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2009年11月15日 (日)

「風が強く吹いている」の愚直さ

映画「風が強く吹いている」は極めて古典的な作りの、手堅い日本映画でした。ある意味テレビ的といっていいぐらいの平明なわかりやすさと、そこそこの予定調和と、ケレン味のなさ。オ-センティックと言えるかも知れないけど、ちょっと物足りなくもあります。でもそんな『直球』が似合う題材でもあります。

駅伝の映画というと「EKIDEN」なんていうちょっと困った凡作もありましたが、昨年の「奈緒子」は大変良くできておりました。今回は若者たちの描写がちょっとマンガ的に“やりすぎ”だったり、台詞がこれまたマンガチックにこっぱずかしかったりするのですが、こと駅伝の、そして練習の「走り」の描写にかけては、かなりスゴイです。「奈緒子」の走りやその撮り方もなかなかホンモノでしたけど、「風強」の走りは林遣都をはじめ見事なフォーム、あきれるほどの速度で、映画に説得力をもたらしています。役者たちがみな本当のランナーになるまで猛練習した成果がキチンと画面に出ています。

クライマックスの箱根駅伝場面はなんと50分ほどもありました!(まあ、往路と復路の間のドラマ部も含んで、ですが) その中で10人ひとりひとりの走りとドラマをきっちりと見せる、その愚直さがこの映画の良さなのでしょう。2箇所ほど泣けましたよ、ええ。

全然関係ないけど、「風つよ、髪ボサ」っていう深津絵里のサントリー「ピングレ・グレフル」のCM、昔あったなあ。

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廃部寸前、落ちこぼれ集団の陸上部が箱根駅伝にチャレンジするという物語は、もし、ロバート・アルドリッチが生きていれば、映画化しそうな内容である。この種の物語の場合は登場人物たちのキャラクターの面白さで見せるのであるが、この映画の場合は、登場人物たちのキャ...... [続きを読む]

受信: 2009年11月30日 (月) 12時14分

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