラの動きなんか、普通ならやらないような無駄な動きをするのですが、それは主人公や観客の心情に寄り添った動きなんですね。「目で追う」動きがそのまま映像になっているという・・・。
ところで、この映画で脇を固める二人、仲里依紗と溝端淳平は、そう「ハチワンダイバー」のコンビではありませんか。うーむ。
美しくコンパクトな85分です。 小生がこの手の作品にやけに惹かれるのは、残念ながらこういうキラキラとチャーミングな高校生活を送って来なかった反動に違いありますまい。うーむ。
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武蔵野市立吉祥寺美術館で3月1日まで開催の「原研哉デザイン展 本」を見ました。『友人、原田宗典がモノ書きだったおかげで。』という副題がついてまして、どうも2人は高校時代からの友人だったそうですね。でも原田の本よりもむしろ姫野カオルコの本のデザインの方が、いやいやそれよりも朝日新聞社の月刊誌「一冊の本」のデザインの方が、より優れていると感じました。「一冊の本」の、白を基調にしたシンプルな造形はまさに原イズムの顕現ですね。美しいです。
あとは自らの上梓した書籍類。やはりさまざまな白とタイポグラフィーのみ、といった一見して原さんとわかるブックデザインをまとめて観覧できました。でもまあ、表紙もさることながら、中のレイアウトや文字組みの毅然とした美しさに、感銘を受けますねえ。こういうセンスって野球選手や音楽家と同じで、あくまでも「才能」の領域なんですよねえ。 さらに原氏は文章も見事なのでして(「無印良品」の広告コピーは氏自身が書いていたりします)、挨拶文にあった「文芸書の装丁はセンスが良すぎてはいけない。そして本文の内容に合致しすぎてもいけない。ほどよく野暮で、多少本文とずれている程度のとぼけ方がいい味を出す。」なんてのも、なるほどの至言であります。 こちらも去年の当ブログでの関連記事です。 ↓
http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-7ce7.html
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