歌舞伎座の解体
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今さらですが、先日『利休にたずねよ』(山本兼一)を読みました。2009年の直木賞受賞作ですね。いやー、さすがに評判通り面白い。 千利休の切腹から始まり、徐々に年代を遡るスタイル(映画ですと『ペパーミント・キャンディー』とか『アレックス』とかがありましたけど)。しかも章ごとに異なるメイン人物(秀吉だとか古田織部だとか石田三成だとか・・・)を通して、利休を描き出していきます。 その描写の中で、利休にまつわる有名なエピソードの数々が出てきますし、「ああ、あのエピソードをこう解釈したわけね。」とか「ここは、こうきたか。」とか、利休好きにはたまらないくすぐりが随所に現れます。大江戸は利休関係の本をけっこう読んでるプチ・マニアなのですが、まあ知ってれば知ってるほど面白いですよね。 しかも全編を貫く大きなフィクションを用意してまして、そこから立ち上るロマンティシズムの視点から利休の生涯と仕事を分析する手つきの鮮やかさがたまりません。 力作であり、秀作であります。
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『十三人の刺客』は、日本映画久方ぶりの大チャンバラ映画として、凄まじいパワーを放っています。工藤栄一監督による1963年東映作品(モノクロ)も観ていますが、三池作品と比べると随分サッパリした印象です。
今回のリメイク版の方は、「三池崇史にしては抑えた描写」で、風格さえ湛える作品に仕上げた感がありますが、それにしてもところどころ覗く三池らしい口当たりの悪さには「ああ、やっぱりね」と妙に納得してしまいます。 切腹や極悪殿様が死体を切り刻むあたりは、直接描写こそないものの「音」が異様にリアルでした。また両手両足を切り落とされ、舌も抜かれた女の件りは、ほとんど『インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~』(三池作品)の世界でしたね。 そもそも時代考証にリアルに、女の人を「眉抜き、お歯黒」にしてるだけで、えれー不気味で嫌な感じですもん。
でも「三池には大きな予算で撮らせちゃいかん。失敗するから」ってのが小生の持論だったのですが(『妖怪大戦争』とか『ヤッターマン』とか)、今回はうまくいきました。実にパワフルで、クライマックス(公称)50分に及ぶ大戦闘シーン(実測したら約40分)の徹底的な大チャンバラの凄まじさに、見終えるとドッと疲れます。
役所広司の、主役にふさわしい堂々たる芝居。対する市村正親の、複雑さを湛えた芝居。伊勢谷友介の、トリッキーな変化球芝居。伊原剛志の、強靭な日本刀を思わせる芝居・・・とアンサンブルも申し分なく、松方弘樹の時代劇の伝統を背負った殺陣の速さと見事さには感嘆しました。レベルが違うんです。松方さん、もう68歳なのに!
稲垣吾郎はちょっと残念。この極悪非道の殿様役は、もっと強く狂気を出すか、逆に全く感情も何もないかのような芝居をすれば、役者としてはとってもおいしい役なのに。ちょっと中途半端でした。
(観た人にはわかる話) 岸部一徳の件りと最後の伊勢谷友介の件りに関しては、まあ三池らしいすっとぼけた笑いではあるのですが、あまりといえばあんまりなので、作品のトーンをそこだけぶち壊しています。まあ、そこらへんがまた三池らしさでもあるのですけれど・・・。
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映画『悪人』は評判通りクォリティの高い、今年の日本映画を代表する1本でした。演出、脚本、美術、撮影、音楽、演技などあらゆるパートが、レベルの高い仕事を見せています。風格さえ感じさせる作品でした。
原作は朝日新聞夕刊連載時に読んでいたのですが、どうにも連載小説のブツ切れ感および束芋の挿絵が、この作品と合っていないように思えて、どうもノレなかったことを記憶しています。映画も原作に忠実ですが、2時間19分を密度高く見せ切ります。
