「SP 革命篇」:なんだかがっかり
映画『SP 革命篇』、うーん、無駄に長い。TV版を見ていなかった小生にしてみれば前作『野望篇』は、わけわかんないながらもアクションに次ぐアクションで小気味良く見せてくれたので、それなりに面白かったのです。でも決着つけるべき本作は、なんだか議事堂が占拠されてからが長くってねえ。あまり動きがなく、じれったい感じ。
国会議事堂のセットなど美術は健闘しているのに、そこに座っている衆議院議員の先生方のキャスティングが、2/3までは納得するとして、あと1/3ぐらいが手抜きで、どう見ても国会議員に見えません。こういう部分が映画の質や面白さを左右するんですけどねえ。 そういえば、若手エリート官僚たちのいやったらしい描写も、戯画化しすぎでリアリティ薄いっす。 こういうとこしっかりやらないと、大人の映画じゃないですよ。
アクションがそう多くないとは言え、岡田准一のスピードと跳躍と骨のきしむような力の入り方は、やっぱりスゴイですね。 真木よう子はやっぱりこのSP服が妙にピッチリで、何か違和感があるんですよねえ。 香川照之の悪役はだいたいいつもどおりであります。
なんか更に続きそうなラストも「えー??」って感じですね。 『野望篇』は岡田君の映画になってましたけど、『革命篇』は堤真一の映画になっておりました。でも、堤さんも「大義のため」「大義のため」とおっしゃってましたが、なーんだ「私怨」じゃないですか。 風呂敷広げた割には、上手にまとまりませんでした。
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コメント
お久しぶりです。
この話題待っていました・・・
まったくもって『野望編』と比べるとなんだかな~
という感じですね。
大体、」CMで全ての謎がとけるとあったが、一部だけじゃん。
この手法は、『アンフェア』の時と一緒じゃん。フジテレビの所為なのか。次作狙いかよ。と、うがった見方になってしまいます。
チッ、という感じでしたね。
投稿: きかんぼう | 2011年4月19日 (火) 00時15分