ランチパックの「ハムカツ」
ヤマザキ・ランチパックの『ハムカツ』です。ブルドックソース使用です。ブルドックソースって、「ブルドッグ」じゃないんですよね。なぜ「ブルドック」なのか?「人間ドック」→「牛(bull)ドック」なのか?「牛の医者(Bull Doc.)」なのか?? まあ「フジフイルム」が「フィルム」じゃなくて「フイルム」だってことや、「キヤノン」が「ャ」じゃなくて「ヤ」だってことに通じるものがあるような気もいたします。
ハムカツは薄いのをもって本格とする--という大江戸の論理からいえば、これは本格です。やはりチープなところにハムカツの神髄は宿ります。なので、この薄さ、そこにソースたっぷりでマヨネーズやマーガリンも使っているとなれば、無敵です。
だけど、でも、パンが・・・上等過ぎます。ご存じランチパックのパンって上質な耳なし食パンで、その真白きふかふか感って上品すぎて、ハムカツのチープさにマッチしないのです。あたかも「荒れた学園に育ちの良いお嬢様がまぎれ込んだ」ような、「貧乏長屋にお姫様が取り残された」ような、「汚い立ち呑み屋にキュートなアイドル」って感じで・・・。 それでは例えとして主体と客体が間違っていると言うのなら、「5年間履き古したサンダルをエルメスのスカーフで包んだ」ような、あるいは「2週間前の少年ジャンプをグッチのバッグに入れた」ような感じでしょうか。 ここはやっぱり食パンのグレードを下げないといかんですねって、それだとランチパックにならないのでしょうけど。
ちなみに『鹿児島県産黒豚メンチカツ』は上質感を期待させるネーミングでしたが、かなりガッカリです。大したことないっす。
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