「インスタント沼」に大笑いして感動
三木聡監督の新作「インスタント沼」を、公開初日に観ました。タイトルからしてスゴイです。もちろん中身も圧倒的です。炸裂する三木ワールド、ここ数年で最も大笑いできる映画だと言い切ってしまいます! 三木作品の中でも「亀は意外と速く泳ぐ」とマイ・ベスト1を争う出来です。冒頭2分程の超高速モンタージュによる主人公の紹介なども圧巻ですし、ラストまで全くたるまずギャグに次ぐギャグ、ナンセンスに次ぐナンセンスの嵐で駆け抜けます。
その魅力の中心は麻生久美子で、「時効警察」の三日月さん以上にハジケながら、見事にコメディエンヌやってます。周囲を固める風間杜夫、加瀬亮、、松坂慶子らも三木ワールドの住人になって、見事にヘンです。
なのになのに、驚天動地のクライマックスとその後のラストで、ある種の感銘を受けてしまったのは何故なのでしょう。こんな作品で目頭がちょいと熱くなろうとは・・・。 とにかくラストが爽やかで、人生前向きな気持ちになること請け合いです。
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