「サブウェイ123 激突」と「サブウェイ・パニック」
映画「サブウェイ123 激突」を観ました。1974年作品「サブウェイ・パニック」のリメイク(原題はどちらも“The Taking of Pelham 123”)ですが、トーンはかなり違います。薬味の利いたサスペンスにユーモアをたっぷりふりかけた前作と較べて、新作はトニー・スコットらしいエッジの利いたガツンとしたアクションっていう要素が強いです。 とにかく動き回るキャメラとMTV的かつ現代的なカット割りが、いかにもトニー・スコット。デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタの競演もなかなかですし、ジョン・タトゥーロが近年の彼ではベスト。色々と現代的アレンジを施して、テンポも良くまずまずの出来なのですが・・・でも大江戸の好み的には前作ですねえ。ウォルター・マッソーとロバート・ショウの味わいにはかないません。特にラストの差が大きいです。前作は洒落てましたからねえ。
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