「2012」:驚愕の映像
映画「2012」は予想以上にスゴイ映像で、疲れるほど圧倒されました。現在の最先端最上級のVFXをこれでもかこれでもかと終始使いまくった地球崩壊描写のリアルなこと、凄まじいこと! スケールが巨大なのに、細部まで細かく描写され細かく動いていて、ほとんどあきれ返ります。いったいどれだけの時間と資金と労力が費やされたことか! LA崩壊のシークェンスの圧倒的たたみかけの加速度的迫力に唖然。倒壊するビルの中を猛スピードで駆け抜ける車とか、崩落するビルディングの間をすりぬける双葉機とか、スゴスギです。さすがの大江戸も、今まで見たことのなかったこれらの映像には興奮しました。感銘を受けました。 過去のエメリッヒ作品に比べても格段の進化で、まさに“ザ・スペクタクル”です。
その後もヤマ場に次ぐヤマ場の連続。 まあ話の流れは’70年代パニック映画(ディザスター映画)の王道ですし、ローランド・エメリッヒ映画だし、「それなり」です。でもそれで良いのでしょう。ここにトリッキーなひねりや、深い人間ドラマは不要というものです。ま、もう少しだけ尺を刈り込んだ方がベターだったとは思いますが・・・。 それにしても、あと3年かあ。観た者の頭に去来するのは、誰とどこでどのようにその時を迎えようかという思いですよね。そんなこと言ってて、1999年も何事もなく過ぎ去ったわけですが・・・。
とにかく画面がでかく音も良い映画館で観ておくべき作品です。
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