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2010年1月31日 (日)

「ゴールデンスランバー」、最良ではないけど・・・

映画「ゴールデンスランバー」、評判が凄く良いのですが、大江戸の期待には届きませんでした。 中村義洋監督って、淡々と描写を積み重ねたり、とぼけた味で笑わせたりするのは得意なんだけど、圧倒的なクライマックスを盛り上げていくワザは辞書にないみたいで、そこがバジェット大きめの娯楽映画を撮った時には難点として残ってしまうみたいです(「チーム・バチスタの栄光」、「ジェネラル・ルージュの凱旋」、そして本作)。この人の個性が生きたのは「ルート225」や「ジャージの二人」。ウディ・アレン好きだってことを言ってましたが、なるほどと思うところはありますね。

巻き込まれ型逃走サスペンスとして、「知りすぎていた男」「北北西に進路を取れ」「逃亡者」など過去の名作を思わせる部分はありますし、下水管の中を逃げるところなどは「第三の男」を思いださないわけにはいきません。しかしそれらの作品に比べると、やはり弱いなあと思わずにはいられません。 でも、この作品をそれなりに面白い地点にまで引き上げたのは、濱田岳演じるキルオの存在。このキャラクターの面白さで、かなり作品に広がりや味わいが出ました。さすがは中村監督の秘蔵っ子です。堺雅人のストレートに対して、見事なフォークボールになってます。

ファースト・シーンと呼応するエンディングの見事さには、ちょっとグッときました。うん、こういうのが映画のうまさってもんだし、中村監督らしいところでもあるのです。 なんか胸に迫ります。 それにしてもなぜ「Golden Slumbers」なのか、原作をよんでない身にはピンと来ませんでした。

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2010年1月30日 (土)

和田堀公園の怪異

12、1月と長きにわたって風邪をひいていて、おまけに先日はインフルエンザA型にかかったりしたもんで、この2カ月はまともなランニングができませんでした。いつも練習不足なのだけれど、年明けしてからの長距離ランで調整して、なんとか2月の青梅に間に合わせていた大江戸にとっては、マジ相当なピンチです。今回ばかりは完走が大目標。タイムは関係ありません。

で、今日は久々に走りました。去年も同じころ紹介しましたが、杉並区の大宮八幡宮の横に和田堀公園ってのがありまして、そこらへんまで走りました。 そこで見たヘンなもの①;手すりを食ってる切り株。すごいです。手すりがセメント製のくせに木を模していることに怒って、噛みついているかのようです。100130_124401100130_124402相当に食い込んでます。横から見ると、噛みつくホオジロザメのようです。

100130_124701 ヘンなもの②;埋没ベンチ。なんか足短くありません?てゆーか座ってると、すぐ地面。100130_124702非常に不安なベンチです。ベンチが設置されてから、火山の噴火でもあったのでしょうか?そういえば桜島には「火山灰に埋もれた鳥居」ってのがありました。 これには陽だまりにゃんこもビックリだ。 12   

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J.D.サリンジャー逝去

ジェローム・デイヴィッド・サリンジャーが91歳で亡くなったとの報道がありました。本当に長いこと世間の耳目を逃れて隠遁生活を送っていたわけで、「まだ生きてたんだ」と思った人も多かったことでしょう。 “The Catcher in the Rye”は英語、日本語合わせて何度読み返したことでしょう(やっぱり村上春樹訳よりも野崎孝訳ですよねー)。 “Franny and Zooey”も“Nine Stories”も、まさにサリンジャーならではの名作です。 何を隠そう大江戸の卒論は『J.D.サリンジャーの作品におけるinnocence』だったのであります。

各紙とも、サリンジャー唯一のポートレートと呼ぶべき“あの”写真を載せていましたが、あれとても本人は許諾していないのです。まあそれぐらい有名嫌い、マスコミ嫌い、人嫌いな変わり者だったわけですが、読売や毎日は1982年に某劇場で隠し撮りした写真とやらを掲載していました。 さて死後に未発表作の公表はあるのかどうか、一番気になるところです。サリンジャーのことだから、亡くなる前に全部処分していたとしてもおかしくはないのですが・・・。 いずれにせよ、御冥福をお祈りいたします。

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2010年1月29日 (金)

