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2011年3月24日 (木)

「ランナウェイズ」:チチチチチチチ・・・チェリー・ボム

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映画『ランナウェイズ』、よく作りましたねえ。あの「Cherry Bomb」の、逆に言えばそれ以外はほとんど誰も知らない、ロック史に埋もれてしまっている'70年代のガールズバンドThe Runawaysの物語。まあ、ガールズバンドの草分けとしての価値はあるわけでしょうけど・・・。

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とにかくあのダコタ・ファニングちゃん(16歳になったんだねえ)が、あのシェリー・カリーを演じるってとこが興味の中心。うーん、丸顔の彼女が細長顔のシェリーを演じることの難しさはありまして・・・やはりタイプが違いますよねえ。頑張ってますけど、少しイタイ。逆にジョーン・ジェットの方はピッタリ&ソックリでした。

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でもシェリーが(『ロッキー・ホラー・ショー』のような)コルセット姿で熱唱する「Cherry Bomb」のステージ場面は、やはりこの作品のハイライトでもあるので、なかなかに見せてくれました。いちおうカッコイイです。今、YouTubeで本物を見ましたが、かなり完璧にアクションやら何やらをコピーしております。歌も頑張ってます。

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まさに「セックス・ドラッグ・ロックンロール」を地で行って、破滅すべくして破滅した彼女たち(特にシェリー)でした。ただ、それ以上の掘り下げはなく、あまり出来の良い作品ではありませんが、エンディングの無常感とセンチメントは嫌いじゃないかも。

それよりも何よりもエンドタイトルで、シェリーの母を演じていたのがあの『ペーパー・ムーン』や『がんばれベアーズ』のテイタム・オニールだと知って、それはもうビックリ! 47歳ですって! そうか新旧の元名子役の対決でもあったのですね。

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» ランナウェイズ [LOVE Cinemas 調布]
「トワイライト」シリーズのクリステン・スチュワートとダコタ・ファニングが共演した音楽ドラマ。1970年代に一世を風靡した実在のガールズ・ロックバンド“ザ・ランナウェイズ”の結成から成功、解散までを描いている。製作総指揮には実際にメンバーだったジョーン・ジェットが名を連ねている。監督はフローリア・シジスモンディ。すっかり大人になったダコタ・ファニングに注目!... [続きを読む]

受信: 2011年3月24日 (木) 01時17分

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