« はじまっちゃいましたね | トップページ | 「アイアンマン2」:役者が生きてグッドジョブ »

2010年6月13日 (日)

「アウトレイジ」:残忍だけど面白い

映画「アウトレイジ」を観ましたが、いやー面白い。北野映画史上、単純な面白さではピカイチでしょうね。逆に言えば、アート性は影を潜めているので、よくこれがカンヌのコンペティションに入ったものだと思っちゃいました。 「全員悪人」というナイスなコピーの通り、ヤクザ同士の抗争で人が死ぬ死ぬ、どんどん死ぬ。さあ誰が生き残るでしょー?って感じ。

(以下ややネタバレあり)結局生き残ったのは、凶暴そうなコワモテタイプではなく、インテリヤクザ風だったりビジネスマン風だったりでしたね。北野らしいと言えるでしょう。 それにしても暴力ショーとか殺人ショーとでも呼べるほど、残忍な見せ場が次々と現れ、スプラッターやスラッシャーの如くに、だんだんそれを期待してしまう自分がコワイっていうような映画です。そこらへんも北野らしいです。 石橋蓮司、痛そうでしたねー。『殺し屋1』における寺島進と同じくらいヒデー目に遭った人に認定してさしあげたいです。椎名桔平はスタイリッシュにヒデー目に遭ってました。 それにしても誰も彼もが「次は我が身」。いやはや恐ろしい世界です。

新宿のミラノ座(ミラノ1)で観ましたが、今やこのビルの4館のみとなってしまった歌舞伎町の元・映画街に残る灯を消さないでいただきたいと思います。今や(たぶん)都内で1館だけのキャパ1000人超の映画館なのですから(1064名)。シネコンもどこそこも座席指定の昨今、ふらりと好きな席に座れる自由席制ってのも貴重ですし。いつも余裕で座れますし。 応援の気持ちを込めて、小生は最近できるだけミラノで観てあげるようにしているので、皆様もよろしくね。

|

« はじまっちゃいましたね | トップページ | 「アイアンマン2」:役者が生きてグッドジョブ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/42098/35229196

この記事へのトラックバック一覧です: 「アウトレイジ」:残忍だけど面白い:

» [映画『アウトレイジ』を観た] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭]
☆面白かった。  ヤクザカーストの中で、上流の思いつきで翻弄される下層組織に始まり、そのシステム自体が崩壊していく物語。  そこには、ビートたけしらしい、バイオレンスとおとぼけと間(ま)が厳然とあり、  観る者は、シェイクスピアとコントが紙一重であることを知る。    ◇  あまりにも生々しい「痛い」暴力描写が続き、たけしが自信満々で持っていったカンヌ映画祭では賛否両論が巻き起こり、賞は逸している。  しかし、私にとってのカンヌとは、D.リンチの『ワイルド・アット・ハート』や小栗康平の『... [続きを読む]

受信: 2010年6月18日 (金) 09時22分

» アウトレイジ [だらだら無気力ブログ]
ヨーロッパなどで評価が高い「世界のキタノ」こと北野武監督が、 欲と裏切りが渦巻くヤクザ社会を描いたバイオレンス群像劇。 登場人物全員が悪人で、報復の連鎖の中で生き残りをかけて闘う男達の 生きざまを描く。 主演の巨大暴力団組織内の下部暴力団の組長をビートたけ..... [続きを読む]

受信: 2010年6月19日 (土) 00時51分

» アウトレイジ [Akira's VOICE]
命を大切にしやがれってんだ,この野郎!   [続きを読む]

受信: 2010年6月19日 (土) 10時30分

» 映画「アウトレイジ」三浦友和のひとり勝ち [soramove]
「アウトレイジ」★★★☆ ビートたけし、椎名桔平、加瀬亮、國村隼、三浦友和出演 北野武監督、109分、2010年6月12日公開、2010,日本,ワーナー・ブラザース、オフィス北野 (原題:アウトレイジ)                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「北野作品はいくつか見てるが この映画が一番面白かった、 面白いというと語弊があるな、 これは凄く痛い映画だった、 作品としてまとまった印象がある... [続きを読む]

受信: 2010年6月23日 (水) 07時23分

» 『アウトレイジ』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「アウトレイジ」□監督 北野武□キャスト ビートたけし、三浦友和、椎名桔平、加瀬亮、國村隼、石橋蓮司、小日向文世、杉本哲太、北村総一朗、塚本高史、中野英雄 ■鑑賞日 6月20日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)<感想>  『その男、凶暴につき』複数版、みんなワルで凶暴だった・・・。 久しぶりのバイオレンスタッチな北野監督作品だったが、ストーリーはありきたりの感じ。 TVサイズの2時間スペシャルってところ... [続きを読む]

受信: 2010年6月25日 (金) 08時16分

» 「アウトレイジ」感想 [狂人ブログ ~旅立ち~]
 いまや自他共に認める、日本を代表する映画監督「世界のキタノ」こと北野武。その最新作は、登場人物全員が悪役のブッチギリヤクザムービー。 些細ないざこざに端を発するチンピ... [続きを読む]

受信: 2010年6月29日 (火) 21時11分

» アウトレイジ [映画的・絵画的・音楽的]
 カンヌ映画祭での受賞は逃しましたが、話題性たっぷりということで、北野武監督の『アウトレイジ』を吉祥寺バウスシアターで見てきました。 (1)この映画は、北野武率いる弱小ヤクザ組織大友組が、上の大組織(北村総一朗率いる山王会本家と、その下の國村隼率いる池元組)から無理難題を吹っ掛けられ、そればかりか石橋連司率いる村瀬組も絡んできて、ついには解体させられてしまうというよくあるヤクザ抗争物といえるでしょう。  組の名前と組同士の関係、誰がどの組に所属しているのかさえ把握してしまえば、今回の北野作品はとて... [続きを読む]

受信: 2010年7月 1日 (木) 07時12分

« はじまっちゃいましたね | トップページ | 「アイアンマン2」:役者が生きてグッドジョブ »