アルフォートのリッチミルク

100128_195301 言うまでもなくブルボンのアルフォート・シリーズはおいしい。そして、ブルボン製品の類にもれずコスト・パフォーマンスが非常に高いです。なぜか薬屋さんで安売りしていることが多く、大江戸はマツキヨで「1箱78円・お一人様3箱まで」で買ったのですが、その翌日別の薬屋でもっと安く売っていて落胆したとか、まあレベルの低い葛藤がいろいろあるわけです。

もともとあったミルクチョコの定番的青箱、一昨年あたりからあるビターチョコの黒箱に加え、昨年から出てる赤箱の「リッチミルク」、これがいーんだ!うまいんだ! ミルクのまろやかなコクがチョコとのハーモニーを奏でながら、胚芽ビスケットと相まって醸し出す見事なバランスの意外なほどの豊饒さ。いやー、素晴らしいです。100128_195401 このシリーズ、まさにブルボン王朝です。

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2010年1月27日 (水)

今日の点取り占い123

100127_230801 大きくなったら忍者になれるだろう   7点

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2010年1月26日 (火)

バルト9とTOHOシネマズのFROGMAN

FROGMAN氏(蛙男商会)によるFLASHアニメが、今映画館で揃い踏みです。 昨年秋から新宿バルト9でかかっているのが、「京浜家族」。小生は飽きるほど見ましたが、バルト9を利用しない人には全く知られていないはずです。 内容はバルト9のサービスや館内案内となっていますが、バルト9のサービスをほぼコピーしているという家族経営の「バイトいないん」が舞台で、相当笑えます ↓

http://wald9.com/facilities/keihin_movie/manner.html

一方TOHOシネマズでは「鷹の爪団」のメンバー勢揃いで、「ロマンチックが止まりもはん!」と題して、マナーCMの役目を担わせております。こちらも笑えます。下のページで「第4弾」をクリックしてみてください ↓

http://www.kaeruotoko.com/toho/index.html

おもしれーよなー。 でもむしろ「NO MORE 映画泥棒」(何百回見たことだろう。いったい何年続けるんだ!!)を早く替えてくださいよ!

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2010年1月25日 (月)

箱とバーのキットカット新作

100125_195101 キットカットの新作「ラズベリー&パッションフルーツ」です。100125_195201_2 箱にはハートとか浮かんでるし、裏側にはハートつきメッセージ欄もあるし、一応バレンタイン仕様ってことなんすかね、コレ?100125_195202 内袋もハート入りでカワイイのに、中身はなんと黒光りのするブラックチョコ! いやー、このギャップにやられます。そして、うまっ!!100125_195601  ラズベリーの酸っぱさとブラックチョコのビターな甘さが見事にマッチしてまして、◎!! パッションフルーツは、ようわかりません。

100125_195301 で、こっちは「キットカットBar」の『カスタードプリン味』。1本239kcal.です。ガツンときます。確かにカラメルプリンの味がしっかりします。チョコはミルクチョコ。プリンなのにヤワな感じがしない、そんなヤツです。

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2010年1月24日 (日)

ミルキーのミニパン

100124_103201 期間限定・ヤマザキの「ミニパン『ミルキークリーム』」です。ミルキー味の練乳クリームが入ってて、かなり甘っ!って感じ。だから小さくても1個でOKって感じでもあります。100124_103401  よく見ると、他のヤマザキのミニパンシリーズは5個入りなのに、こいつは4個入りです。1個分はペコちゃんが食べちゃったのかなあ?(ペロリと舌出してるし)

今山崎では「ミルキーパンフェア」をやっているんですね。大変です ↓

http://www.yamazakipan.co.jp/feature/milky2010/index.html

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2010年1月23日 (土)

チーム青森、羽ばたけ!

100123_214401 チーム青森応援のため、青森県カーリング協会に1,000円の寄付(遠征・強化費)をいたしましたところ、礼状と缶バッジが送られてきました。実は4年前のトリノの時にもそうしたんでした。早いもんです ↓

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2006/03/post_2373.html

ちなみに大江戸はカーリング柄のネクタイも持ってます(これもチーム青森オリジナルね)。さあいよいよまた出番ですぜ ↓

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_74f8.html

不満なのは、オリンピックも近いというのに、テレビではフィギュアスケートばっかで、カーリングは全然やってくんないんだもん。 実際のところ今回のチームはトリノの時よりも実力は上で、メダルを狙える位置につけていますから・・・御期待あれ。