やっぱりふかっちゃんですよねー。モントリオール映画祭の最優秀女優賞も納得の演技でした。ツマブッキーも頑張ってたし、柄本さんや希林さんがあれぐらいできるのはわかってます。むしろ、いつもの「柄」をかなり崩した満島ひかりや岡田将生を賞賛したい気持ちがありますが、やはりここは深津絵里です。この、地味な暮らしを淡々と送る女性の心情とその変化を、見事に体現しました。過剰になることなく、不足することもなく、ホクロやシワや髪の毛までが、繊細に演技をしていることの凄さ。まあ、小生はつきあいが長いので、これぐらいはできるってこと、わかってますけど。
とにかく他のキャストに較べると、「もう一歩深い所にいる」スーパー・レベルの芝居だってことがわかります(舞台『春琴』とかも、このレベルに達した芝居だと思います)。相変わらず、声がいいなあ。
「誰の内にも善と悪がある」とかよりも、本作で一番浮き立ってくるのは「平平凡凡な日常の半歩先に、“何か”が待ち構えている。誰もが、突然それに足をすくわれたり、引きずり込まれたりする可能性が十分ある」ってこと。何もそれは特別なことじゃなくって、被害者も加害者も、明日のあなたであり私であるということです。
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8月に出た綿矢りさの『勝手にふるえてろ』、読みました。文字大きいし、行間広いし、嵩高(かさだか)紙だし、文章易しいし、160ページほどだしで、あっという間とは言わないけど、パパッと読めちゃいました。
うーん、チャレンジングだった『夢を与える』の凄味に較べると、かなりの肩すかし感で、アレレ? まあ元の路線に戻ったと言えば言えるのでしょうが・・・、いや、元よりもライト・ノベル感が強いですね。まあ悪いとは言いませんが・・・、綿矢さん自身この主人公のように、いろいろ壁にぶつかったり悩んだりってことなのでしょうか。なにせ26歳っていう同い年の設定ですし。この主人公も相当迷走していましたが、綿矢さんも迷走中なのかなあ(でもTVドラマの原作にはピッタリな感じですけど)。
それにしてもなぜこのタイトルなのか? 作中1か所だけ「勝手にふるえてろ」って出てくるけど、エンディングからはだいぶ前の重要度の低そうな所にさりげなく、なんですよね。話全体の方向性とも関係ないし。へんなの。
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昨日は8月1日以来久々の平塚競技場。湘南vs.川崎の神奈川ダービー。今年はずっとバックスタンド側だったのですが、気分を変えてメインスタンド側1ゲートの自由席。神奈川県内ということで、フロンターレのマスコット「ふろん太」君(イルカね)もやって来て、キングベルと共演です。
試合は圧倒的な力の差を感じさせる内容で、1-6の完敗。ジャーンや臼井が欠場中とはいえ、ここまで崩壊せんでも・・・。それにしてもフロンターレの激しいチェックとボールへの執念に、前半はみんなビビッてパニックになってました(情けない)。
後半は少しサッカーらしくなり、押してる時間帯も多かったものの、ペナルティーエリアで仕事できる選手がいなくて(そこが川崎との一番の違い)、フィニッシュに至りませんでした。後半から入ったヴァウドはチャンスをつぶしまくり、ミスが多く、もう今シーズン出してもらえないのでは・・・。野澤のファインセーブの数々が無ければ、10点ぐらい入ってたような試合でした。
さてさて明るい話題としてはベルマーレ・クイーン(&マーメイド)。試合前、バズーカ砲でプレゼントをスタンドに打ち込むイベントをやっていたのですが、選手の練習時間が来てしまい、あわててトラックを走って戻る姿がコレ。ちょっと笑えます。ベルマーレ女子陸上部の趣き。トップは聖夏ちゃん(若さの勝利でしょうか)! それともこれが、神奈川ダービー??
