「きな子 ~見習い警察犬の物語~」と夏帆
映画『きな子 ~見習い警察犬の物語~』は、夏帆ちゃんを見る映画になってましたね。「犬映画」よりは「アイドル映画」としての比重が高かったのが、小生としては嬉しいサプライズでした。
話全体として(実話がベースだそうですが)百回も見たことがあるような、平平凡凡としたルーティーンばなし。掘り下げも甘く、演出も実に「普通」に描いてます。それを別に犬好きでも無い小生がそれなりに楽しく観通せたのは、もちろん「夏帆力」によるものであります。本作ではクロースアップも多く、まさに主演女優でした。 彼女も19歳になったわけですが、相変わらずの童顔。常にすっぴんに近いナチュラルメイクですし、十八番のポカン顔やポカン口も健在。ポカン時の目の表情とか、やや厚めの下唇とか、なんだ、若い頃の裕木奈江によく似てるじゃありませんか。 役柄的にも『天然コケッコー』以来のハマリ役では?ってほどに、ステキでした。
それにしても実際のきな子ちゃんは、6回も試験に落ちていまだ挑戦中ということで、ラストなんかは苦しいところですね。
作品になんとなく松竹の匂いがありました(犬じゃなくても嗅ぎ分けられるほどに)。この時代で、シネコンのスクリーンで観て、監督がTV畑の人でも、そして松竹1社ではなく製作委員会方式であっても、ちゃんと出てくるんだよねー、松竹カラーって。
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