ようやく読了「1Q84」
ほとんどお笑いですが、4週間近くかかってようやく「1Q84」のBOOK1&2読み終えました。これだけかかれば、さすがにモトが取れたってもんで・・・。その間に最速のミリオンセラーになったり、そのおかげで新聞にはカラー広告が出たり、駅には大ポスターが貼られたり、ますます売れていくのでしょう。夏休みも近いし。とは言え、けっこうエロい描写も多かったりして、電車で読むときにはお隣が気になったりもするので、大ブームだってんで読んだ中学生とかは、驚いちゃうかな。でもケータイ小説しか知らない世代に、「小説ってこんなもんだ」と教えてあげるのはいいことでしょう。確かに小説の、文学の面白さに満ちております。ハルキストのはしくれとして、久々の村上ワールドを堪能しました。
おなじみの文体、おなじみのトーンの会話。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のように、2つの異なる世界が交互に語られて、それが交わっていく構成。リアルとファンタジーの絶妙な共棲。現代社会へのコミットメント。そして、運命的な純愛。 ここで描かれる「純愛」の強度は圧倒的です。 村上作品の中でも、かなり好きな方です。小説ならではの魅力と、文章を読む楽しさを再認識させられました。
それにしても「ふかえり」。なぜ「ふかえり」? 小生などはすぐに「深津絵里」を連想してしまわけですが、深田恭子のファンは「ふかきょん」と「ふかえり」の符合の方に心が行くのでしょうか(深田絵里子/深田恭子ってことで)。
| 固定リンク
コメント
なぜか「ふせえり」が気になる今日この頃です。
投稿: 明石四楼 | 2009年6月27日 (土) 02時24分