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2009年3月14日 (土)

堂々のエンタテインメント大作「オーストラリア」

「ムーラン・ルージュ」以来8年ぶりのバズ・ラーマン監督×ニコール・キッドマン主演の映画、その名も直球の「オーストラリア」は、2時間45分の堂々たる大河エンタテインメントに仕上がっていました。いつもの狂ったカメラワークや細かいカット割りといったバズ・ラーマン的な疾走感やギミックは、かなり抑制されており(ま、カンガルーの場面が楽しかったけど)、オーストラリア映画なのに、オールド・ハリウッド大作(「大いなる西部」とか「風と共に去りぬ」とか)の趣き。その通俗的なわかりやすさと、王道のドラマで(たとえば、いいやつと悪者がハッキリしてるとか・・・)とにかく引っ張る娯楽性は、今日び珍しいほどです。何しろ前半は大西部劇!後半は戦争メロドラマ!の2本立てみたいな作品ですから。

今年42歳になるニコールは、さすがに圧倒的美しさの絶頂は過ぎたようですが、いやあ堂々たる“女優”っぷりです。そして彼女と共にオーストラリア人代表として主役を張るヒュー・ジャックマンの堂々とした男っぷりと、マッチョな肉体。美男美女の古典的ハリウッド映画を、やはり連想させてくれます。

CGも多用されてますが、1500頭の牛のスタンピード(群れの暴走)の絵作りなんぞは、かなりのスペクタクルでした。 終盤、第二次大戦における日本軍のオーストラリア侵攻や空爆などが描かれていて、“Jap”呼ばわりされちゃうので、我々としてはちょっと居心地の悪い思いもしてしまうのですが、あくまでもエンタテインメントの枠の中。 ラストをはじめ、何箇所かで涙腺を刺激されたりもしました。 アボリジニのことが重要な要素になっているのですが、ニコラス・ローグ監督の最高傑作「美しき冒険旅行」(原題:WALKABOUT)なんかも思い出したりしちゃいました。

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