「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」とゼブラショップ
『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』、観ましたよ。前作『ZEBRAMAN』の特撮ヒーローものにオマージュを捧げたチープな脱力感からパワーアップして、サイバーパンクなアメコミ・ダークヒーロー風味を漂わせています。まあ、そのカッコよさの源は一にも二にも仲里依紗演じるゼブラクイーン(およびブラックゼブラ)の大奮闘。予告編やらPVやらで接するにつけ、大江戸の期待はヒートアップしていましたが、大画面で拝むともうヤバイヤバイ! 日本映画史上、これほどダークでカッコイイ女性キャラってのは初めてでは? 彼女のパフォーマンスのカリスマ的魔性、十分アーティスト(音楽の)としても通用しそうです。恐るべき20歳(しかももう一つの顔はメガネちゃんだし)です! PVシーンは三池監督とは別の方が手がけたようですが、まあそうでしょうね。見事な出来です。そしてこのゼブラクイーン(ブラックゼブラ)をクリエイトし、成立させた多くのプロフェッショナルたちの存在も想像できて、その仕事にも感銘を受ける小生です。
映画全体の出来は、まあ前作よりやや上かなって程度ですけど、 本作の場合は映像やディテールを楽しむ作品になっていますからねえ。前作以上に“THE カルト・ムービー”って感じです。ゼブラーマンやゼブラクイーンをはじめ、ゼブラ縞のムンクの叫びみたいなマスクをかぶったゼブラシティの警官に至るまで衣装、ヘアメイク、セット、プロダクションデザインが秀逸です。それぞれに従来の日本映画を超えたプロの仕事をなさってます。ガダルカナル・タカ演じる市長なんかアイメイクと帽子で『時計じかけのオレンジ』だもん。そういえばあの作品も未来都市の暴力ってことで、本作とつながりますね。
で、渋谷PARCOパート3に期間限定(~5/12)でZEBRA SHOPがオープンしているというので寄ってみました。客層をケアして、メインの位置のパネルがイケメンさんたちですね。ジャケットやパーカなどのアパレルから、アクセサリー類、水着まで売ってました。
小生がここで買ったのは「NAMIDA~ココロアバイテ~」c/w「ゼブラクイーンのテーマ」のCD(DVD付)。ハッキリいってDVDの方だけでいいんですけど・・・。
そして「仲里依紗×ゼブラクイーン写真集」(宝島社)。これ743円(+税)ってのはお買い得ですよ、絶対。後半はゼブラクイーンの妖艶さとはうって変わった、キュートな里依紗ちゃんのオフショット(「ヤンメガ」の撮影風景など含む)です。本の束(つか)を見ると前半と後半できっぱり黒と白に分かれてます。
で、こんなお買い物袋に入れてくれました。すごーい。でもほとんど持ち歩けないぜ。てへっ。
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コメント
ゴールデンウィークお疲れ様でした。
ここの博物館は訪問済みですか?
http://www.yamada-ueda.com/
面白かったです。
投稿: きかんぼう | 2010年5月 5日 (水) 18時48分
おすすめに従ってやってみました。 8日に劇場版新作公開、15日にスペシャル版新作TV放映ですか・・・きっと、どっちがテレビだ映画だとかいうことなく、おんなじようなもんなんだろうなあ。それが「トックリ」いや「トリック」の魅力。
投稿: 大江戸時夫 | 2010年5月 5日 (水) 23時46分