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2009年6月21日 (日)

「マン・オン・ワイヤー」:理由が無いから素晴らしい

1974年にNYのワールドトレードセンターのツインタワーにワイヤーを張り綱渡りしたフランス人フィリップ・プティのドキュメンタリー映画「マン・オン・ワイヤーを観ました。当時の16mm映像、再現映像、現在の映像をミックスして、周到な準備に基づく「史上、最も美しい犯罪」の全容を明らかにしていきます。あきれます。そして畏怖の念を抱きます。高所恐怖症に人にはお薦めできません。

綱渡りに成功して逮捕されたプティが、アメリカのマスコミから「WHY?」ばかり訊かれて辟易して、「理由が無いから素晴らしいのに。」と言うところで、なるほどと合点が行きました。何の意味も無いことに命を懸けて、そこに何の理由も無いがゆえに美しい、素晴らしい、偉大な行為として屹立し得るのだということが、ストンと納得できます。 その後のエピソードなどで、彼の人生のピークはここだったことが示されます。もちろん悔いはないはずです。あの45分間、確かに彼は神に愛されていたのですから。

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