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2009年3月 1日 (日)

珠玉の85分「ハルフウェイ」

先日大いなる期待を書き記した北川悦吏子初監督作品「ハルフウェイ」を観ました。思った通り「大江戸好み」ど真ん中でした。やはり「花とアリス」や「好きだ、」のようなセミ・ドキュメンタリー・タッチが、リアルな情感をわくわくと、ひりひりと活写して、ハートに迫ります。保健室が、川べりのとびとびの柵が、シャボン玉が、書道部の部屋が、いちいち良いではありませんか。 書道部顧問の大沢たかおときいちゃん(「ラブファイト」コンビだ!)の「私の友達が・・・」の会話なんて、かなり笑えます。

北乃きいちゃんは可愛いけども、この役は相当厄介な性格の女の子ですねえ。なんか、このままお年を召していくと、たまらん性格のオバちゃんになりそうなキャラクターではありました。そこが前記の2作品と違うところ。きっと女性の監督だから、こういうキャラクターになったんだろうなあ。男の監督は、そうしないよなあ。 それにしても台詞を封じ込んで、アドリブにまかせたという北川監督、感覚的に岩井俊二に似てるけど、ステキです。キャメラの動きなんか、普通ならやらないような無駄な動きをするのですが、それは主人公や観客の心情に寄り添った動きなんですね。「目で追う」動きがそのまま映像になっているという・・・。

ところで、この映画で脇を固める二人、仲里依紗と溝端淳平は、そう「ハチワンダイバー」のコンビではありませんか。うーむ。

美しくコンパクトな85分です。 小生がこの手の作品にやけに惹かれるのは、残念ながらこういうキラキラとチャーミングな高校生活を送って来なかった反動に違いありますまい。うーむ。

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» 「ハルフウェイ」いいなあ、こんな恋愛したかった~! [シネマ親父の“日々是妄言”]
[ハルフウェイ] ブログ村キーワード  脚本家・北川悦吏子、初監督作品。「ハルフウェイ」(シネカノン)。主演、北乃きい&岡田将生。フレッシュな顔触れが、フレッシュでカワイイ、ラブ・ストーリーを見せてくれます。  北海道に住む女子高生・ヒロ(北乃きい)は、憧れのバスケット部員シュウ(岡田将生)から『付きあってほしい』と告白され、すっかり有頂天に。シュウと過ごす毎日が、楽しくて楽しくて仕方なかった。しかし、2人には間もなく“卒業”という現実が近付いていた。地元の大学を受験するというヒロに、シ... [続きを読む]

受信: 2009年3月 5日 (木) 22時52分

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