番外編<その1>下関(唐戸)の建築
「東京温度」としては“番外編”の扱いとなりますが、先日行って来た山口県は下関の唐戸地区について少々レポート。
まずは重要文化財の「旧英国領事館」を見ようとしたら、現在は長期にわたり保存修理工事のため休館中(平成20年12月末から5年間)で、工事囲いがかかっていました。
で、代わりと言っちゃあなんですけど、こちらの見事な建築が「旧秋田商会ビル」。
大正4(1915)年の竣工だそうですが、何が凄いって、世界最古と言われる屋上庭園があるのです。その上、茶室まであるそうです。ただ屋上は一般には開放されておらず、外側から遠景で望むことしかできません。
で、凄いこと②としては、2階、3階には広い和室があるってこと。この外観で街中なのに・・・、びっくりです。 秋田商会は明治38(1905)年の創立で、木材取引などの商社活動と海運業を営み、台湾、朝鮮半島、満州にも進出した、下関を代表する企業だったそうです。 現在は1Fが下関観光情報センターになっています。
ちなみにお隣は「下関南部町(なべちょう)郵便局」。明治33(1900)年に建てられた下関に現存する最古の西洋建築であり、また現役の郵便局舎としては国内最古のものだそうです。当然ポストはこれでなくちゃね。
そこから徒歩5分ほどの所には「田中絹代ぶんか館」。↓ アールデコ調の、きれいな建
物です。残念ながら時間が無く、中には入りませんでした。
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