「フローズン」のような目にだけは遭いたくない!
映画『フローズン』はアイディア一発勝負の低予算ノー・スター映画ってことで、数年前に公開された『オープン・ウォーター』を思い出させます(その続編の『オープン・ウォーター2』もね)。あちらがダイビング中に手違いでサメの泳ぐ海に取り残された夫婦の恐怖なら、こちらはスキー・リフトに乗ったまま置き去りになってしまった男2人+女1人の恐怖を描きます。広告コピーも「もう海には行けない。」に対して、「もうスキー場には行けない。」ですもん。モロですね。
もう予告編見ただけで、いやチラシ読んだだけでどういう映画かわかってしまうのですが、それでも観たくなってしまうんですよね。ある種のこわいもの見たさかしらん。いや、この手の映画には時々すごい拾いものが混ざってるからなのかも知れませんね。スピルバーグの『激突!』みたいな。
リフトが止まっちゃってからは、まあ普通に予想がつくような展開。しかも翌日になってからは、けっこう長々とどうでもいい話をくっちゃべったりして冗慢。やはりこれだけのアイディアでは1時間程度にしかならないのかっ! まあ滅多に見られないほど痛そうな怪我の描写とか、滅多に見られないほど悲惨な死に方が見られたりするので、それだけでも良しと(何が?)しなければならないでしょうかね。 ラストもあまりにも工夫が無くて、何の感興も沸きません。 それよりも寒いのに弱い小生しては、その寒さ地獄を思っただけで泣きたくなります。館内の冷房もそこそこ効いてて、効果十分です。冬場に暖房の効いた館内では、こうはいきませんから。
とにかく、こんな目には遭いたくありません! スキー嫌いで良かった。
| 固定リンク
コメント