「リミット」:絶望的シチュエーション
映画『リミット』、原題は“Buried”(埋められて)ですよ。キャッチコピーは「目覚めたら土の中」ですよ。うわ、いやですねー。こんな絶望的なシチュエーションはありません。 以前『SAW ソウ』第1作が公開された時のフレーズに「ソリッド・シチュエーション・スリラー」ってのがありましたが、本作もまさにそうですね。
ワン・アイディアものとしては『オープン・ウォーター』とか『フローズン』とかの絶望感に近いものもありますが、本作は土中の棺の中という、最高にシンプルで極端な設定にも関わらず、それを展開させるアイディアの点ではかなり頑張っています。ジッポー・ライターと(誰かの)携帯電話だけがあって、どこへかけても要領を得ず・・・以降は、なかなか知恵を振り絞らないと書けないホンだと思います。
95分間、棺の中だけ(外部のシーン一切ナシ!)なのに、次から次へと危機が迫り来る展開には感心します。相当な低予算でもありますよね。
(以下ネタバレあり)
ただ、疑問点やツッコミ所も多々あります。ジッポー、熱くなって大変なんじゃないか? とか、すぐ酸素なくなるんじゃないか?とか、(蛇の場面で)あんな所で火をつけたら、煙やら何やらで窒息しちゃうんじゃないか?とか、あんな早口で話したら、イラクのカタコト英語の人は聞き取れないんじゃないか?とか・・・。
やはりラストには「ひえー!」と唖然としながら、笑っちゃいました。そりゃないよなー。 笑ったといえば、「おお携帯があるぞ!やった!」ってんでかけようとしたら、わけのわからんアラビア文字ばかりが出て来た場面、けっこうツボでした。ギャグですよ、コレ。
シネセゾン渋谷のロビーには、宣伝用の棺が置いてありました。曰く「(自己責任において、)ご自由にお入りください・・・・・ ※念のため携帯電話をお忘れなく」だって。
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