「サラバンド」と2つの邦画
最近対極的な2本の日本映画で使われていた荘重なクラシックといえば、そうヘンデルの「サラバンド」です。「劔岳 点の記」ではクライマックスを盛り上げ、涙腺に働きかけておりました。TVCMでも使用されていましたね。 で、昨日公開の竹中直人監督作品「山形スクリーム」にも沢村一樹演じる落武者の亡霊のテーマとして何度も何度も使われておりました。映画自体はちょっと期待外れでしたが、「サラバンド」の使用はもともとのプランだったのでしょうか?「劔岳」に影響されたわけじゃないと思うんですが・・・。
ただ、もともとこの曲といえば映画ファンの間では、スタンリー・キューブリック監督の「バリー・リンドン」の巻頭をはじめ何カ所かでかかる曲として有名でした。ああ「バリー・リンドン」、意外と映画史の中に埋没しかけてるけど、まぎれもない傑作です。あの映像、あの美術・衣装と時代再現、そして人生の皮肉。未見の方はぜひご覧あれ。
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