ハーフタイムにはメインスタンドの方でバズーカを発射してくれました。
そして最後には勢揃い写真も撮らせてもらいました。
惨敗のヘコみもこの笑顔によって癒されるってもんです。でも、マジでJ2に落ちたら見られなくなっちゃうんじゃないかなー。頼んます!「百折不撓」(まあ「七転び八起き」の拡大版ですね)の幟にかけて。
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(注:ネタバレあり) テレ朝『熱海の捜査官』終了しましたね。回を重ねるごとに『ツイン・ピークス』色も増していきましたが、いやはやある意味驚愕の結末です。最後に来て、『ツイン・ピークス』が『ツィゴイネルワイゼン』(鈴木清順)になってしまいました。生きている人は死んでいるようで、死んでいる人は生きているようで・・・。そういえばバスが入り込んで行くのが鎌倉の切り通しみたいな風景でしたが、あそこは『ツィゴイネルワイゼン』でも冥界の入口みたいな使われ方をしてましたもんねえ。東京事変の曲に乗ってエンドロールが出てからラスト・ショットまでは「おお」という感じで、そのぶっとんだ凄さにドキドキしました。
まさにカルト・ドラマです。これから何年たっても語り継がれていく怪作でしょう。ホント凄い地点まで行っちゃいました。これだけのモノを作りながら、三木聡流のゆるーい笑いや小ネタを突っ込み続けたあたりもまた凄いことです。
でもテレ朝やネットの世界には「わかんねーぞ!」的な抗議の声が多数寄せられていたりするんだろーな。きっと。
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映画『ハナミズキ』は今どき珍しいほどベタベタなラブストーリー。むしろメロドラマ。約10年にわたる愛の軌跡を、正攻法で綴ります。でもねえ、映画としてはかなり平凡な出来になってしまいました。 王道的な展開からはみ出すことなく、つまり意外性も妙味もなく最後まで進行します。 それでも演出の手腕とか役者の輝きとかがあれば、結構良い作品に仕上がるものなのですが、うーん、ちょっとねえ。まあ「死病もの」でないあたりが救いなのですが・・・。
新垣結衣は不安そうな顔や悲しそうな顔や仏頂面してる時と、歯を見せたガッキー・スマイルでニコッとした時との落差が大きいですよねえ。
いつも笑っていて欲しい人です。高校生からNYのキャリアウーマンまでを演じてましたが、NYのシークェンスは英語しゃべらなきゃいけないもんで、なんか「いっぱいいっぱい」な感じでした。年相応で似合っていたシューカツの場面とかは短かったしねえ。
薬師丸ひろ子がガッキーの母親ってのも、顔の系統違いますよねえ。肌の色も黒と白だし。薬師丸さん、『今度は愛妻家』の時はかなりいい感じで久々に素敵だったのに、本作ではメイクや皺がかなりイタイ感じでした。うーむ。
向井理が出てるのは、水木しげる→ハナミズキっていう「ミズキつながり」でしょうか??
全編を通して何度も出てくるハナミズキの木が、妙に造花っぽかった(そう見えた)のも残念でした。
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映画『Mr.Children / Split The Difference』が2週間の限定公開中で、連日満席が続いているようですが、やっと行きました。前売券なしの全席2,000円均一。前日予約で新宿ピカデリーの最前列をやっと押さえました。
割とおとなしくしている今年のミスチルの姿を追ったドキュメンタリー。曲作りやレコーディング、そしてこの映画のための少人数ライヴ。 曲目はまあポピュラーですが、渋目と言えば渋目でもあり、まだ音が出来上がっていないスタジオ風景が多いものですから、地味な印象すら与えます。彼ら(小林武史氏を含め)の淡々とした仕事ぶり、口数の少ない穏やかさにより、地味な印象はますます強まります。 映像においても、モノクロ場面が多く、カラーでも「銀残し」的な押さえたトーン・・・これまた地味です。 唯一ラスト近くのグローブ座でのライヴでは「ニシエヒガシエ」のホーンセクション充実アレンジ(ギター抑制)に合わせて、カラーも普通に明るくなります。 まあ、その後のホントのラストでまた地味地味になるのですけど・・・。みんなストイックだよねー(少なくともそう見えます)。
ミスチル映画っていうと'95年の『Mr.Children in FILM : es』がありまして、あちらはライヴ+バックステージの一般的なドキュメンタリーとしてよく出来ていましたが、こちらはちょっと「大ファン」向けって感じで、普通のファンである小生にはちょっと物足りなさも残りました。 それにしても『es』から15年もたったんですねえ。桜井さんも40歳になりました。相変わらずスリムだし、若いです。