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2010年1月22日 (金)

A型インフルとリレンザ

いやー、流行に敏感なのか、しっかりかかってしまいました。A型インフルエンザ。 まあA型の全てが「新型」とは言い切れないのですが(古くは「スペイン風邪」とやらもA型)、医院ではそこまでの検査しかできず、今の時期のA型ならば、まず新型と言えるようです。 体中の気力がなくなり、熱(38.4℃)が続き、もうひたすら眠ります。昼も夜もなく眠れちゃいます。こんなに眠りまくったのは、赤ちゃんの時を除けば自分史上初めてのことでしょう。 ようやく熱も下がり、人間らしくなってきました。

100122_181501 100122_181502 で、お世話になっているのがこの「リレンザ」の吸引器。リレンザってのは、タミフルに次いでポピュラーなインフルエンザ薬ですが、このメカニカルなトゥールが男心をくすぐります。100122_181601 青いキャップを外し内部を引き出すと、そこには4連発のリボルバー弾倉が! そこに4発分の薬が入った円盤(ディスク)を装填するのです。100122_204901_2 そして“RELENZA”と書かれた半円形の部分を90度立たせることによって薬のパックを破り、それを吸入口から吸い込むのです。Abc1回につき2吸入。朝晩2回の吸入です。 グラクソ社製のこの吸入器の名前は“Diskhaler”。“disk”と“inhaler”を合わせたわけですね。 薬もちょっと甘く味付けしてあるので、「おくすりキライ」感はありません。治っても、ハッカパイプみたいにして常用したい逸品です。

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2010年1月20日 (水)

寒い

今日は熱っぽいので、寝ます。

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2010年1月19日 (火)

本橋<マリリン>麻里の本

100119_125201 ふっ、ふっ、ふっ。ネットの本橋麻里公式サイトで、NTTラーニングシステムズ(彼女が所属している会社)が作った『本橋麻里 Curling Life Book』を買いました。表紙含む52ページのムックで2000円とはちょっとお高めですが、印刷の質は良いし、貴重な本ではあるので良しとしましょう。 非売品の卓上カレンダーもおまけについていたことですし。100118_220201

試合の写真、オフの写真に加えて、戦歴やプロフィール、父親の寄稿、彼女の公式ブログ(MariLog)の過去ログなど、まずまず満足できる内容でありました。

でも最近マリリンの沖縄でのオフショットばかりのDVDも出たようなのですが、「チューブトップの部屋着姿でスタッフのために手料理を振る舞う」とか言われてもねえ・・・。

今ですと、カシオ「エクシリム」のチーム青森スペシャルサイトにも要注目です。 ↓  http://www.exilim.com/jp/sp/hs/team_aomori/index.html

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テキサスバーガー、うまっ!

100119_151901 マクドナルドで始まった“Big America”シリーズ4連発の第1弾「テキサスバーガー」、食べました。 1個420円、クーポン券を使っても390円と結構高めなのですが、こりゃーうまいっす。 とにかく肉が厚くって、しっかりビーフって感じで、バーベキューソースやマスタードがまたうまくって、2段重ね上部に入ってるベーコンやフライドオニオンとのマッチングも最高。チーズもいつもよりおいしく感じられたりして、満足の一品でありました。100119_152001

これは期間限定商品なので、2月上旬からは第2弾「ニューヨークバーガー」、下旬からは第3弾「カリフォルニアバーガー」、そして3月中旬からは第4弾「ハワイアンバーガー」というラインナップになっております。 うーん、こうなると全部食べなくっちゃですよねえ。 でも、17日の日曜はこのテキサスバーガー効果で、マクドナルドの(日本)全店売上新記録を作ったそうですから、大したもんであります。

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Marui堂のドーナツ

100117_185001 渋谷のシアターNの向かい側、ちょっと前まで古い小料理屋か何かだったところが、Marui堂という手作り洋菓子の店になってました。かわいいんだかレトロなんだかよくわからない妙な雰囲気に負けて、入ってみました。 100117_185002_2 手作りの焼き菓子やらペストリーやらが並んでまして、比較的安い価格帯のお店。でも店の前の看板やらバナーには「100円玉マーク」も。そのわけは・・・

