「シャッター アイランド」:宣伝のあおりとのギャップ
映画『シャッター アイランド』を観ましたが、正直ちょっとがっかりです。ネタバレしないように書きたいと思いますが、そもそも宣伝であおりまくっているような衝撃の展開やどんでん返しと言えるほどのものではなく、ある意味よくあるトリックです。それを錯視の図まで冒頭に持ち出して身構えさせるもので、最初っから疑いのまなざしで見つめてしまうわけで・・・、そしたらすぐに気付く程度の謎なのですよ。小生も始まって10分ぐらいで「ん、これはひょっとして・・・」と思い、30分ぐらいで「そうに違いない」と思い、結局そうでした。えーー!? 肩すかし。こんなの映画やミステリーにスレた観客なら、ほとんど気付きますよ。 宣伝があんな風にあおらなければ、それなりに驚くかもしれませんが・・・。 なんせ『シックス・センス』級の映画史上に残る仕掛けみたいに言われてたもんで、小生は「主人公が実は宇宙人」とかのムリな大ワザまで考えておりましたから(笑)。
それにしてもスコセッシの長期不調は継続中で、思うに『グッドフェローズ』('90)以来20年もいい作品を撮ってないんじゃないですか?(あ、傑作ドキュメンタリー『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』('08)は別ですけど) 大江戸の好みから言うと『アフター・アワーズ』('85)以降四半世紀も不振続きってことです。ある意味スゴイことです。 なんでディカプリオなんかと組んでいるのかも不思議でたまりません。
それと意外なことに気が付きました。ミシェル・ウィリアムズはアメリカの仲里依紗だっ!(顔がね)
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コメント
今夜から新ドラマ始まりますね♪
投稿: 仲里依紗の画像 | 2010年4月23日 (金) 16時36分