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セプテンバー11、銀座三越が増床オープンしましたね。1日で18万人の集客があったとか。その割には、あんまり三越の袋を持った人は見かけなかったですねえ。 売場の作りなどは、まあ経営統合のせいで、かなり伊勢丹っぽいニュアンスも含まれておりました。
ちなみに広告ビジュアルは、ひびのこづえさんの衣装をフィーチャーしたもの(館内にその衣装も展示されていたりしました)ですが、なんだかうっすらふわふわしてて、よくわかりませんね。
目玉はこの9Fテラス。新宿伊勢丹の屋上ガーデンに似通った芝生とウッドデッキ。和光の時計台も目の前やや下に見えておりました。
出世地蔵尊の後ろの壁面は、ご覧のように植物のカーテンが。
そして9F室内部分のゆったりスペースの窓から見えるのは・・・、バーン!と(故)鈴木その子先生の白いお顔です。ある種の絶景です。
ところで、裏手の駐車場入り口の隣にはブルーのバナーのこじゃれたワインショップが。「Fujiki」って書いてありますが、晴海通り沿いにあった藤木酒店が、こんな形で三越の建物に組み込まれて復活オープンしてるのですね。地権の問題とかなんでしょうけど、なんか嬉しいですね。 そういえば旧館と新館の間の洋食店「三河屋」も同様にビルに組み込まれて(けっこうレンガ造りの意匠は残しつつ)復活しておりました。 銀座の街自体も、こうしてまた前進して行くんですね。
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連日ドーナツの話題で恐縮です。クリスピークリームドーナツの新作『アップルパイ』(180円)。期待したのですが・・・うーん、これってそもそも「パイ」じゃないじゃん。シナモンまぶしのイーストドーナツです。表面にホワイトチョコで描いたチェックが「パイ」を表現しているらしいのですが、そう言われてもねえ。
フィリングとして中にリンゴジャムみたいなもんが入ってます。これまたアップルパイの煮リンゴとは違うんで、がっかりな感じ。大したことはありませんでした。
KKDって、オリジナルグレーズド以外はあまりおいしくないもんなー(ミスドのがいいです。安いし)。見かけはいいのが多いんですけど。 やっぱり大江戸が好きなのは、ドーナツプラントでーす(高いけど)。
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日本代表vs.グアテマラ代表の親善試合、結果は2-1で日本の勝利。森本の2ゴールですけど、彼だけで4ゴールぐらい決められただけのチャンスはありました(ハットトリックを意識しすぎたみたい)。3日前のパラグアイ戦から結構先発メンバーをいじってきましたけど、セカンド・オプションとしての良さと悪さが出たと思います。
良かったのは、アピールするぞとばかり、より攻撃的にガンガン来てたこと。 悪かったのは(特に2点取って「楽勝パターン」と思ったのか、個人技で功名心に走ってしまったこと(オシムなら怒るぞ)と、交代選手との連携が悪かったこと(まあ憲剛は別だけどね。彼はやはり素晴らしかった)。 乾は最初のドリブル突破は良かったのに、その後がダメだったなあ、ミスだらけで。香川が活躍したんで、「オレも」と気負っちゃったのかなあ。一方の香川は今日も見事でした。 森本はW杯でピッチに立てなかった悔しさを晴らすかのような素晴らしい動きでした。
楢崎がこの試合限りでの代表引退を宣言したのだそうです。34歳。4大会連続のワールドカップ・メンバー。まあ日本代表としても、確かに後進に経験を積ませる必要がありますもんねえ。
それにしても原監督代行、勝率10割です。不滅の記録かな!?
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深津絵里さまがモントリオール映画祭で最優秀女優賞を見事受賞なさいました! もちろん『悪人』の演技に対してですが、いやー、めでたい。小生にとっては、なんか身内が受賞したような嬉しい、誇らしい気分です。よくやった、ふかっちゃん! この勢いで目指すんだ!初の「キネマ旬報」主演女優賞を!!
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『借りぐらしのアリエッティ』は、短編小説のような、94分の佳品でした。ジブリらしい絵とジブリらしい物語で、新人の米林宏昌監督が手堅くまとめました。 とにかく庭や小さな世界を描いた「絵」が気持ち良く、人間の世界のスケールと小さな世界のスケールの対比に、見事な職人的技巧を感じます。ティーポットの口から注がれるお茶が、ああいうスケールの“1滴”になっている描写!