100117_205801 ガラスケース内に各種ドーナツが並んでました。それが、名前は違えどミスドのラインナップに形がそっくり!ただ、こちらのは直径が5-7cmと小さいのです。で1個105円(税込)。ワンコイン・ショップを標榜するなら、税込100円にしてほしかったところです(あ、でも100円ショップも105円だったりするか)。 お味の方は、ほぼミスド。うーん、ミスドで修業積んだ人が始めたのかしらん? でも実は大きさから行くと割高ではあります。 店内にはイートインのカフェもありました。

それにしてもこのキャラクターくん、お顔がかねてつデリカフーズの「てっちゃん」そっくりではありませんか? でもって、フレンチクルーラー風のアタマをトングではさまれちゃってます。ありゃりゃ。100117_205802

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2010年1月17日 (日)

2009洋画トップテン

昨日に続いて昨年の外国映画マイ・トップテンです。

1.ベンジャミン・バトン 数奇な人生(デイヴィッド・フィンチャー)  2.マイケル・ジャクソン THIS IS IT(ケニー・オルテガ) 3.オーストラリア(バズ・ラーマン)  4.グラン・トリノ(クリント・イーストウッド)  5.ダウト~あるカトリック学校で~(ジョン・パトリック・シャンリィ)  6.チェンジリング(クリント・イーストウッド)  7.キャピタリズム~マネーは踊る~(マイケル・ムーア)  8.リミッツ・オブ・コントロール(ジム・ジャームッシュ)  9.2012(ローランド・エメリッヒ)  10.チェイサー(ナ・ホンジン)  次点.マン・オン・ワイヤー(ジェイムズ・マーシュ)

<その他の記憶すべき作品>  ミルク  ウェディング・ベルを鳴らせ!  レスラー  脳内ニューヨーク  ノウイング  カティンの森

監督賞:デイヴィッド・フィンチャー(ベンジャミン・バトン)  脚本賞:エリック・ロス(ベンジャミン・バトン)  主演女優賞:メリル・ストリープ(ダウト)  主演男優賞:ミッキー・ローク(レスラー)  助演女優賞:ミシェル・ウィリアムズ(脳内ニューヨーク)  助演男優賞:スティーヴン・ラング(パブリック・エネミーズ)

洋画不振の数年間が継続中。しかしアメリカ映画はそれでもなんとかなっているのに、韓国をはじめとするアジア、そしてヨーロッパの不調が深刻です。 でも「ベンジャミン・バトン」は5年に1本クラスの傑作。人間と時間に関する哲学的考察を、格調高い映像で見事に感動的なエンタテインメントとして結実させた2時間47分。 他は2位にしても3位にしてもそんな高い位置にいるほどではないのですが、他にないのだからしょうがない。イーストウッドとマイケル・ムーアは、ベクトルは違えど2人とも「アメリカの良心」ですね。

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2009邦画トップテン

お待たせしました。2009年のマイ邦画トップテン。 ( )内は監督名です。

1.ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(摩砂雪・鶴巻和也)  2.ハルフウェイ(北川悦吏子)  3.サマーウォーズ(細田守)  4.いけちゃんとぼく(大岡利彦)  5.愛のむきだし(園子温)  6.誰も守ってくれない(君塚良一)  7.インスタント沼(三木聡)  8.罪とか罰とか(ケラリ-ノ・サンドロヴィッチ)  9.GOEMON(紀里谷和明)  10.buy a suit  スーツを買う(市川準)   次点.沈まぬ太陽(若松節朗)

<その他の記憶すべき作品>  空気人形  劔岳 点の記  ハゲタカ  のんちゃんのり弁  ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~  風が強く吹いている  20世紀少年-第2章- 最後の希望  パンドラの匣

<特別賞> (TV版再編集+αのため) 東のエデン総集編 Air Communication

監督賞:摩砂雪・鶴巻和也(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破)  脚本賞:奥寺佐渡子(サマーウォーズ)  主演女優賞:ペ・ドゥナ(空気人形)  主演男優賞:渡辺謙(沈まぬ太陽)  助演女優賞:余貴美子(ディア・ドクター)  助演男優賞:伊武雅刀(GOEMON)、三浦友和(沈まぬ太陽)  新人賞:北川悦吏子(監督)

