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2009年11月29日 (日)

「笑う警官」:良くも悪くも・・・

映画「笑う警官」はさすがに角川春樹の脚本・監督だけあって、かつての角川映画全盛期のテイスト。「キャバレー」とか「友よ、静かに瞑れ」とかの、あのスタイリッシュな感じかな。撮影も久々に仙元誠三ですし。 その他にも「ガントレット」になりそうでならなかったり、死んだ人まで出てくるカーテンコール的なエンディング部分がどうにもこうにも妙とか、クライマックスの処理がなんのことやらわからない上ヘン、とか・・・ツッコミどころが満載です。 でも結構面白いし、ジャズもキャメラも良い。捨てたもんでもないです。とは言え、大和田伸也や野村祐人を筆頭に台詞のしゃべり方が遅くって(そういう演技指導なのか?)テンポが悪いし、全体的にジャズのテンポに合わせたのか、ゆったりし過ぎていて困りもの。あと15分は摘まめます。 まあ、良くも悪くも「遅れて来た角川映画」なんだなあ。 役者では大森南朋が主役として健闘してましたし、矢島健一と蛍雪次朗はいつも以上に好演でした。

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» 笑う警官 昔っぽいハードボイルドさを漂わしているが・・・ [労組書記長社労士のブログ]
【 71 -13- 1ヶ月フリーパスポート=20 】 この映画、上映時間の関係で、先々週にわざわざ京都の二条まで観に行ったけど、なんでこんなとこにこんなシネコンを作ったんだろうってのが感想、経営的にやっていけているのかな?  札幌市内のアパートで女性警官の変死体が発見された。まもなく被害者の元交際相手の巡査部長・津久井に容疑が掛けられ、さらに異例の射殺命令までも下される。かつて津久井と同じ任務にあたったことのある警部補・佐伯は、この一連の流れに違和感をもち、女性刑事の小島、新人刑事・新宮ら信頼でき... [続きを読む]

受信: 2009年12月 7日 (月) 10時40分

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全然関係ないDVDですが86年の角川映画より 「キャバレー」を持ってきました。 キャバレー 初回限定生産エディション [DVD]栗本薫 おすすめ平均 ホステス役の三原順子ハードボイルドです!レフトアローンの旋律が胸に突き刺さる豪華すぎるキャスト!Amazonで詳しく見る by..... [続きを読む]

受信: 2009年12月 8日 (火) 00時20分

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