「罪とか罰とか」に大笑い
ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督の映画「罪とか罰とか」は、題名のセンスもいいけど、いやあ実に面白かったです。ケラさんの映画1作目「1980」、2作目「グミ・チョコレート・パイン」はさほど面白くなかったのですが、3度目の正直ってやつですね。 不条理なまでのすっとびギャグのつるべ打ちで、ぐいぐい突き進みます。また、その構成がかなり凝っていて、時制を自由にモンタージュしつつ、「えっ!」という意外な展開や意外な種明かしを連打していくという、おそらく内田けんじ監督に触発されたのでは?的な、脚本の力量を見せつけています。 演出の方も、こちらは「時効警察」あたりのオフビートかつ素っ頓狂な感覚に触発されていて、いやあ笑えました。連続殺人にまつわるブラックな笑いもなかなかです。結構好きですね、この感覚。
主演の成海璃子ちゃんが今の時期(クラレのCMでもわかるように)とっても丸くなっていて、顔なんかパンパンです。あごのあたりも丸いです。足なんかかなり太いです。でもキチンと役にフィットしてます。コメディエンヌとしても、いけるじゃないですか。 まあ、それにしても段田安則、犬山イヌコ、奥菜恵、大倉孝二、緋田康人などなど役者たちもぶっとびながら、楽しいじゃないですか。麻生久美子なんかエンドタイトルでようやく誰だかわかった程ですもん。 それにしても、それで良かったのか?オキメグにサトエリ?
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