またも続く邦高洋低ですが、前年ほど充実しまくっていたわけではありません。そんな中、「ヱヴァ」の到達した圧倒的なな高みと強度は、アニメ史上の頂点であるのみならず、現代の偉大な芸術と呼ぶのに躊躇ありません。 それにしても本作、「サマーウォーズ」、特別賞の「東のエデン」と、ジブリではない日本アニメの質の高さ、知能指数の高さは驚くべきものがあります。 「愛のむきだし」の3時間57分も「buy a suit」の47分も、等しく素晴らしいですし、「GOEMON」の最先端CGも「劔岳」の執念の実写も、等しく絶景、等しく映画。 三木、ケラによる「えれー笑える新時代コメディーの傑作」がそろい踏みしたのも、日本映画にとって意義深いことでありましょう。 

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2010年1月15日 (金)

双葉十三郎先生逝く

映画評論家の双葉十三郎先生が亡くなりました。99歳=白寿の大往生です。その昔、「スクリーン」誌の『ぼくの採点表』では、映画を評価する基準のようなものや、観るポイントを教えてもらったように思います。そして何よりも、先入観を排除して芸術映画も娯楽映画も分け隔てなく、良いものは良く悪いものは悪いとする姿勢を学んだような気がします。 だいたい同い年の淀川さんより10年も長生きしたわけですし、かなり最近まで現役でしたし・・・巨星墜つ。 映画の歴史をほとんど最初っから知ってる人がもういなくなってしまい、一つの時代が終わった感じです。

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2010年1月14日 (木)

今日の点取り占い122

100114_234701 皆がよろこぶ事は何ですか   7点

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村松(湘南)、またもA代表選出

2月2日のキリンチャレンジカップ2010・ベネズエラ戦に向けて召集されるサッカー日本代表が発表されました。今回は海外組の招集はナシですが、世間的な注目は先日大活躍した平山相太や金崎夢生、そして岡田ジャパン初召集の小笠原満男に向いているようです。 でも大江戸の注目は、石川直宏が入っていること。そして湘南の村松大輔が選ばれたことです。前に書いたように、イエメンまで行っただけで体調不良で帰って来た男なのに・・・。まあ、まだ20歳になったばかりですし、岡田さんとしても4年後を見据えた次世代リーダーの育成っていうところなのでしょう。とはいえ、今回の立派なメンバーの中だと・・・やはりスゲーです。

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「キネ旬」ベストテンに思う

2009年「キネマ旬報」ベストテンが発表されましたね。 ↓

http://www.kinejun.com/tokubetsu/bestten.html

まず邦画は、1位が「ディア・ドクター」ですか。まあ、今年は決定的な1本!は無かったですから。小生としては、西川美和監督はデビューの「蛇イチゴ」が一番良く、「ゆれる」、そして本作と下降している気がするんですよねー。 「ヴィヨンの妻」「劔岳 点の記」「沈まぬ太陽」あたりは順当と言えるでしょうが、小生が嬉しかったのは「愛のむきだし」の4位とか「サマーウォーズ」の8位、「誰も守ってくれない」の9位あたりです。 三浦友和の助演男優賞(「沈まぬ太陽」)はまさに同感。味のある悪役芝居でした。 助演女優賞の満島ひかり、新人女優賞の川上未映子には結構驚きました。 木村大作、いきなり監督賞かあ。

洋画では、1位「グラン・トリノ」、2位「母なる証明」、3位「チェンジリング」は世評からいって順当だと思いました。4位「チェイサー」は、ちょっとダークホースが来たって感じ。 それにしても全体的には物足りない年だったと思わざるを得ません。

恒例、大江戸のテンももうすぐ発表しますのでお楽しみに。

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2010年1月13日 (水)

「(500)日のサマー」は新時代のW.アレンか

映画「(500)日のサマー」、実にみずみずしくキュートな小品です。いかにも「サンダンス映画祭」発という感じの新進気鋭感に溢れています。冒頭のナレーションで「これはボーイ・ミーツ・ガールの物語だが、ラブストーリーではない。」とわざわざ断っていますが、それでもやはりラブストーリーではあります。ただ、文化系だし、ピュアだし、一方で自制をあっちこっちへと交錯させた曲者ぶりとか、一筋縄ではいかないところが、最近のアメリカ映画になかった感覚で、うーん、ステキです。 

