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2010年9月15日 (水)

「ハナミズキ」、ちょっと残念

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映画『ハナミズキ』は今どき珍しいほどベタベタなラブストーリー。むしろメロドラマ。約10年にわたる愛の軌跡を、正攻法で綴ります。でもねえ、映画としてはかなり平凡な出来になってしまいました。 王道的な展開からはみ出すことなく、つまり意外性も妙味もなく最後まで進行します。 それでも演出の手腕とか役者の輝きとかがあれば、結構良い作品に仕上がるものなのですが、うーん、ちょっとねえ。まあ「死病もの」でないあたりが救いなのですが・・・。

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新垣結衣は不安そうな顔や悲しそうな顔や仏頂面してる時と、歯を見せたガッキー・スマイルでニコッとした時との落差が大きいですよねえ。

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いつも笑っていて欲しい人です。高校生からNYのキャリアウーマンまでを演じてましたが、NYのシークェンスは英語しゃべらなきゃいけないもんで、なんか「いっぱいいっぱい」な感じでした。年相応で似合っていたシューカツの場面とかは短かったしねえ。

薬師丸ひろ子がガッキーの母親ってのも、顔の系統違いますよねえ。肌の色も黒と白だし。薬師丸さん、『今度は愛妻家』の時はかなりいい感じで久々に素敵だったのに、本作ではメイクや皺がかなりイタイ感じでした。うーむ。

向井理が出てるのは、水木しげる→ハナミズキっていう「ミズキつながり」でしょうか??

全編を通して何度も出てくるハナミズキの木が、妙に造花っぽかった(そう見えた)のも残念でした。

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» ハナミズキ [LOVE Cinemas 調布]
2004年にリリースされた一青窈のヒット曲「ハナミズキ」をモチーフに、『涙そうそう』、『恋空』のスタッフが贈るピュアラブストーリー。主演は『恋空』、『BALLAD 名もなき恋のうた』の新垣結衣と『人間失格』の生田斗真。共演に薬師丸ひろ子、向井理、松重豊、蓮佛美沙子といった若手とベテランの実力派が揃う。監督は『いま、会いにゆきます』の土井裕泰。... [続きを読む]

受信: 2010年9月15日 (水) 00時19分

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受信: 2010年9月15日 (水) 13時29分

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受信: 2010年9月15日 (水) 13時31分

» ハナミズキ [映画的・絵画的・音楽的]
 今旬な女優の一人である新垣結衣の主演作と言うことで、『ハナミズキ』を吉祥寺に行って見てきました。 (1)ヒットした歌の題名をタイトルにする映画ならば、内容自体は期待しない方がいい、というのが通り相場ですし、旬な俳優の主演作ともなればその感は一層強まります。  この映画もご多分に漏れず、主人公の紗枝を演じる新垣結衣を、どうしたら一番綺麗に格好良く映像として映し出せるのか、を専らの狙いとしているように見受けられます。  とすれば、日本では全然就職先が決まらなかったにもかかわらず、どうしてニューヨーク... [続きを読む]

受信: 2010年9月20日 (月) 06時24分

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