洗濯バサミよりも小さいクリップがアリエッティの髪留めになっていたり、待ち針が剣のように腰に差されていたりするあたりも、実にいいです。
(以下ネタバレあり) ラスト近くのアリエッティと少年の場面はなかなかの名シーン。なんだかじわっと胸に迫ります。大げさにではなく、抑制を効かせながら(ああ、あのクリップを髪から外して差し出すあたり・・・!)。 ただ、その時の少年の台詞で、「アリエッティ、君は僕の心臓の一部だ。」ってのが、どうもしっくり来ません。確かに心臓を患っている少年ではあるのですが、これが英語原作だと(おそらく)“You are a part of my heart.”とか言うんでしょう、たぶん。そうすれば“heart”が「心臓」と「心」の両義性を持って、無理なく素敵な台詞として成立するのですが、そこが翻訳ものの難しいところですねえ。
ラストなども実にあっさりした感じですが、小さな世界を描いた「小さな話」の味わいは、決して悪くなかったです。
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W杯後の日本代表初戦、対パラグアイをTV観戦。ザッカローニ監督は就労ビザの関係でスタンド観戦なので、原(博実)ジャパン状態。 おお、森本の1トップとか、香川が左ウイングとか、憲剛と細貝のボランチとか、栗原のセンターバックとか、新鮮新鮮。まあ、長谷部、遠藤、闘莉王らが怪我してるってこともあるんですけど。
ワールドカップでのパラグアイ戦に較べると、親善試合だしホームだしって感じで、日本がかなり攻撃的にやっていました。このリズムが結構良くって、かなりパラグアイを押し込んでいました。まあ、そう言いながらなかなか得点に至らなかったので、ある意味堅守速攻のパラグアイのペースでもあったわけですが、後半中村憲剛のパスから香川が決めました。憲剛のパスも良かったし、何と言っても香川らしい飛び出しが素晴らしかったです。キレキレのドリブルもあったし、香川ノッてます。 後半途中から守備が危うい場面もありましたが(岩政って代表で出るとダメダメですよねー)、きっちり1-0で勝利。2014年ブラジルに向かっての初戦を白星で発進しました。 それにしても松井も本田も一段と自信をつけたみたいで、頼もしかったです。ウッチー、長友の両サイドバックも含め、良いプレイの連続で、本当に楽しみなチームに見えました。まあ先は長いのですけど。ザックさんも「よし!いいぞ」って感じではないでしょうか。
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先日、吉野家で新メニューの『牛鍋丼』を食べました。でもこれ試験導入の段階だったんですね。報道によりますと9月7日から全国で販売だとか。 でも都心の店って、ほとんどやってるみたいに見えますけどね。
焼き豆腐が1つ乗ってて、あとはシラタキが入ってるのが、牛丼とは違うところ。肉が少なくて済むので価格を押さえられるわけですが、それにしても安いなー、280円(牛丼・並は380円ですから)。それで、味は吉牛の味ですもん。 吉野家が、すき家や松屋の低価格牛丼に押されたことへの対抗措置として、メンツは保ちながらも合理的に値下げの道を探り当てたってとこでしょう。客単価下がっちゃいますけどねー。
その昔、味が崩れる前の「たつ屋」の牛めしに似てますよね(と言っても、知らない人が多いでしょうが)。
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サッカー日本代表監督が、ようやく決まりましたね。ザッケローニ・・・、欧州サッカーにさほど詳しくない大江戸としては正直知らなかったです。これでしばらくたつと「AERA」の見出しで「フザッケローニ」とか言われちゃうんだろうなー。 なんだか難航していた舞台裏が垣間見られるような人に決まった気がします。原さんも大好きなスペインの方々にはみんなふられちゃったのね。イタリアでも「過去の名将」とか「いい人だけど・・・」的な評価のようですし。果たして4年もつのかしらん。まあ予想を裏切って、結果オーライとなれば良いのですけど・・・。
そういえば日本代表を指揮した外国人監督って、みんな名前が短めなんですよ。オフト、トルシエ、ジーコ、オシム。長くても「ファルカン」程度←その代わり在任期間が短かった(笑)。 まあ「ジーコ・ジャパン」とか「オシム・ジャパン」とか、言いやすいですから。そこいくと「ザッケローニ」、やや長いかなと思ってたらそうでもありませんでした。「ザック・ジャパン」だそうです。なるほどね。
ちょっとカリスマ性が薄そうなので、大江戸としてはテコ入れ策を提案します。トルシエの時のダバディのように、キャラの濃い通訳さんを隣に置いとくのです。 ジローラモでどうだっ!!
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