突然のミュージカル場面(これがいーんだ!)とか、恋の喜びの表現がラヴリーですし、主役の二人(ジョセフ・ゴードン=レヴィットとズーイー・デシャネル)がナチュラルにいい味を出しています。うーん、なんかこの二人って、「アニー・ホール」におけるウディ・アレンとダイアン・キートンを現代版にアレンジしたような趣きです。そもそもこの映画自体が、多くの面でアレン作品(特に「アニー・ホール」)を彷彿とさせます。街(かたやNY,こなたLAですが)へのこだわり、既存の映画や音楽の作中での使用、現代美術館でのデート、男の神経症的で自信喪失的なボヤキと自虐、歌う場面、別れてからの再会etc. スプリット・スクリーンで「願望」と「現実」を同時に見せるあたりは、「アニー・ホール」での会話しながら、思っていることが字幕で出るのに、通じるものがあります。96分というコンパクトさもアレン作品のようですしね。

都会の文系男心理としてはちょっぴり身につまされるというか、切なくもほろ苦い展開ではありますが、エンディングの気分の良さと(落語のような)「オチ」が見事! 脚本も演出も才気煥発な佳品で、映画賞レースにいろいろノミネートされているというのも、むべなるかなであります。

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2010年1月11日 (月)

ふかっちゃんのおたんじょうび

今日11日は深津絵里さんの37歳のお誕生日。 今年は映画2本ありますので(「踊る大捜査線3」と「悪人」)、楽しみ楽しみ。 v(^o^)v

(ちなみに明日12日は中谷美紀さんの34歳のおたんじょうびです。)

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丸の内のPapas

100110_150201 いつも前を通るたびに感心しちゃうのが、丸の内のパパスとマドモワゼルノンノンの本店。古いインテリアと古材を使ったクラシカルなエクステリア。この入口前の太い柱の装飾なんて、感涙モノです。100110_150301_2 樽みたいになってて、草やら葡萄の木やらが絵具で描かれていて。

100110_150302 店内もアーチ型の梁だとか天井から下がった換気扇だとか、ほんと素敵です。100110_150401 パパス・カフェも併設されているのですが、まだ入ったことはありません。そのうち入りたいものであります。

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2010年1月10日 (日)

三菱一号館の美しさ

100110_150501 昨年9月3日から三菱一号館竣工記念として開催していた「一丁倫敦と丸の内スタイル展」にようやく行きました。会期が長いとなるとなかなか行かないってのが多くの人間ですが、なにしろ明日までだもんで。100110_150701とにかくこのレンガ作りの建物の美しいこと。もともとはジョサイア・コンドルが設計し、明治27年に日本初のオフィスビルとして建てられたもので、昭和43年に姿を消しました。しかし今回の復元で、可能な限り創建当時の様子を再現したのです。100110_160801 なんと230万個!の赤レンガを使っているというのですから、驚きます。そういった歴史と復元の苦心、そして往時の貴重な記録や時代相の再現などの展覧会でした。 それにしてもこのファサードやステップのついた入口なんて、まさにロンドンで、映画「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」100110_150801にでも出て来そうです。 100110_160301

裏手に回ると庭園があって、ムーアの彫刻とかも配置された緑の美しさが、レンガ色と見事なハーモニーを奏でています。見事な空間です。 三菱さん、良いことをやってくれました(ここは夜のライトアップもまた素敵なんですよねー)。 

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2010年1月 9日 (土)

東京大江戸化計画12

100104_203501 雷おこし(支援者の方から)

100109_173001 松屋浅草「古書の市」にて →

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2010年1月 8日 (金)

今日の点取り占い121

100108_234501 今日はさっぱりだめだ   3点

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2010年1月 7日 (木)

イエメン戦と平山相太

日本代表のアジアカップ最終予選、サヌアでの対イエメン戦、TV中継が無かったのは口惜しい限りです。インターネットの速報でチェックしていたのですが、前半38分ぐらいで0-2のビハインドとなった時には、さすがにあそこまでナメたメンバーで、連携も不十分ではダメかと思いました。 しかし削られた山田直輝に替わって入った平山相太がなんとハットトリック! 3-2の逆転勝ちを収めました。 うーん、確かに昨シーズンのFC東京での平山は変わりましたもん。ちゃんと走って守備をするし、足技も鮮やかになったし。 今の代表に1枚必要な「高さのある、ポストプレイのできるフォワード」として俄然浮上してきました(小生としては湘南の田原を推したいところですが、まあ間に合いませんな)。岡田さんとしても次呼んで試すことは確実です。 こうなると代表最後のピースは石川直宏、平山というFC東京の2人かも知れません。

