驚愕の最終回「熱海の捜査官」
(注:ネタバレあり) テレ朝『熱海の捜査官』終了しましたね。回を重ねるごとに『ツイン・ピークス』色も増していきましたが、いやはやある意味驚愕の結末です。最後に来て、『ツイン・ピークス』が『ツィゴイネルワイゼン』(鈴木清順)になってしまいました。生きている人は死んでいるようで、死んでいる人は生きているようで・・・。そういえばバスが入り込んで行くのが鎌倉の切り通しみたいな風景でしたが、あそこは『ツィゴイネルワイゼン』でも冥界の入口みたいな使われ方をしてましたもんねえ。東京事変の曲に乗ってエンドロールが出てからラスト・ショットまでは「おお」という感じで、そのぶっとんだ凄さにドキドキしました。
まさにカルト・ドラマです。これから何年たっても語り継がれていく怪作でしょう。ホント凄い地点まで行っちゃいました。これだけのモノを作りながら、三木聡流のゆるーい笑いや小ネタを突っ込み続けたあたりもまた凄いことです。
でもテレ朝やネットの世界には「わかんねーぞ!」的な抗議の声が多数寄せられていたりするんだろーな。きっと。
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コメント
『だいたいわかりましたよ』と言ってるわりにはわかっていないのはドラマどおり?ですが、「H」って誰だろうとむしろ気になってしまいました、というわけでブブーッ!はずれでした、の明石でした。
投稿: エッチではありません | 2010年9月19日 (日) 14時41分