それにしても湘南の村松大輔は向こうでインフルエンザか何かで発熱して、試合前の5日に日本へ帰ったそうで・・・「いったい何しに行ったの?」状態の初選出でした。

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2010年1月 6日 (水)

銀座のバームクーヘン

100103_213501 銀座5丁目の文明堂バームクーヘン専門店『伝匠(でんしょう)』で売っている「匠のバームクーヘン」です。写真の小分けパック売りが210円。お味は・・・まあ、期待したほどではないです。100103_213601 生地がやわらか系(ふんわり系とまでは行かない)なので、トラッドな固めが好きな小生としてはムムム。外側のシュガーコーティングも中途半端。どうせつけるなら、もっとしっかりつけてほしいです。 これだったら、もともとの文明堂バームクーヘンの方が良いです(王者ユーハイムに近い味でね)。 でも、ほんとはここんちは「伝匠バームクーヘン」の方が“売り”のようですね。こちらは更に高くて、箱代もかかってて、ちょっとビビッて買わなかったのでした(1ホールだと4200円もするんだよお!)。 でもいつの日か食べてやる。

090807_155001 ちなみにこちらは、御近所の銀座松坂屋の『ねんりん家』。今ではあまり並ばずに買えます。090807_222801 写真上は柔らかいタイプの「ストレートバーム」ですが、大江戸の好きなのは写真下の「マウントバーム」。 外側もシュガーがカリカリですし、生地はしっかりしてて、しみじみとバームクーヘンの味わいを醸し出しています。 ストレートバームはむしろカステラに近くて、大江戸的にはバツです。090811_220301

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2010年1月 5日 (火)

宝島社の年頭広告

100105_114001 1月4日の朝日新聞朝刊に載ってたセンター見開き2ページの広告。広告主は宝島社なのですが、昨秋の「女性だけ、新しい種へ。」に続いて、今回もやってくれました。

文字のみ、黒インクのみの非常にシンプルな作り。左ページにキャッチコピー、右ページに長文のボディーコピーと押さえのフレーズ。当然「読ませる広告」としてボディーコピーの出来が勝負です。それが素晴らしいんです。100105_114101

『今この国が不景気だとしたら、いちばんの原因は、「この国は不景気だ」「この国の将来はダメだ」と必要以上に言い過ぎることだと思う。』、そうそう、そうなんですよ。 さらに日本が結構いい国だという実例を挙げ、鳩山総理に「勇気の出る明るい言葉と表情」を求め、メディアには暗い雰囲気を吹っ飛ばして人々を明るくする役割を求めています。最後に『ダメだ、ダメだと言われるより、「できる。」と言われて子どもが育つように、国民も国も、良い部分を指摘され、ほめられてこそ成長していけるのだと思うのです。』 まとめのフレーズとして『日本はうまくいく。と想うことから、日本はうまくいく。』 いやー、まさに我が意を得たりです。だって、日本より国家情勢がヒドくても、みんなが楽しそうに生きている国っていろいろあるじゃないですか、イタリアとか・・・。 日本人ってマジメで小心者なんだから、意図的にポジティブにカラ元気ぐらいにもってって丁度いいんじゃないかな。

ただこの広告の惜しい点は、肝腎の『明日に向かって跳ぶ。』というキャッチがフツー過ぎて、読む者に刺さってこないこと。デザイン的にもデカ過ぎて、バランスいいとは思えないし。そこが残念だなあ。

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2010年1月 4日 (月)

奈江さんの離婚とブログ

朝、Yahoo!のトップに「裕木奈江」の文字があってビックリ。なんでもブログで離婚を告白とかで、読んでみると2009年初めに離婚したようです。結婚当時は略奪婚とか騒がれたけど、もう10年もたっていたわけです。さらにはイタイイタイ腎臓結石になったりして、大変な年だったようです。

そういえば小生も去年パソコン替えてから、「お気に入り」がすっとんじゃって、このブログ覗くの忘れてた!と、久々に見てみました。いろんなページ見てみると、いやー現在LA在住のNaeさん、若いっす。とっても’70年生まれとは思えません(「インランド・エンパイア」の時も思ったけど)! やっぱり奈江さんはステキです。最近も「光の雨」の中古DVD買っちゃいました。 ブログはこちら ↓

http://www.flickr.com/photos/naephoto/

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2010年1月 3日 (日)

「龍馬伝」の斬新な映像

NHKの新大河ドラマ「龍馬伝」が始まりました。絵が凄いです。演出はあの「ちゅらさん」「ハゲタカ」「白洲次郎」でもTVドラマらしからぬ光と影の映像を見せていた大友啓史。今度もハイ・コントラストの光と影が、今まで観たことのない大河を彩ります。人の顔が逆光でシャドーになり、光のビームが天井から差し込み、ライムグリーンの光が満ちて・・・、アクションでは手持ちカメラが荒く動き、とにかく天衣無縫なこと龍馬の如しです。 ヒロスエをノーメイクに近くシワやシミまで見せてのアップってあたりも禁じ手やっちゃってますし。 まさに大河ドラマの革命ぜよ。 というわけで今後に期待の持てる滑り出しとなりました(それにしても香川照之、また出てる!)。

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「アバター」飽きたー

映画「アバター」(3D 字幕版)観たー、飽きたー、疲れたー。 だって序盤を除いては、延々と青い人たちが戦ってるだけのシロモノで、空を飛ぶ戦いのパターンも結構似たり寄ったりで。話には特段の工夫もないよくあるパターンで、それ自体は悪くないけど、それを語る技に冴えも技巧もなく一本調子。そもそもファンタジー系が苦手な大江戸としては、こりゃー飽きます。ムダに2時間42分もあるし。 キャメロンもこんなもののために12年もかけてたんですかい?

そもそも3Dでこれだけの長尺ってのはムリ。TOHOシネマズ日劇のど真ん中へんの良い席で観ても結構疲れましたから、前方3列目ぐらいまでとか、えらく横っちょの席だったら、もう何が何やらわからん上に死ぬほど目を疲弊させたことでしょう。 ことさらに立体感(特に飛び出す方)を強調しない3Dでしたが、戦闘場面などあれだけスピーディーな絵でカットを割ると、やはり観づらいです。 3Dメガネも、メガネの上からかけると相変わらずしんどくて、小生も学習効果で緩めにかけたのですが、やはり途中からは鼻の上が痛くなって不快でした。なんとかしてくれい。

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2010年1月 2日 (土)

男も女も・・・

100102_195001 まっすぐなんだそうです。

100102_195101 曲げられないんだそうです。

(どちらも渋谷にて)

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2010年1月 1日 (金)

天皇杯の遠藤スゴス!

毎年元日の午後はサッカー天皇杯決勝戦をTV観戦するのが、大江戸のお約束。 本日のガンバ大阪vs.名古屋グランパス戦では、ピクシー・ファンの小生としてはグランパスを応援していたのですが、結果は4-1でガンバの圧勝。まあ結果的には圧勝に見えますが、後半途中まではわからない試合。むしろ1-1以後の時間帯は、いつ名古屋が追加点を決めるかといった展開でした。 それでも名古屋には遠藤がいなかったのです(ピクシーもピッチにはいなかった)。4点すべてにからんだ遠藤の、「決め時の心得方」はスゴイです。割と地味にしてたり、ふわふわと漂っていたと思ったら、ここぞの時には必ず最高のポジションにいたり、最上のパスを送ったり。 さすが昨年度のアジア最優秀選手です。しかも毎年進化し続けている凄さ。ただのガチャピンではありません。 まあ、今日のガンバはルーカスや二川も含めて試合巧者揃いの上、速い寄せと数的優位の作り方、そして前線からの守備と、見事でした。

ストイコヴィッチ監督には、今年のタイトル奪取を目指してもらいましょう。昨年はあれだけ見事な「ベスト・ゴール」を決めちゃったのですから(しかもスーツに革靴で)。 ↓

http://www.youtube.com/watch?v=OnTllQM_-lo&feature=related

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賀正~ん

あけましておめでとうございます。

てわけで、2010年。 ミレニアム騒ぎからもう10年も経ってしまい、ゼロ年代が終わってしまったんですね。 光陰矢の如しであります。

'10年代の幕開け。バンクーバー冬季オリンピックの年。FIFAワールドカップ南アフリカ大会の年。湘南ベルマーレJ1復帰の年です。

今年も大江戸時夫と「東京音頭」をよろしくお願いいたします。

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